1 つまたは複数のリージョンについて、アレンジメント内のある部分から別の部分に対して選択、削除、または複製できます。実際「カット」、「コピー」、「ペースト」のコマンドは、2 つのプロジェクトのアレンジメント間で利用できます。
リージョンを指定してから、「編集」>「カット」と選択します(または「カット」キーコマンドを使います。デフォルトはコマンド+ X キーです)。
この操作によりリージョンがアレンジ領域から削除され、クリップボードに保存されます。
Option キーを押しながら、コピー先のアレンジ位置にリージョンをドラッグします。
「ハイパードロー」またはオートメーションが有効な場合、コピーするにはリージョン名の領域をつかむ必要があります。
リージョンを指定してから、「編集」>「コピー」と選択します(または「コピー」キーコマンドを使います。デフォルトはコマンド+ C キーです)。
こうすると、選択したリージョンがクリップボードにコピーされます。
バールーラをクリックして、コピー先の再生ヘッド位置を指定します。
「編集」>「ペースト」と選択して(またはコマンド+ V キーを押して)、クリップボードの中身をアレンジ領域にペーストします。ペースト先は、選択したトラックの再生ヘッド位置です。
複数のリージョンが選択されていた場合、リージョン間の相対的な時間位置とトラック位置は維持されます。
コピーしたリージョンは正確な複製ですが、オリジナルのリージョンとは別物です。親のリージョンに変更を加えても、子のコピーリージョンに影響はありません。
もし親リージョンへの変更を子リージョンにも反映させたい場合、「ループ」機能(リージョンのループを作成するを参照してください)を利用するか、リージョンのクローンやエイリアスを作成します(リージョンのエイリアスを作成するを参照してください)。
オーディオリージョンをコピーした場合、新しいリージョンがオーディオビンに自動的に作成されます。新しいリージョンの名前はオリジナルのリージョンの名前と同じですが、連番が追加されています。たとえばオリジナルのリージョン名が「kickingloop」だった場合、コピーのリージョン名は「kickingloop.1」となります。2 つ目のコピー名は「kickingloop.2」、3 つ目は「kickingloop.3」などとなります。
リージョンのペースト先となるトラックを選択し、「編集」>「オリジナルの位置にペースト」と選択します(または対応するキーコマンドを使います)。
コピーしたリージョンが、選択したトラック上でソースリージョンと同じ位置に挿入されます。この機能は、別のトラック上の同じ場所にリージョンをコピーし、別の処理を施したりそのパートを厚くしたりするような場合に便利です。また、この機能はレイヤーのある MIDI パートやソフトウェア音源パートの作成にも適しています。