Web 開発者の場合は、「Safari」の「開発」メニューを使用すると、開発した Web サイトがすべての標準的な Web ブラウザで適切に動作することを確認できます。
「開発」メニューがメニューバーに表示されない場合は、「Safari」>「環境設定」と選択して、「詳細」をクリックして、「メニューバーに“開発”メニューを表示」を選択します。
「開発」メニューのコマンドの説明は、以下の表を参照してください。
ページをこのアプリケーションで開く | コンピュータにインストールされている Web ブラウザ(サブメニューに表示されています)を使用して、表示されている Web ページを開きます。 |
ユーザエージェント | Web サーバが Web ブラウザを識別する方法を変更します。このオプションを使用して別のブラウザ、別のオペレーティングシステム、または別のバージョンの「Safari」を使用していると Web サーバに「思い込ませる」ことで、条件が変化すると Web サーバから提供されるコンテンツが変化するかどうかを調べることができます。 |
Web インスペクタを表示 | Web インスペクタには、Web ページにあるリソースの一覧が表示され、ページのソースコード、CSS 情報、DOM ツリーとプロパティ、およびビジュアルな DOM メトリックを表示および検索できます。Web インスペクタには、エラーコンソールとネットワークタイムラインも表示されます。 |
エラーコンソールを表示 | エラーコンソールには、HTML および XML の構文エラーと警告が表示されます。エラーコンソールには、console.log、console.error、console.warn、console.assert、および console.info に記録された JavaScript エラーやその他のメッセージも表示されます。 |
ページのソースを表示 | 表示されている Web ページのメインフレームの HTML ソースコードを表示します。 ソースコードを検索するには、Command(⌘)+ F キーを押して、「ソースコード」パネルに表示された検索フィールドに単語または語句を入力します。 |
ページのリソースを表示 | Web ページのリソース(書類、スタイルシート、スクリプトなど)の一覧を表示します。 |
スニペットエディタを表示 | Web ページ全体を開くことなく、HTML の一部をすばやくテストします。 |
機能拡張ビルダーを表示 | Safari 機能拡張のメタデータをパッケージ化して提供します。 |
タイムライン記録を開始 | 「ネットワーク要求」、「レイアウトとレンダリング」、および「JavaScript とイベント」のタイムラインを WebKit インスペクタで記録します。記録を停止するには、「開発」>「タイムライン記録を停止」と選択します。 |
キャッシュを空にする | Web ページのキャッシュおよび「Safari」のその他のキャッシュを空にします。 |
キャッシュを無効にする | キャッシュされたコピーを使わずに、サブリソースにアクセスするたびに Web サーバからサブリソースを取得します。 |
イメージを無効にする | イメージ自体ではなく、イメージの代替コンテンツを表示します。Web ページの代替コンテンツが適切であることを確認するときに便利な機能です。 |
スタイルを無効にする | CSS のすべてのスタイルを無視します。Web サイトのページレイアウトの問題を調べるときに、この機能が役立つことがあります。「Safari」環境設定の「詳細」パネルでスタイルシートを設定している場合には、スタイルシートが引き続き使用されます。 |
JavaScript を無効にする | JavaScript をすべて無視します。Web サイトの構成要素の動作に関する問題を調べたり、JavaScript に対応していないか JavaScript が無効になっている Web ブラウザで Web サイトがどのように実行されるかをテストしたりするときに便利な機能です。JavaScript の切/入は、「Safari」環境設定の「セキュリティ」パネルで切り替えることもできます。 |
サイト固有のハックを無効にする | 特定の Web サイトに関する問題を回避するための特殊な「Safari」のコードを無効にして、それらの Web サイトの開発者がその問題の解決策をテストできるようにします。 |
ローカルファイルの制限を無効にする | 「Safari」が Mac のすべてのファイルを同じ作成元のものとして扱うようになるので、これらのファイルはスクリプティングまたは XHR で相互の内容にアクセスできるようになります。Mac 上にある Web サイトのコピーは、インターネット上にあるかのように機能します。 |
スマート検索フィールドからの JavaScript を許可 | 「アドレスと検索」フィールドに、「javascript:」を含む URL を入力またはペーストできます。 |