「ファイルブラウザ」、「ライブラリ」、または「インスペクタ」とキャンバスの間のプロジェクトパネルには 3 つのリストがあり、それぞれからプロジェクトの異なる側面にアクセスできます:
これらのパネルは、単にプロジェクト内の項目をリスト表示したものではなく、イメージレイヤーの重ね順や、オーディオ設定、ソースメディアの設定など、モーション・グラフィックス・コンポジションの主な属性を整理できます。
「ウインドウ」>「プロジェクトパネルを表示」と選択します(または F5 キーを押します)。
キャンバスの下部にある「プロジェクトパネルを表示/隠す」ボタンをクリックします。
マルチタッチデバイス上で、3 本の指で横にスワイプします。
プロジェクトパネルをしまうと、キャンバスが広がります。
パネルの右端を左または右にドラッグします。
「ウインドウ」>「タイミングパネルを隠す」と選択します(または F6 キーを押します)。
タイミングパネルが隠され、プロジェクトパネルが大きくなります。
プロジェクトパネルの「レイヤー」リストには、プロジェクトで使用しているすべてのイメージレイヤー、エフェクト、マスクの概要が表示されます。「レイヤー」リストの 1 行目には、プロジェクトオブジェクトが表示されます。これを選択すると、プロジェクトのグローバル設定(「プロジェクト」インスペクタにあります)にアクセスできます。プロジェクトオブジェクトの下には、キャンバスに表示されているコンポジションを構成するグループ、イメージレイヤー、およびエフェクトオブジェクトが表示されます。2D プロジェクトでは、「レイヤー」リストでのレイヤーとグループの重ね順によって、キャンバスで前面に表示されるレイヤーが決まります。
リストの項目の階層は、キャンバス上でイメージが別のイメージの前にあるか後ろにあるかなどの位置関係を示しています。カメラ、ライト、リグ、プロジェクトオブジェクトを除くすべてのイメージレイヤーおよびエフェクトオブジェクトは、グループ内にある必要があります。マスク、ビヘイビア、およびエフェクトは、グループまたはレイヤーに適用できます。適用されるマスク、ビヘイビア、およびエフェクトは、適用先のグループまたはレイヤーの下に表示されます。マスク、ビヘイビア、およびエフェクトは、リストでインデント表示されます。
「レイヤー」リストにはいくつかのアイコンが表示され、リンクされているオーディオ、2D/3D の状況、ロックの状況などが示されます。同様に、マスク、ビヘイビア、またはフィルタにより変更されたレイヤーには、各エフェクトのアイコンが表示されます。マスク、ビヘイビア、またはフィルタアイコンをクリックすると、これらのオブジェクトの表示/非表示、およびプロジェクトに対するエフェクトの有効/無効が切り替わります。
プロジェクトパネルが表示されている場合は、パネルの一番上にある「レイヤー」をクリックします。
「ウインドウ」>「レイヤー」と選択します(または Command + 4 キーを押します)。
「レイヤー」リストは列表示で開きます。
「レイヤー」リストには、次のコントロールがあります:
「レイヤー」リストは、作業スタイルやプロジェクト要件に合わせてカスタマイズできます。
「レイヤー」リストに表示されるオブジェクトの行の高さを調整するには、2 種類の方法があります。
ポインタを横線の 1 つに置き、上下にドラッグしてすべての行の高さを調整します。
調整に合わせて、アイコンとサムネールもサイズが変わります。
「レイヤー」リストの一番下にある「調整」ボタン(「追加」ボタンと「検索」ボタンの右にあります)をクリックして、スライダをドラッグします。左にドラッグすると行の高さが低くなり、右にドラッグすると高くなります。
「レイヤー」リストには、グループを追加するコントロールや、プロジェクトからオブジェクトを取り除くコントロールがあります。
プロジェクトパネルの左下隅にある「追加」ボタン(+)をクリックします。
「オブジェクト」>「新規グループ」と選択します(または、Command + Shift + N キーを押します)。
空のグループが、現在のグループの上に追加されます。
メモ: 「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から「レイヤー」リストにファイルをドラッグするときにグループを作成することもできます。詳しくは、「プロジェクトにメディアファイルを追加する」を参照してください。
Control キーを押しながら削除するオブジェクトをクリックし、ショートカットメニューから「カット」または「削除」を選択します。
削除するオブジェクトを選択して、「編集」>「削除」と選択する(または Delete キーを押す)か、「編集」>「カット」と選択します。
オブジェクトが削除されます。この操作によって、キャンバスからもオブジェクトが削除されます。
メモ: 「Motion」環境設定の「一般」パネルで「使用していないメディアを自動管理」を選択解除している場合を除いて、プロジェクトからメディアファイル(読み込んだイメージ、イメージシーケンス、オーディオファイル、QuickTime ムービーなど)を削除すると、ファイルは「メディア」リストからも削除されます。この設定がオフになっていると、メディアファイルは「レイヤー」リスト(およびキャンバス)から削除されますが、プロジェクトの「メディア」リストには残ります。「レイヤー」リストに項目を追加するには、「メディア」リストからキャンバスに項目をドラッグします。
プロジェクトが複雑になった場合、少数の重要なオブジェクトに集中するために一部のオブジェクトを隠すことができます。「レイヤー」リストのフィルタリングは、プロジェクトパネルの左下隅にある「検索」ボタンを使って実行できます。
「検索」ボタンをクリックしてから、表示するオブジェクトの名前を「検索」フィールドに入力します。
「検索」フィールドにテキストを入力していくと、そのテキストを含まないオブジェクトは「レイヤー」のリストに表示されなくなります。リストに表示されなくなったオブジェクトでも、キャンバスには表示されています。
「検索」フィールドの右側にある消去ボタンをクリックします。
「検索」フィールドの内容が消去され、「レイヤー」のリストはフィルタリングしていない状態に戻ります。
「レイヤー」リストの右下隅にあるボタンを使用して、リストのマスク、ビヘイビア、フィルタの表示/非表示を切り替えることができます。
メモ: 「レイヤー」のリストでエフェクトを隠しても、キャンバスでは表示されます。また、エフェクトのパラメータの変更やオブジェクトのオンスクリーンコントロールの操作も可能です。
「マスクを表示/隠す」ボタンをクリックします。
「ビヘイビアを表示/隠す」ボタンをクリックします。
「フィルタを表示/隠す」ボタンをクリックします。
「レイヤー」リストのショートカットメニューから、レイヤーを整理したり操作したりできる追加コマンドにアクセスできます。「レイヤー」リストで Control キーを押しながらレイヤーをクリックし、ショートカットメニューからコマンドを選択します。Control キーを押しながらクリックしたレイヤーに、そのコマンドが適用されます。このメニューには以下のコマンドがあります:
「レイヤー」リストで項目が選択されていない場合は、ショートカットメニューに次のコマンドセットが表示されます:
プロジェクトパネルの 2 番目のリストには、プロジェクトのすべてのメディアファイル(オーディオ、イメージ、イメージシーケンス、QuickTime ムービーのファイル)が一覧で表示されます。このリストの項目は、ローカルのハードディスクまたはネットワーク接続されているハードディスクに残っているソース・メディア・ファイルにリンクされています。適用されたエフェクト(フィルタやビヘイビアなど)や「Motion」で作成されたグラフィックスコンテンツ(マスク、シェイプ、テキストなど)は、「メディア」リストに表示されません。
プロジェクトパネルが表示されている場合は、パネルの一番上にある「メディア」をクリックします。
「ウインドウ」>「メディア」と選択します(または Command + 5 キーを押します)。
「メディア」リストのほかの列を表示するには、「メディア」リストの一番下にあるスクローラをドラッグします。
「メディア」リストの列の見出しについては、「表示メニュー」を参照してください。
「メディア」リストをカスタマイズして、プロジェクトのメディアを整理したり管理したりできます。
「メディア」リストの列を選択して表示したり、隠したりできます。
Control キーを押しながら列の見出しをクリックし、表示する/隠す項目をポップアップメニューから選択します。
リストでチェックマークのある項目は、「メディア」リストに表示されています。チェックマークのない項目は、表示されていません。
列を左または右にドラッグして新しい位置に配置します。
幅のサイズを変更するには、見出し行で列の枠線をドラッグします。
「メディア」リストで、プロジェクトにファイルを追加したり、ファイルを削除したりできます。
プロジェクトパネルの左下隅にある追加(+)ボタンをクリックして、「ファイルを読み込む」ダイアログで追加するファイルを選択し、「読み込む」をクリックします。
「メディア」リストをアクティブにした状態で、「ファイル」>「読み込む」と選択して(または、Command + I キーを押して)、「ファイルを読み込む」ダイアログで追加するファイルを選択し、「読み込む」をクリックします。
Control キーを押しながら「メディア」リスト内をクリックして、ショートカットメニューから「メディアを読み込む」を選択し、「ファイルを読み込む」ダイアログでファイルを追加します。
ファイルが「メディア」リストに追加されます。
イメージシーケンスを読み込むには、「イメージシーケンス」チェックボックスを選択します。このチェックボックスの選択を解除すると、読み込みダイアログで選択したファイルのみが読み込まれます。複数のファイルを選択するには、Shift キーを押しながらファイルをクリックします。連続していないファイルを選択するには、Command キーを押しながらファイルをクリックします。
重要: 「メディア」リストに追加されたファイルは、キャンバスには追加されません。キャンバスにファイルを追加するには、「メディア」リストからキャンバスへファイルをドラッグします。
Control キーを押しながらファイルをクリックし、ショートカットメニューから「削除」または「カット」を選択します。
削除するファイルを選択し、「編集」>「カット」と選択します(または Delete キーを押します)。
メディアが削除されます。キャンバスで使用されていたメディアの場合は、それらのファイルをプロジェクトから削除するかどうかを確認する警告が表示されます。
「メディア」リストのショートカットメニューから、レイヤーを整理したり操作したりできるコマンドにアクセスできます。「メディア」リストで Control キーを押しながら項目をクリックし、ショートカットメニューからコマンドを選択します。Control キーを押しながらクリックしたレイヤーに、そのコマンドが適用されます。
このメニューには以下のコマンドがあります:
「メディア」リストで項目が選択されていない場合は、ショートカットメニューに次のコマンドセットが表示されます:
「オーディオ」リストには、プロジェクト内のオーディオファイルおよびオーディオ(マルチトラックの QuickTime ムービーなど)を含むファイルがすべて表示されます。ファイルごとにオーディオレベルを変更することやプロジェクト全体のオーディオレベルを変更することができます。「Motion」でオーディオを操作する方法の詳細については、「オーディオを操作する」を参照してください。
プロジェクトパネルが表示されている場合は、パネルの一番上にある「オーディオ」をクリックします。
「ウインドウ」>「オーディオ」と選択します(または Command + 6 キーを押します)。
「オーディオ」リストをカスタマイズして、オーディオ素材を管理することができます。
「オーディオ」リストには、ファイルを追加するコントロールやプロジェクトからファイルを削除するコントロールがあります。
プロジェクトパネルの左下隅にある追加(+)ボタンをクリックして、「ファイルを読み込む」ダイアログで読み込むファイルに移動し、そのファイルを選択して、「OK」をクリックします。
「オーディオ」リストをアクティブにした状態で、「ファイル」>「読み込む」と選択して(または、Command + I キーを押して)、「ファイルを読み込む」ダイアログでいずれかのオーディオファイルに移動し、そのファイルを選択して、「読み込む」をクリックします。
6 ファイルがプロジェクト(「オーディオ」リストと「メディア」リスト)に追加されます。
メモ: 複数のオーディオトラックを含む QuickTime ムービーを読み込む場合、「ファイルを読み込む」ダイアログの「ステレオにミックス」を選択して、オーディオトラックが 1 つのファイルを読み込みます。「全トラックを読み込む」を選択して個々のトラックが存在するファイルを読み込みます。
Control キーを押しながらファイルをクリックし、ショートカットメニューの「削除」を選択します。
削除するファイルを選択し、「編集」>「削除」と選択します(または Delete キーを押します)。
ファイルが削除されます。この操作により、ファイルがプロジェクト(「オーディオ」リストと「メディア」リスト)から削除されます。
プロジェクトが複雑になった場合、少数の重要なトラックに集中するためにオーディオファイルを隠すことができます。「オーディオ」リストのフィルタリングは、リストの左下隅にある「検索」ボタンを使って実行できます。表示をフィルタリングする手順については、「レイヤーのリストの表示をフィルタリングする」を参照してください。
「オーディオ」リストのショートカットメニューから、レイヤーを整理したり操作したりできるコマンドにアクセスできます。「オーディオ」リストで Control キーを押しながらトラックをクリックし、ショートカットメニューからコマンドを選択します。Control キーを押しながらクリックしたトラックに、そのコマンドが適用されます。このメニューには以下のコマンドがあります:
リストで項目が選択されていない場合は、ショートカットメニューに次のコマンドセットが表示されます:
各プロジェクトにマスターのオーディオトラックがあります。マスタートラックのコントロールは、「オーディオ」リストの下部(オーディオトラックの下)にあります。マスタートラックのコントロールを使って、すべてのオーディオトラックの最終ミックス出力に影響する変更を行うことができます。たとえば、すべてのトラックの音量を同時に下げたり、すべてのトラックを左または右にパンしたりできます。
マスタートラックはデフォルトでオンになっています。マスタートラックの選択を解除すると、プロジェクトを再生しても音が出ません。また、プロジェクトを書き出す際にオーディオは含まれません。オンにすると、オンになっているすべてのオーディオトラックが書き出しに含まれます。
マスタートラックコントロールの右側にはステレオレベルメーターがあり、すべてのオーディオトラックを合わせたレベルが表示されます。
編集可能な名前フィールドとソロアイコンを除き、マスタートラックには、個別のオーディオトラックと同じコントロールが含まれます。詳細については、「オーディオを操作する」を参照してください。