オブジェクトに適用したフィルタは、「Motion」のプロジェクトウインドウ内の以下の場所に表示されて、調整することができます:
「レイヤー」リスト内の、フィルタが適用されたオブジェクトの下。フィルタを選択したり、エフェクトのオン/オフを切り替えたり、変更されないようにロックしたりできます
「タイムライン」のレイヤーリスト内の、フィルタが適用されたオブジェクトの下。フィルタを選択したり、エフェクトのオン/オフを切り替えたり、変更されないようにロックしたりできます
「タイムライン」のトラック領域内の、フィルタが適用されたオブジェクトの青いバーの下に、紫色のバーとして。このバーをスリップしたりトリムしたりして、フィルタを選択したりタイミングを変更したりできます
「フィルタ」インスペクタの上部。スライダやその他のコントロールを使って、フィルタのエフェクトのオン/オフを切り替えたり、そのすべてのパラメータを調整したりできます
HUD。スライダやその他のコントロールを使って、多数のフィルタパラメータを調整できます
キャンバス内。フィルタのオンスクリーンコントロールを操作できます
フィルタのパラメータを最も正確に制御できるのは、「フィルタ」インスペクタのコントロールです。それらのパラメータコントロールのサブセットは HUD で使用できます。
「レイヤー」リスト、「タイムライン」、または「フィルタ」インスペクタでフィルタを選択します。
「フィルタ」インスペクタまたは HUD でパラメータを調整します。
「レイヤー」リストと「タイムライン」のレイヤーリストのフィルタコントロールについて詳しくは、「フィルタを有効にする/名称変更する/ロックする」を参照してください。フィルタのオンスクリーンコントロールについて詳しくは、「フィルタのオンスクリーンコントロールを調整する」を参照してください。「タイムライン」のトラック領域でのフィルタの変更について詳しくは、「フィルタのタイミングを変更する」を参照してください。
キーフレームの追加やパラメータビヘイビアの適用によって、フィルタを変更することもできます。詳しくは、「フィルタのパラメータをキーフレームする」および「フィルタのパラメータにビヘイビアを適用する」を参照してください。
「フィルタ」インスペクタには、オブジェクトに適用されたフィルタについて編集可能なパラメータが含まれますが、「レイヤー」リストと「タイムライン」には、フィルタごとに 3 つの主要なコントロールがあります。
メモ: 選択したフィルタは、ミニタイムラインに表示されます。ミニタイムラインの使いかたについて詳しくは、「ミニタイムライン」を参照してください。
「レイヤー」リストと「タイムライン」のレイヤーリストには、以下のフィルタのコントロールが表示されます:
多くのフィルタに、パラメータを視覚的に操作できるオンスクリーンコントロールが用意されています。キャンバス内でこれらのコントロールをドラッグして変更すると、「インスペクタ」で関連するパラメータがアップデートされます。
「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、フィルタを選択します。
選択できない場合は、ツールバーのポップアップメニューから「項目を調整」ツールを選択します。
「項目を調整」ツールを選択できない場合、選択したフィルタにオンスクリーンコントロールはありません。
オンスクリーンコントロールはキャンバスに表示されます。
メモ: 多くのフィルタのオンスクリーンコントロールで、複数のパラメータが調整されます。一度に 1 つのパラメータを変更するには、「フィルタ」インスペクタまたは HUD を使用します。
一部のオンスクリーンコントロール(「中心」など)は、多くのフィルタに共通です。ただし、固有のオンスクリーンコントロールがあるフィルタもあります。コントロールのタイプの例を紹介します。オンスクリーンコントロールの機能がよく分からない場合は、「フィルタ」インスペクタが表示されているときにキャンバス内でオンスクリーンコントロールをドラッグして、どのパラメータが変化するかを確認してください。
「プリズム」フィルタでは、矢印ハンドルを内側または外側にドラッグすると「量」パラメータが調整されます。(矢印を弧を描くようにドラッグすると、「角度」パラメータが調整されます。)
「カレイドタイル」フィルタでは、コーナーハンドルをドラッグすると、「角度」パラメータが調整されます。
「渦巻き」フィルタでは、小さい外側のハンドルで「渦」パラメータが調整されます。
「ビネット」フィルタでは、内側のリングをドラッグすると「サイズ」パラメータが調整されます。外側のリングをドラッグすると、「減衰」パラメータが調整されます。内側と外側のリングの間の領域でドラッグすると、両方のパラメータが同時に調整されます。
フィルタはイメージレイヤー(静止画像、ビデオクリップ、シェイプなど)を変更するため、適用されたフィルタはそのターゲットのレイヤー(またはフォルダ)に接続され、「レイヤー」リスト内でその下にネストされます。フィルタは「Motion」の他のオブジェクトと同様にコピー、ペースト、および移動できますが、フィルタは、イメージレイヤーまたはイメージレイヤーを含むフォルダに適用する必要があります。「レイヤー」リストや「タイムライン」でフィルタをカットまたはコピーした場合、コピーはそのフィルタの全パラメータが現在の状態で保存されます。
「レイヤー」リスト、「タイムライン」、または「インスペクタ」でフィルタを選択してから、「編集」>「コピー」と選択します(または Command + C キーを押します)。
「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、Control キーを押しながらフィルタをクリックしてから、ショートカットメニューで「コピー」を選択します。
フィルタを適用するイメージレイヤーまたはフォルダを選択してから、「編集」>「ペースト」と選択します(または Command + V キーを押します)。
Control キーを押しながらフィルタを適用するイメージレイヤーまたはフォルダをクリックしてから、ショートカットメニューで「ペースト」を選択します。
フィルタは、イメージレイヤーやフォルダにそのままのパラメータ設定で適用されます。
メモ: フィルタをペーストする場合、再生ヘッドがある位置にはペーストされません。フィルタを再生ヘッド位置に移動するには、Shift キーを押しながらペーストしたオブジェクトを「タイムライン」またはミニタイムライン内でドラッグします。再生ヘッド位置に近づくと、フィルタがその位置にスナップされます。
フィルタをその位置から別のイメージレイヤーまたはグループ上にドラッグします。
レイヤーまたはグループが強調表示されたら、マウスボタンを放します。
Option キーを押しながら、フィルタをその位置から別のイメージレイヤーまたはグループ上にドラッグします。
「編集」>「複製」と選択します(または、Command + D キーを押します)。
複製には名前に「のコピー」が付いて表示されます。「複製」コマンド(またはキーボードショートカット)を使用した場合、複製は元のフィルタの上に表示されます。複製を別のレイヤーまたはグループにドラッグします。複製をその場所に置いたままにすると、フィルタは現在のイメージレイヤーに 2 回適用されます。
1 つのイメージレイヤー(またはフォルダ)に複数のフィルタを適用した場合、それらのフィルタは、「タイムライン」と「レイヤー」リストに、「ライブラリ」で選択した順序でイメージレイヤーの下にネストされて表示されます。フィルタの適用順序を変えることで、それらの作用を変えることができます。
フィルタによっては、適用する順番次第で見栄えがよくなるものもあります。たとえば、「ぼかし」フィルタの後に「色補正」フィルタを適用することはまずありません。色補正は、フィルタが適用された元のイメージの変形ではなく、元のイメージに適用した場合に最も効果的に機能します。同じことが、クロマキーイング操作や、自然に生じたカラー情報を必要とする他のすべてのエフェクトの処理に当てはまります。
リスト内でフィルタ名またはアイコンを上下にドラッグします。
位置インジケータにフィルタの新しい位置が示されます。
「フィルタ」インスペクタでフィルタ名を上下にドラッグします。
フィルタの順序が変更されます。
「Motion」では、フィルタのタイミングコンポーネントは、「タイムライン」とミニタイムラインに紫色のバーとして表示されます。フィルタのタイムバーは、ほかの継続時間バーと同様に、「タイムライン」のトラックでトリムしたり移動(スリップ)したりして、適用したエフェクトのタイミングを調整できます。
オブジェクトにフィルタを適用すると、フィルタの継続時間は、デフォルトでは適用先のオブジェクトの長さに合わせられます。以下の図では、紫色のバーがフィルタを表しています。
フィルタを適用した後、その継続時間を変更して、特定の量の時間だけターゲットのイメージに影響を与えることができます。たとえば、オブジェクトに「ブラー(円)」フィルタを適用すると、オブジェクトの継続時間全体でオブジェクトがぼかされます。しかし、「ブラー(円)」フィルタバーのイン点およびアウト点を変更すると、そのオブジェクトにブラーが適用される時間が変わります。
「タイムライン」のトラック領域で、トリムするフィルタバーのイン点またはアウト点(左端または右端)にポインタを置きます。
ポインタがトリムポインタになったら、イン点またはアウト点をドラッグしてフィルタの継続時間を変更します。
ドラッグ中、新しいイン点またはアウト点がツールチップに表示されます。変更量を表すデルタ値も表示されます。
フィルタは、継続時間を変更するほか、適用先のレイヤーを基準に「タイムライン」のトラック領域のフィルタバーの位置をスリップすることもできます。それによって、フィルタのエフェクトの適用を開始するフレームを指定できます。
フィルタバーを左右にドラッグして、イン点(およびアウト点)を新しいフレームに移動します。
フィルタは移動しますが、継続時間は変わりません。ドラッグの最中、新しいイン点とアウト点が、変化量(デルタ)と共に表示されます。
「レイヤー」リストまたは「タイムライン」で、トリムするフィルタを選択します。
以下のいずれかの操作を行います:
フィルタをトリムするには、ミニタイムライン内でフィルタバーのイン点またはアウト点(右端または左端)にポインタを置いて、ポインタがトリムポインタに変わったらドラッグします。
フィルタをスリップするには、ミニタイムラインでフィルタバーを左右にドラッグして、「タイムライン」での位置を変更します。