「タイムライン」は、「Motion」インターフェイスのタイミングパネルと呼ばれる領域のツールバーの下にあります。タイミングパネルには、「タイムライン」のほかに、表示/非表示の切り替えができる「オーディオタイムライン」および「キーフレームエディタ」という 2 つの関連領域もあります(詳しくは、「オーディオトラックを操作する」および「キーフレームエディタでアニメーションする」を参照してください)。
「タイムライン」自体は 2 つの領域で構成され、左側には「タイムライン」のレイヤーリスト、右側にはトラック領域があります。「タイムライン」で、「レイヤー」リストやキャンバスにファイルを追加するように、プロジェクトにイメージとクリップを追加することができます。オブジェクトを「タイムライン」のレイヤーリストにドラッグしたり、「タイムライン」のトラック領域にドラッグしたりすることができます。「タイムライン」のルーラ(トラック領域の上にあります)を使用すれば、エフェクトのタイミングとの同期を正確に制御できます。「タイムライン」のレイヤーリストのコントロールを使用して、トラックをロックして変更できないようにしたり、オブジェクトを一時的に隠したり、オーディオとビデオのリンクを管理したりすることもできます。
「タイムライン」を使用しなくてもさまざまなエフェクトを作成したり変更したりできますが、プロジェクトにあるコンテンツのタイミングを操作する場合にはこのツールが欠かせません。ただし、「Motion」のプロジェクトウインドウでほかの領域を広くするために、「タイムライン」を隠すこともできます。
「Motion」のプロジェクトウインドウの右下隅にある「ビデオタイムラインを表示/隠す」ボタンをクリックします。
Command + 7 キーを押します。
「ビデオタイムラインを表示/隠す」ボタンが淡色で表示され、「タイムライン」が折り畳まれます。詳細については、「「タイムライン」ビューのオプション」を参照してください。
メモ: タイミングパネル全体(「タイムライン」、「オーディオタイムライン」、および「キーフレームエディタ」)を折り畳むには、「Motion」のプロジェクトウインドウの右下隅にある 3 つのボタンがすべて淡色で表示されていることを確認します。
プロジェクト内の各オブジェクトは、「タイムライン」のトラック領域内に色付きのバーとして表示されます。トラックは、「プロジェクト」パネルの「レイヤー」リストと同じ階層で置かれます。そのため、各オブジェクトの時間的な位置、およびそれぞれの相対的位置と継続時間を確認できます。
トラック領域内の各オブジェクトのタイプは、それぞれの外観に基づいて指定することができます。次に、「タイムライン」のさまざまなオブジェクトの外観について説明します。
グループ:二層構成の青色のバー。複数のレイヤーを持つグループの場合は、下の方のバーに 3 本のラインとグループ内のレイヤー数を示す値が表示されます。
オブジェクト(ビデオ、静止画像、シェイプ、テキスト、パーティクル、リプリケータ、カメラ、ライト):青色のバー。
マスク:グレイのバー。
ビヘイビアとフィルタ:薄紫色のバー。
キーフレーム:キーフレームが設定されているオブジェクトの下に表示される赤色のひし形。選択されているキーフレームは白で表示されます。
オーディオ:オーディオ波形が表示される緑色のバー。オーディオトラックはデフォルトで表示されません。オーディオトラックの表示について詳しくは、「オーディオトラックを操作する」を参照してください。
「タイムライン」内でオブジェクトを選択すると、そのバーが強調表示されます。「タイムライン」がフィルムストリップモードのときは、フィルムストリップフレームが白の枠線で強調表示されます。「タイムライン」の表示モードの設定方法について詳しくは、「トラックの表示をカスタマイズする」を参照してください。
「タイムライン」をセカンドディスプレイに表示して、オブジェクトのタイミングを操作するためのワークスペースを広げることができます。詳細については、キャンバスまたはタイミングパネルをセカンドディスプレイに表示するを参照してください。