テンプレートをカスタマイズする/作成する

「Motion」にはテンプレートコレクションが付属していますが、これらをカスタマイズできます。テンプレートを作成することもできます。「Final Cut Pro X」で使用できるテンプレートの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。

テンプレートで作成したプロジェクトをカスタマイズする

テンプレートから新規プロジェクトファイルを開くと、そのプロジェクトは元のテンプレートの複製になります。テンプレートベースのプロジェクトといっても何も特別なことはなく、ほかのプロジェクトのように編集や変更が可能です。

ほとんどのテンプレート、特に自分で作成したテンプレートは、繰り返し作成するプロジェクトのタイトルやグラフィックスの作成プロセスを簡素化するのが主な目的です。たとえば、ニュースやインタビュープログラムのタイトルと画面の下 3 分の 1 の部分、マガジンショーのグラフィックス、繰り返し使われるプログラムで外観は一貫しながらもグラフィックスは各ショーでアップデートする必要があるものなどがあります。よく考えて設計されたテンプレートを使用すれば、主要なオブジェクトを交換し、テキストをシリーズの次のショーに合わせてアップデートするだけで済みます。

テンプレートから作成されたプロジェクトへの変更は、元のテンプレートには影響しません。

メディアを交換する

テンプレートベースのプロジェクトをカスタマイズする最も簡単な方法は、テンプレートで使用されているメディアを、「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」を使用して自分のメディアと交換する方法です。メディアを交換すると、新しいメディア項目がプロジェクトに表示されますが、そのパラメータ値は前にあったメディアが使用していた値と同じになります。さらに、元のメディアに適用されていたフィルタ、マスク、ビヘイビア、キーフレームパラメータは、交換したメディアにも適用されたままになります。

オブジェクトの交換について詳しくは、「プロジェクトのメディアを交換する」を参照してください。

テキストオブジェクトをカスタマイズする

テキストオブジェクトは、「テキスト」ツールを使用して簡単にアップデートできます。テキストオブジェクトの編集は、テキストのフォーマット、スタイル、レイアウトは変更しません。また、テキストオブジェクトに行われる単純な編集は、そのオブジェクトに適用されているフィルタ、マスク、ビヘイビア、キーフレームパラメータに影響しません。

テキストオブジェクトの編集方法について詳しくは、「テキストを追加する」を参照してください。

ビヘイビアとキーフレームを変更する

テンプレートベースのプロジェクトのオブジェクトは、ビヘイビアとキーフレームパラメータを組み合わせてアニメートします。オブジェクトの動きをカスタマイズするために、これらを編集できます。ビヘイビアの変更方法について詳しくは、「ビヘイビアを使う」を参照してください。キーフレームの変更方法について詳しくは、「キーフレームを変更する」を参照してください。

テンプレートのオブジェクト、ビヘイビア、キーフレームを使う

テンプレートのキーフレームパラメータやビヘイビアを自分のプロジェクトで使用したい場合があります。テンプレートベースのプロジェクトを作成し、使用したいキーフレームやビヘイビアを選択してコピーし、自分のプロジェクトにペーストすることができます。

テンプレートで使用されるすべてのグラフィックオブジェクトは、「ライブラリ」の「コンテンツ」カテゴリにあるテンプレートメディアのサブカテゴリに表示されます。使用したいグラフィックスがある場合は、「ライブラリ」で探すことができます。

ドロップゾーン

ドロップゾーンは、クリップをドラッグして Motion テンプレート内のフッテージを置き換えることができる、キャンバス上の領域です。ドロップゾーンレイヤーは、中心に下向きの矢印がある矩形として表示されます。ドロップゾーンのレイヤー名は、ドロップゾーンの中央に表示されます。ドロップゾーンオブジェクトによって定義された領域にドラッグされたメディア項目(イメージまたはフッテージ)は、ドロップゾーンのプレースホルダのグラフィックスを置き換えます。メディアをドロップゾーン上にドラッグすると、ドロップゾーン領域の周囲にハイライトが表示されます。

Figure. Canvas window showing a QuickTime movie being dragged onto a drop zone.

メモ: キャンバスで複数のドロップゾーンが重なっている場合、項目をゾーン上にドラッグすると一番上のドロップゾーンが優先されます。表示機能を使用することで、すべてのドロップゾーンを強制的に表示できます。詳しくは、「ドロップゾーンを表示する」を参照してください。

「Motion」で Final Cut Pro X テンプレートにドロップゾーンを追加すると、Final Cut Pro ユーザが、編集するプロジェクトにメディアを簡単に割り当てることができるようになります。「Final Cut Pro」で使うテンプレートの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。

ドロップゾーンを作成する

ドロップゾーンは、空のドロップゾーンオブジェクトを追加する方法、既存のレイヤーをドロップゾーンに変換する方法のいずれかで作成します。「イメージ」インスペクタで、任意の静止画像またはビデオクリップをドロップゾーンに変換できます。

空のドロップゾーンを追加するには
  1. 「オブジェクト」>「新規ドロップゾーン」と選択するか、Command + Shift + D キーを押します。

    ドロップゾーンレイヤーがプロジェクトに追加されます。

  2. ドロップゾーンオブジェクトの位置やサイズを調整します。

  3. 必要であれば、「レイヤー」リストでドロップゾーンレイヤーの名前を変更します。

  4. 「インスペクタ」を開き、「イメージ」をクリックしてドロップゾーンのパラメータを調整します。

    これらのパラメータの使いかたについて詳しくは、「「ドロップゾーン」パラメータ」を参照してください。

ドロップゾーンを調整するには
  • ドロップ・ゾーン・オブジェクトを選択し、「選択/変形」ツールを使ってドロップゾーンのサイズを変更します。

    Figure. Select/Transform tool.
イメージレイヤーをドロップゾーンに変換するには
  1. ビデオクリップまたは静止画像をプロジェクトに追加します。

  2. 目的の場所にドロップゾーンが表示されるように、イメージまたはクリップの位置やサイズを調整します。

  3. 「イメージ」インスペクタを開き、「ドロップゾーン」チェックボックスを選択します。

    ドロップゾーンのパラメータが表示されます。

  4. 元のイメージをドロップゾーンのグラフィックスで置き換えるには、消去ボタンをクリックします。

    元のイメージがアクティブなドロップゾーンに置き換わります。残りの「ドロップゾーン」パラメータの使いかたについて詳しくは、「「ドロップゾーン」パラメータ」を参照してください。

ドロップゾーンのイメージを変更する

ドロップゾーンにソースイメージを追加した後、ドロップゾーンの境界内でイメージをパンまたは縮小/拡大できます。ドロップゾーンに単色を追加して、イメージのパンまたはサイズ変更により生じる空の領域を塗りつぶすことができます。

ドロップゾーンにイメージを追加するには
以下のいずれかの操作を行います:
  • 「ファイルブラウザ」または「ライブラリ」から「レイヤー」リスト内のドロップゾーンにイメージをドラッグします。ポインタがカーブした矢印に変化したら、マウスボタンを放します。

  • 「ファイルブラウザ」、「ライブラリ」、または「メディア」リスト(「プロジェクト」パネル内)からキャンバス内のドロップゾーンにイメージをドラッグします。ポインタがカーブした矢印に変化し、ドロップゾーンが黄色に強調表示されたらマウスボタンを放します。

  • 「メディア」リストから「イメージ」インスペクタの「ソースメディア」ウェルにイメージをにドラッグします。

  • 「イメージ」インスペクタで、「対象」をクリックして、プロジェクト内のメディア項目をポップアップメニューから選択します。

キャンバス内のドロップゾーンのイメージを縮小/拡大するには
  1. ドロップゾーンを選択します。

  2. 以下のいずれかの操作を行います:

    • キャンバスでドロップゾーンをダブルクリックします。

      「項目を調整」ツールが選択されます。

    • ツールバーで、「項目を調整」ツールを選択します。

    Figure. Selecting Adjust Item tool in the toolbar.

    ドロップゾーンの境界ボックスが点線で表示されます。

  3. キャンバス内の調整ハンドルをドラッグしてイメージのサイズを変更します。

    イメージの境界ボックスが実線で表示され、縦横が均等に縮小/拡大されます。ドロップゾーンのエッジを超えるイメージの部分は、半透明で表示されます。

インスペクタ内のドロップゾーンのイメージを縮小/拡大するには
  1. ドロップゾーンを選択します。

  2. 「イメージ」インスペクタで「調整」スライダをドラッグします。横方向と縦方向の縮小/拡大を個別に調整するには、縮小/拡大の開閉用三角ボタンをクリックして、「X 」と「Y」のサブパラメータを表示します。

キャンバス内のドロップゾーンのイメージをパンするには
  1. ドロップゾーンを選択します。

  2. ツールバーで、「項目を調整」ツールを選択します。

    Figure. Adjust Item tool.

    ドロップゾーンの境界ボックスが点線で表示されます。

  3. ポインタがドロップゾーンのイメージの上に置かれると、「パン」ツールが表示されます。ドロップゾーン内をドラッグしてイメージをパンします。

    イメージの境界ボックスが実線で表示されます。点線はドロップゾーンのエッジを表します。ドロップゾーンのエッジを超えるイメージの部分は、半透明で表示されます。

インスペクタでドロップゾーンのイメージをパンするには
  1. ドロップゾーンを選択します。

  2. 「イメージ」インスペクタで、「パン」パラメータの X および Y の値スライダを調整します。「パン」の開閉用三角ボタンをクリックすると、X および Y の各スライダが表示されます。

ドロップゾーンに背景のカラーを割り当てるには
  1. ドロップゾーンを選択します。

  2. 「イメージ」インスペクタで、「塗りの不透明度」チェックボックスを選択します。

    ドロップゾーンの空の部分が黒で塗りつぶされます。

  3. 「塗りのカラー」ウェルを使用すると、ドロップゾーンの塗りつぶしのカラーを独自に選択できます。

「ドロップゾーン」パラメータ

どのドロップゾーンにも任意のメディアオブジェクトを追加できますが、オブジェクトの寸法がドロップゾーンと同じでない場合もあります。「Motion」には、ドロップゾーンに配置されるイメージがユーザの意図通りになるようにオブジェクトの縮小/拡大、引き伸ばし、位置指定操作を精密に行えるコントロールがあります。

「イメージ」インスペクタには、以下のドロップゾーンコントロールがあります:

  • ドロップゾーン: イメージが選択されているときに「イメージ」インスペクタでこのチェックボックスを選択すると、イメージレイヤーがドロップゾーンに変換されます。

    メモ: Final Cut Pro テンプレート内のドロップゾーンには、「ドロップゾーン」チェックボックスはありません。

  • ソースメディア: このイメージウェルを使って、イメージをドロップゾーンに割り当てます。「レイヤー」リスト、「メディア」リスト、「ファイルブラウザ」、「ライブラリ」からメディア項目をドラッグします。
  • パン: ドロップゾーン内のイメージをパンします。X の値スライダを調整するとイメージが横方向に移動し、Y の値スライダを調整するとイメージが縦方向に移動します。
  • 調整: ドロップゾーン内のイメージを縮小/拡大します。「調整」スライダを使用すると、イメージのサイズが縦横均等に変更されます。イメージの横方向または縦方向のサイズを変更するには、縮小/拡大の開閉用三角ボタンをクリックして、「X 」または「Y」のパラメータを調整します。
  • 塗りの不透明度: ドロップゾーンを縮小またはパンした場合に、「塗りのカラー」ウェルで設定したカラーでドロップゾーンの背景を塗りつぶします。「塗りの不透明度」チェックボックスが選択されていない場合、ドロップゾーン内の空の領域は透明になります。
  • 塗りのカラー: 「塗りのカラー」チェックボックスが選択されていて、イメージが縮小またはパンされた場合に、ドロップゾーンの背景のカラーを設定します。
  • ディスプレイアスペクト比を使用: ドロップゾーンに配置されたメディアのサイズをプロジェクトのアスペクト比に従って変更する場合は、このチェックボックスを選択します。ディスプレイアスペクト比の詳細については、「テンプレートに複数のディスプレイアスペクト比を追加する 」を参照してください。
  • 消去: このボタンをクリックすると、ドロップゾーンからイメージが消去され、下向き矢印のグラフィックスに置き換わります。

ドロップゾーンを制御する

テンプレートの作成時に、誤ってクリップをドロップしてしまわないように、ドロップゾーンを無効にすることができます。後でテンプレートを使用するときに、ドロップゾーンを有効に戻すことができます。

ドロップゾーンのオン/オフを切り替えるには
  • 「表示」>「ドロップゾーンを使用」と選択します。

    ドロップゾーンが有効なときは、チェックマークがメニュー項目の横に表示されます(ドロップゾーンにドラッグしたオブジェクトが受け入れられます)。チェックマークがメニュー項目の横に表示されていないときは、ドロップゾーンは無効です(ドロップゾーンにオブジェクトをドラッグしても無視されます)。

ドロップゾーンを表示する

「Motion」の表示機能を使って、キャンバス上の隠れているドロップゾーンを表示できます。表示コマンドでは、キャンバス内で有効なドロップゾーンが整列表示されます。

プロジェクトのすべてのドロップゾーンを表示するには
  1. 「ライブラリ」または「ファイルブラウザ」を使用して、プロジェクトに読み込む項目を探します。

  2. Command キーを押しながら、項目をキャンバスにドラッグします。

    Figure. Canvas window showing exposed drop zones.

    整列表示では、キャンバス内のオブジェクトが縮小して整列するので、すべてのオブジェクトを確認できます。ポインタをオブジェクトに合わせると、「レイヤー」のリストの名前が表示されます。

    メモ: イメージ以外のオブジェクト(シェイプ、Motion プロジェクト、パーティクルなど)を Command キーを押しながらキャンバスにドラッグすることはできません。

  3. オブジェクトを対象にドロップします。

    オブジェクトがターゲットの場所に入り、キャンバスが通常の表示に戻ります。

テンプレートを作成する

「Motion」に付属しているテンプレートを利用したりカスタマイズしたりする以外に、テンプレートを新規に作成することもできます。テンプレートファイルには、通常のプロジェクトに含まれているものがすべて揃っており、メディアレイヤー、テキストオブジェクト、シェイプ、ジェネレータ、ビヘイビア、フィルタなどが結合されています。

定期的に作成してよく使用するショットのカスタムテンプレートを作成できます。たとえば、ニュースプログラムのタイトルを作成する場合、オープニングタイトル、隙間のグラフィックス、バンパーなど、繰り返し使用するショットのテンプレートを作成できます。

テンプレートは、特別な方法で保存された標準 Motion プロジェクトです。

テンプレートとして Motion プロジェクトを保存するには
  1. 「ファイル」>「テンプレートを公開」と選択します。

    保存ダイアログが表示されます。

  2. テンプレートの名前を入力し、「カテゴリ」ポップアップメニューからカテゴリを選択します。

    テンプレートが「プロジェクトブラウザ」の割り当てたカテゴリの下に表示されます。メニューから「新規カテゴリ」を選択することで、独自のカテゴリを作成できます。

  3. 「テーマ」ポップアップメニューから「新規テーマ」を選択し、「新規テーマ」ダイアログに分かりやすい名前を入力してから、「作成」をクリックします。

  4. 「メディア」リスト内のメディアでコンポジションにないものをテンプレートプロジェクトに取り込みたい場合は、「使用していないメディアを含める」を選択します。

  5. 「プロジェクトブラウザ」にテンプレートのプレビューを表示したい場合は、「プレビュームービーを保存」を選択します。

    メモ: テンプレートを Final Cut Pro プロジェクトに追加したい場合は、「Final Cut ジェネレータとして公開」チェックボックスを選択します。詳細については、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。

  6. 「公開」をクリックします。

    テンプレートは、コンピュータの「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Compositions」フォルダに保存されます。

    メモ: 「Final Cut ジェネレータとして公開」チェックボックスを選択した場合は、テンプレートは「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Generators」フォルダに保存されます。詳細については、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。

テンプレート作成のヒント

テンプレートを設計するときに役立ついくつかのヒントを紹介します:

  • 分かりやすいグループ名やレイヤー名を使う: テンプレート内のグループ名とレイヤー名で各オブジェクトの機能が分かるようにします。たとえば、タイトルテンプレートのテキストオブジェクトには、「メインタイトル」、「主演」、「ゲストスター」などの名前を付けます。テンプレートのコンポジションで視覚的なエレメントを使う場合は、たとえば、「背景のテクスチャ」、「区切り線」、「メインタイトルの背景」など、そのレイヤー名で機能が分かるようにします。レイヤー名を分かりやすくすることは、ほかの人がそのテンプレートを使う場合には特に重要です。
  • スナップショットを使って、必要な解像度ごとにテンプレートのバージョンを作成する: さまざまな出力フォーマット用のプロジェクトを定期的に作成する場合は、1 つのテンプレート内で、さまざまなディスプレイアスペクト比のテンプレートバージョンを作成できます。たとえば、アスペクト比 16:9 のテンプレートを作成するときに、4:3 ディスプレイ用にカスタマイズしたバージョンを追加できます。「Final Cut Pro」でそのテンプレートをクリップに適用すると、編集しているアプリケーションで現在のディスプレイアスペクト比に適合するバージョンが選択されます。1 つのテンプレート内のこれらのディスプレイバージョンは「スナップショット」と呼ばれます。スナップショットを利用すれば、異なるディスプレイアスペクト比のために同じテンプレートのバージョンを複数作成する必要がなくなります。スナップショットについて詳しくは、「テンプレートに複数のディスプレイアスペクト比を追加する 」を参照してください。
  • テンプレートで使うすべてのメディアファイルを 1 つのフォルダに入れる: オフラインまたは見つからないメディアの問題を避けるために、プロジェクトの作業を始める前に、テンプレートのすべてのメディアファイルをコンピュータ上の 1 つのフォルダに移動してください。カスタマイズしたテンプレートはコンピュータの「/ユーザ/<ユーザ名>/Movies」フォルダに保存されますが、テンプレートに追加されたメディアはディスク上の元の場所に残っています。すべてのメディアリソースを 1 つの場所に置いておけば、ファイルが失われることがなくなります。または、「ファイル」>「別名で保存」コマンドを使用し、「メディアの保存」オプションを使用します。詳しくは、「メディアを集める」を参照してください。

「プロジェクトブラウザ」でテンプレートを整理する

「プロジェクトブラウザ」で、カスタムテンプレートを整理したりアクセスしたりできます。すべてのテンプレートは、カテゴリに分けられます。「プロジェクトブラウザ」からカテゴリを追加、削除、名称変更できます。

「プロジェクトブラウザ」でカテゴリを追加するには
  1. 「ファイル」>「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択します。

    「プロジェクトブラウザ」が表示されます。

  2. 左側のサイドバーからテンプレートの種類(「コンポジション」、「Final Cut エフェクト」、「Final Cut ジェネレータ」、「Final Cut トランジション」、「Final Cut タイトル」)を選択します。

  3. サイドバーの下の「追加」ボタン(+)をクリックします。

  4. 表示されるダイアログでカテゴリの名前を入力します。

  5. 「作成」をクリックします。

    新しいカテゴリが、選択したテンプレートの種類の下にある左の列に表示されます。

「プロジェクトブラウザ」でカテゴリを削除するには
  1. 「ファイル」>「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択します。

    「プロジェクトブラウザ」が表示されます。

  2. サイドバーでカテゴリを選択します。

  3. Delete キーを押すか、「削除」ボタン(-)をクリックします。

    警告ダイアログによって、削除を確認するように求められます。

    そのカテゴリに対応するディスク上のディレクトリはゴミ箱に移動しますが、削除はされません。そのカテゴリのディレクトリにあったテンプレートファイルもゴミ箱に移動します。

「プロジェクトブラウザ」からテンプレートを個別に削除するには
  1. 「ファイル」>「プロジェクトブラウザから新規作成」と選択します。

    「プロジェクトブラウザ」が表示されます。

  2. サイドバーからカテゴリを選択します。

  3. プロジェクトスタックで、削除するテンプレートを選択します。

  4. Delete キーを押します。

    警告ダイアログによって、削除を確認するように求められます。

  5. 「削除」ボタンをクリックします。