Final Cut Pro X 用のタイトルを作成する
「Final Cut Pro X」で使用するカスタムタイトルを作成するには、「Final Cut タイトル」テンプレートを使用します。
「プロジェクトブラウザ」について詳しくは、「プロジェクトブラウザ」を参照してください。「Final Cut Pro」でのタイトルの操作について詳しくは、「Final Cut Pro ヘルプ」を参照してください。
「Motion」で、「ファイル」＞「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択します（または、Command ＋ Option ＋ N キーを押します）。
「プロジェクトブラウザ」が表示されます。
「プロジェクトブラウザ」で、「Final Cut タイトル」をクリックし、「プリセット」ポップアップメニューからプロジェクトサイズを選択します。
重要： 必ず、Final Cut Pro プロジェクトで使用する予定の最も高い解像度のテンプレートを作成してください。
「開く」をクリックします（または Return キーを押します）。
すでに目的のプリセットを選択済みの場合は、「プロジェクトブラウザ」で「Final Cut タイトル」をダブルクリックすることができます。
テキストレイヤー（「テキストをここに入力」）とプレースホルダのレイヤー（「タイトルの背景」）という 2 つのレイヤーが含まれている、新しい名称未設定の Motion プロジェクトが開きます。
「タイトルの背景」プレースホルダに参照用のイメージを追加して作業をプレビューするには、以下のいずれかの操作を行います：
「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から、イメージをキャンバス内のプレースホルダの矢印の上にドラッグします。ポインタがカーブポインタになったら、マウスボタンを放します。
「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から、イメージを「レイヤー」リスト内の「タイトルの背景」レイヤーにドラッグします。ポインタがカーブポインタになったら、マウスボタンを放します。
イメージは必ず、「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」からプレースホルダにドラッグしてください。イメージを誤って新しいレイヤーに置いた場合、イメージをプレースホルダのレイヤーに移動することはできません。
イメージが「タイトルの背景」レイヤーに追加されてキャンバス内の矢印のグラフィックと置き換わり、プロジェクトと同じサイズでない場合はサイズが変更されます。このイメージは、作成中のエフェクトの結果をプレビューするために使われる一時的なメディアです。これは「Final Cut Pro X」タイトルでは使用されません。
必要に応じてテキストを変更し、アニメーション、フィルタ、テキストビヘイビアなどのエフェクトを追加してカスタムタイトルを作成します。
ユーザはテキストを「Final Cut Pro」で変更できるため、「Motion」でデフォルトのテキスト（「テキストをここに入力」）を変更する必要はありません。「テキスト」インスペクタ、「フィルタ」インスペクタ、「ビヘイビア」インスペクタ、および「情報」インスペクタでパラメータを調整したりアニメートしたりして、印象的なタイトルシーケンスを作成できます。テキストの使いかたについて詳しくは、「テキストを作成する／編集する」および「テキストをアニメーションする」を参照してください。
「Final Cut Pro」のユーザに特定のパラメータの変更を許可するには、アクセスできるようにしたい各パラメータの「アニメーション」ポップアップメニューから「公開」を選択します。
パラメータを公開すると、カスタムタイトルをクリップに追加したときに、ユーザインターフェイスのコントロール（スライダ、チェックボックス、またはダイヤル）を「Final Cut Pro」の「インスペクタ」で使用できるようになります。公開されたパラメータは、「Final Cut Pro」で調整したりキーフレーム設定したりできます。詳しくは、「テンプレート内のパラメータを公開する」を参照してください。テキストパラメータの公開に固有の情報については、「テキストパラメータを公開する」を参照してください。
オプション：作成したカスタムタイトルに満足できたら、テンプレートからプレビューイメージを削除できます。これには、「エフェクトソース」レイヤーを選択してから、「イメージ」インスペクタで「消去」ボタンをクリックします。
一時的なイメージは削除され、テンプレートの「メディア」フォルダには保存されません。詳しくは、「テンプレートファイルとメディアの保存場所」を参照してください。
「ファイル」＞「保存」と選択してから、以下の操作を行います：
保存ダイアログで、テンプレートの名前を入力します。
名前を指定しないと、テンプレートは「Final Cut Pro」の「タイトルブラウザ」に「新規テンプレート」と表示されます。
「カテゴリ」ポップアップメニューでカテゴリを選択します。
独自のカテゴリを作成することもできます。カテゴリは、「Motion」の「プロジェクトブラウザ」と「Final Cut Pro」の「タイトルブラウザ」に表示されます。
必要に応じて、「テーマ」ポップアップメニューでテーマを選択します。
テーマは作成することもできます。テーマは、「Motion」の「プロジェクトブラウザ」と「Final Cut Pro」の「テーマブラウザ」に表示されます。テーマは、テンプレートの分類に役立つメタデータ・タグです。「Motion」の「プロジェクトブラウザ」のテーマとカテゴリについて詳しくは、「プロジェクトブラウザ」を参照してください。
プロジェクト内で使用されていないメディア（「メディア」リスト内のメディアやオーディオのうち、テンプレートで使用されていないもの）を保持するには、「使用していないメディアを含める」を選択します。
「Motion」の「プロジェクトブラウザ」にプレビュームービーを表示したい場合は、「プレビュームービーを保存」を選択します。
「公開」をクリックします。
テンプレートと残りのメディアが保存され、「Final Cut Pro」の「タイトルブラウザ」に書き出されます。
タイトルの背景を作成する
「タイトルの背景」プレースホルダが含まれているタイトルテンプレートを「Final Cut Pro」のメインの「タイムライン」に追加すると、このプレースホルダは無視されます。Final Cut Pro プロジェクトに背景のソースクリップを指定するには、タイトルテンプレートにドロップゾーンを追加してから、「Final Cut Pro」のドロップゾーンにメディアを割り当てます。
テンプレートのドロップゾーンを使うと、「Final Cut Pro X」のユーザは、適用したエフェクトの指定した領域にメディアを配置できます。フィルタ、ビヘイビア、アニメーションなどのエフェクトは「Motion」でドロップゾーンに追加できるため、それらのエフェクトは後で「Final Cut Pro」で追加したクリップに影響します。ドロップゾーンの詳細については、「ドロップゾーン」を参照してください。
「Final Cut タイトル」プロジェクトで、「オブジェクト」＞「新規ドロップゾーン」と選択します。
ドロップゾーンのレイヤー（タイトルは「ドロップゾーン」）が「レイヤー」リストとキャンバスに表示されます。
タイトルを Final Cut Pro プロジェクトに追加すると、「Final Cut Pro」の「インスペクタ」にドロップゾーンのイメージウェルが表示されます。編集者は、このイメージウェルを使って、タイトルの下に表示されるソースクリップを追加できます。また、ドロップゾーンのオンスクリーンコントロールを使って、ドロップゾーン内でソースクリップをパンまたは縮小／拡大できます。詳しくは、「Final Cut Pro ヘルプ」を参照してください。