スライダのコントロール

スライダは、数値の範囲があるパラメータに使用します。スライダは「Motion」内で最も一般的なコントロールです。

基本的なスライダ

スライダを使って、一定範囲内の値を設定します。たとえば、不透明度は 0 %〜 100 %の範囲内に設定する必要があります。スライダをドラッグして、その範囲内の任意の値を設定します。

Figure. Slider in Inspector.

スライダは範囲が固定されているコントロールですが、その制限範囲を超える値に設定できるパラメータもあります。それらのパラメータでは、値スライダという別の種類のスライダコントロールを使用できます。これについては次のセクションで説明します。たとえば、「ブラー(ガウス)」フィルタの「量」スライダのデフォルトの数値範囲は 0 〜 64 ですが、付随する値スライダを使用すれば 600 まで設定できます。

Figure. Infinite slider in Inspector.
基本的なスライダの値を変更するには
  • スライダを左にドラッグすると値が小さくなり、右にドラッグすると値が大きくなります。

  • Option キーを押しながらスライダの左または右をクリックすると、値が 1 ずつ増減します。

値スライダ

基本的なスライダは範囲が固定されているコントロールですが、制限範囲を超える値に設定できるパラメータもあります。それらのパラメータでは、多くの場合、値スライダと呼ばれる別の種類のスライダコントロールが使用可能です。値スライダは薄いグレイの数字として、ほとんどの場合基本的なスライダの右に表示されます。たとえば、「ブラー(ガウス)」フィルタの「適応量」パラメータには、デフォルトの数値範囲が 0 〜 64 の基本的なスライダがありますが、横に表示されている値スライダではこのパラメータを 600 まで調整できます。

値スライダは、数字上を左右にドラッグしてパラメータ値を増減させる方法と、数字をダブルクリックして新しい値を入力する方法の 2 通りで調整できます。

Figure. Value Slider in Inspector.

拡大/縮小などの数値範囲が事実上無限のパラメータでは、任意の正または負の値を設定できます。値スライダは最大桁数が 18 桁になっているため、大きい数値まで表示できます。

値スライダを使ってパラメータの値を変更するには
以下のいずれかの操作を行います:
  • 数字上を左右にドラッグして値を増減します。

    値の増減の刻みを大きくするには、Shift キーを押しながらドラッグします。値の増減の刻みを小さくするには、Option キーを押しながらドラッグします。

  • 数値をクリックまたはダブルクリックして、フィールドに値を入力します。