サンプラー音源の数が増えてくると、サンプラー音源メニューが長くなり、見にくくなってしまいます。サンプラー音源メニューを見やすい状態に保つための、シンプルで柔軟なファイル管理の方法があります。
Finder で新規のフォルダ(たとえば「Basses」というフォルダ)を作成し、このフォルダを希望の「Sampler Instruments」フォルダにドラッグします。
希望の EXS24 mkII サンプラー音源をこの新規のフォルダにドラッグします。
サンプラー音源ポップアップメニューを開くと、フォルダ階層を反映するように変更されたメニューが表示されます。
メモ: サンプラー音源メニューフォルダ内のフォルダ階層を変更した場合は、サンプラー音源ポップアップメニューの「メニューを更新」コマンドを実行する必要があります。
サンプラー音源ポップアップメニューのサブメニューは、EXS インストゥルメントファイルが実際に含まれているフォルダ専用です。それ以外のフォルダはメニューには表示されません。また、「Sampler Instruments」フォルダの外側にある(EXS インストゥルメントファイルが含まれる)フォルダを参照しているエイリアスも、メニューに表示されます。「Sampler Instruments」フォルダそのものをほかの場所(別のドライブなど)に作成し、エイリアスによってサンプラー音源メニューに表示させることもできます。
サンプラー音源をハードディスクにコピーする方法や、プロジェクトで使用されるサンプラー音源をバックアップする方法については、EXS24 サンプラー音源をハードディスクにコピーするおよびEXS24 サンプラー音源をバックアップするを参照してください。
EXS のサンプラー音源は、その音源で使用するすべてのオーディオファイルと一緒にハードディスクにコピーして使用することを強くお勧めします。そうすれば、CD-ROM ディスクや DVD ディスクを入れ替える手間もなく、いつでもすぐにサンプラー音源を使用できます。また、使用目的などに合わせてサンプラー音源をハードディスク上で整理できるという利点もあります。さらに読み込み時間が高速になるため、コンピュータの RAM サイズよりも大きいサンプルをハードディスクから「ストリーミング」できるので、そのようなサンプルでも再生できるようになります。この機能は、光学ドライブには適していません。
サンプラー音源ファイルを「~/ライブラリ/Application Support/Logic」にある「Sampler Instruments」フォルダにコピーします。
サンプラー音源で使用するサンプルを、「Sampler Instruments」フォルダと同じフォルダにある「Samples」というフォルダ内にコピーします。
「現在のプロジェクトで使用されているアクティブな音源のオーディオファイルをすべてバックアップ」キーコマンドを使用すると、(現在のプロジェクトでアクティブなすべてのサンプラー音源に関連する)オーディオファイルおよびサンプラー音源ファイルを指定したフォルダにコピーできます。指定したコピー先に新規のフォルダが作成され、そこにサンプラー音源に関連するオーディオファイルがコピーされます。
この機能を使うと、簡単な操作でサンプラー音源とオーディオサンプルをすべて 1 カ所にまとめることができ、サンプラー音源ライブラリ全体にアクセスできないような場合でも、必要なサンプラー音源とオーディオファイルがすべてプロジェクトフォルダの中に保存されているので便利です。
ヒント: また、プロジェクトの設定で、EXS24 のサンプラー音源とサンプルをプロジェクトフォルダにコピーするように指定することもできます。詳しくは、「Logic Pro ユーザーズマニュアル」を参照してください。