シャドウとラスタライズ

ラスタライズされた 3D オブジェクトは、シャドウを放ちません。グループがラスタライズされる操作を実行するけれども(グループの不透明度を変更したり、テキストオブジェクトのグロー設定を有効にしたりなど)、そのグループからシャドウを放ってほしい場合には、そのグループを平坦化する必要があります。平坦化されたグループは 2D レイヤーとして動作するので、3D グループ内に埋め込まれていれば、シャドウを放ち受け取ることができます。テキストオブジェクトは「テキスト」インスペクタの「レイアウト」パネルで平坦化し、3D グループは「グループ」インスペクタで平坦化します。パーティクルシステムとリプリケータは、「エミッタ」インスペクタまたは「リプリケータ」インスペクタの「3D」チェックボックスの選択を解除することで平坦化します。

Figure. Canvas showing effect of rasterization on shadows.

ラスタライズによって、レイヤーは「レイヤー」リスト内でのスタック順に従ってレンダリングされます。そのため、キャンバス内でシャドウを放つオブジェクトがシャドウを受け取るオブジェクトの前にある場合でも、ラスタライズされることによって「レイヤー」リスト内のレイヤー相対順序を反映するように位置が変わることがあります。ラスタライズおよび平坦化されたオブジェクトがシャドウを放つようにするには、「レイヤー」リスト内でのレイヤー順序を並べ替えることをお勧めします。

シャドウの操作の詳細については、「シャドウ」を参照してください。