セル参照の絶対形式と相対形式を使って、数式をコピーまたは移動するときの参照先のセルを指定します。

セル参照が相対形式(A1)の場合は、数式を移動しても数式は変わりません。ただし、数式をカットまたはコピーしてからペーストする場合、数式セルに対して同じ相対位置を維持するためにセル参照が変更されます。たとえば、C4 に A1 を含む数式がある場合、数式をコピーして C5 に移動すると、C5 のセル参照は A2 になります。

セル参照の行要素と列要素が絶対形式($A$1)の場合は、数式を移動またはコピー&ペーストしてもセル参照は変わりません。行または列要素を絶対形式にするには、ドル記号($)を使います。たとえば、C4 に $A$1 を含む数式がある場合、数式を C5 または D5 にコピー&ペーストしても、C5 または D5 のセル参照は $A$1 のままになります。

セル参照の行要素が絶対形式(A$1)の場合は、列要素は相対形式なので、数式セルとの相対位置を維持するために変更されることがあります。たとえば、C4 に A$1 を含む数式がある場合、数式をコピーして D5 にペーストすると、D5 のセル参照は B$1 になります。

セル参照の列要素が絶対形式($A1)の場合は、行要素は相対形式なので、数式セルとの相対位置を維持するために変更されることがあります。たとえば、C4 に $A1 を含む数式がある場合、数式を C5 または D5 にコピー&ペーストすると、C5 または D5 のセル参照は $A2 になります。

数式セルおよびそれを参照するセルの両方を選択した場合は、セル参照の設定(相対または絶対)にかかわらず、それらを移動しても数式は変化しません。

セル参照の要素を絶対として指定するには、以下の操作を行います:
  • 上記の表記法のいずれかを使ってセル参照を入力します。

  • セル参照の開閉用三角ボタンをクリックして、ポップアップメニューからオプションを選択します。

  • セル参照を選択して、Command キーを押したまま K キーを何度か押してオプションを選択します。