セルに数式を挿入すると、計算が行われ、その結果がセルに表示されます。数式が含まれるセルは、数式セルと呼ばれます。

たとえば、列の一番下のセルに、その上にあるすべてのセルの数値を合計する数式を挿入できます。数式セルの上にあるセルの値を変更すると、数式セルに表示される合計値が自動的にアップデートされます。

数式では、ユーザが指定した特定の値を使って計算が行われます。たとえば、数値またはテキスト(定数)を数式に直接入力できます。また、表のセルを指定して、そのセルの値を使うこともできます。これは、セル参照と呼ばれます。ユーザが指定した値は、演算子や関数を使って計算されます:

  • 演算子とは、算術演算や比較演算などの演算を始める記号のことです。数式でこれらの記号を使って、実行したい演算を指定します。たとえば、「+」記号では値が加算されます。また、「=」記号では 2 つの値が比較され、それらが等しいかどうかが判断されます。

    • =A2 + 16:  
      2 つの値を加算する演算子を使った数式。
    • =:  
      数式の先頭には常にこの記号を付けます。
    • A2:  
      セル参照。A2 は、第 1 列の 2 番目のセルを表します。
    • +:  
      直前にある値と直後にある値を加算する算術演算子。
    • 16:  
      数値の定数。
  • 関数とは、あらかじめ定義されていて、SUM や AVERAGE などの名前が付けられた演算のことです。関数を使うときは、関数の名前を入力し、名前の後に、その関数に必要な引数を丸かっこで囲んで指定します。引数とは、関数で演算を行うときに使う値のことです。

    • =SUM(A2:A10):  
      SUM 関数を使って特定の範囲のセル(第 1 列の 9 個のセル)の値を加算する数式。
    • A2:A10:  
      A2 ~ A10 の値を参照するセル参照。
操作
参照先

選択したセルの合計、平均、最小値、最大値、および値の個数を瞬時に表示し、必要に応じてこれらの値の算出に使用された数式を保存する

すぐに計算を実行する

選択したセル内の合計、平均、最小値、最大値、個数、または値の積を表示する数式をすぐに追加します。

定義済みの簡易関数を使う

ツールや特定の方法を使って数式を作成および変更する

数式エディタを使って数式を追加する/編集する

数式バーを使って数式を追加する/編集する

数式に関数を追加する

数式を削除する

さまざまな iWork 関数を使う/財務、工学、統計などの関数の使いかたを示す例を参照する

数式および関数ヘルプ

数式にさまざまな種類のセル参照を追加する

数式でセルを参照する

キーボードとマウスを使って数式を作成および編集する

セルの絶対参照と相対参照を使い分ける

数式で演算子を使う

算術演算子

比較演算子

数式またはその計算値を表のセル間でコピーまたは移動する

数式とその計算値をコピーする/移動する

数式や数式の要素を検索する

スプレッドシート内のすべての数式を表示する

数式の要素を検索する/置き換える