EnVerb

EnVerb は、独自の機能を持つ、汎用性の高いリバーブエフェクトです。拡散したリバーブテイルのエンベロープ(形状)を自由に調整できます。

Figure. EnVerb window, showing mix, sound, and time parameters.

インターフェイスは、以下の 3 つの領域に分けることができます:

EnVerb のタイムパラメータ

EnVerb には以下のタイムパラメータがあります:

Figure. Time parameters.
  • 「Dry Signal Delay」スライダ/フィールド: 原音信号のディレイを指定します。ドライ信号は、ミックスパラメータを 100%以外の値にしたときに聞き取ることができます。
  • 「Predelay」ノブ/フィールド: 原音信号と、リバーブのアタックの開始位置(初期反射音の開始位置)との時間間隔を設定します。
  • 「Attack」ノブ/フィールド: リバーブがピークレベルに到達するまでの時間を定義します。
  • 「Decay」ノブ/フィールド: リバーブのレベルがピークからサスティンレベルへ降下するまでの時間を定義します。
  • 「Sustain」ノブ/フィールド: サスティンで維持されるリバーブのレベルを設定します。値は、リバーブ信号の最大音量に対する割合(パーセント)で示されます。
  • 「Hold」ノブ/フィールド: サスティンの継続時間を設定します。
  • 「Release」ノブ/フィールド: サスティンが終わってから、リバーブが完全にフェードアウトするまでの時間を設定します。

EnVerb のサウンドパラメータ

EnVerb には以下のトーン・コントロール・パラメータがあります:

Figure. Sound parameters.
  • 「Density」スライダ/フィールド: リバーブの密度を設定します。
  • 「Spread」スライダ/フィールド: リバーブのステレオイメージを制御します。0 %では、モノラルのリバーブが生成されます。200 %では、ステレオベースが人工的に拡張されます。
  • 「High Cut」スライダ/フィールド: 設定された値よりも高い周波数がリバーブテイルからフィルタ除去されます。
  • 「Crossover」スライダ/フィールド: 入力信号を 2 つの周波数帯域に分けて別々に処理するために、その境界として使う周波数を指定します。
  • 「Low Freq Level」スライダ/フィールド: クロスオーバー周波数よりも低い(リバーブ信号の)周波数の相対的なレベルを指定します。多くの場合、このパラメータを負の値にすると、良い結果が得られます。