再生ヘッド位置を設定する

再生ヘッドは、横方向の時間ベースのすべてのウインドウにおける現在の位置を示す縦の線です。以下の位置にあります:

使用するルーラの数の変更方法については、バールーラの表示を調整するを参照してください。

バールーラに再生ヘッドを配置するには
以下のいずれかの操作を行います:
  • バールーラが 1 つだけ表示されている場合は、バールーラの下段をクリックします。

  • バールーラが 2 つ表示されている場合は、バールーラの上段をクリックします。

位置ディスプレイを使って再生ヘッドを設定する

トランスポートバーの位置ディスプレイに、現在の再生ヘッド位置が 2 つの形式で示されます:

Figure. Position display in the Transport bar.
  • SMPTE タイム: 上の行に、再生ヘッド位置が SMPTE 時間の形式(時:分:秒:フレーム/サブフレーム)で表示されます。
  • 音楽面での時間分割: 下の行に、再生ヘッド位置が小節、拍、ディビジョン、ティックで表示されます。

拍は、拍子の分母にあたります。

ディビジョン値は、トランスポートバーの拍子記号の下で設定します。

Figure. Division value in the Transport bar.

ティックは小節の最小単位のサブディビジョンです。1/3840 音符に相当します。

位置ディスプレイで再生ヘッドの位置を設定するには
以下のいずれかの操作を行います:
  • 位置ディスプレイでいずれかの数字をクリックしたまま、マウスを上または下に移動します。

  • いずれかのディスプレイフィールドをダブルクリックし、新しい位置を入力します。

    Figure. Transport bar with text input field to type the new position.

表示位置に合わせて、再生ヘッドが移動します。

小節ディスプレイの最初の数字を調整すると小節単位で、SMPTE ディスプレイの最初の数字を調整すると時間単位で再生ヘッドが移動します。

2 番目の数字を調整すると、小節ディスプレイでは拍単位、SMPTE ディスプレイでは分単位など、最初の数字よりも小さな区分で移動します。その際、位置ディスプレイに示されるほかの値も一緒に動きます。

たとえば小節ディスプレイを使用して正確な位置を指定する場合は、以下の方法で入力してください:

  • 「3」、スペース、「3」、スペース、「2」、スペース、「2」と入力し、Return キーを押してテキスト入力モードを終了します。

  • 「3.3.2.2」と入力し、Return キーを押してテキスト入力モードを終了します。

単純に「3322」と入力して Return キーを押すと、再生ヘッドは小節 3、拍 3、ディビジョン 2、 ティック 2 ではなく、3322 小節目に移動します。これを利用すると、最初の桁を入力するだけで、その小節の先頭にすぐに移動できます。

マーカー位置での再生ヘッドの設定

マーカーでパッセージにラベルを付けてある場合、このマーカーを使って再生ヘッドの位置を設定できます。

マーカーの先頭に再生ヘッドを設定するには
  • Option キーを押したまま、マーカーの任意の場所をクリックします。

マーカーの先頭から再生するには
  • 「Logic Pro」の停止中に、コマンドキーを押しながらマーカーをダブルクリックします。

メモ: この操作は、バールーラにあるマーカーに対してのみ有効です。

再生ヘッドのサイズを調整する

「表示」環境設定の「一般」で再生ヘッドの太さを調整できます。

Figure. Arrange area with thick playhead and default playhead.
再生ヘッドの表示を調整するには
  1. 以下のいずれかの操作を行って、「表示」環境設定を開きます:

    • 「Logic Pro」>「環境設定」>「表示」と選択します(または「表示環境設定を開く」キーコマンドを使います)。

    • 「アレンジ」ウインドウのツールバーの「環境設定」ボタンをクリックし、メニューから「表示」を選択します。

  2. 「一般」タブをクリックして、「再生ヘッドを太くする」チェックボックスを選択します。

    Figure. General pane of the Display preferences with the Wide Playhead checkbox selected.