「スタイライズ」フィルタ

イメージをゆがめて変形するディストーションフィルタとは異なり、「スタイライズ」サブカテゴリのフィルタは、イメージを、異なった手段で作成されたものであるかのように見せます。

ノイズを追加

選択したタイプのオーバーレイノイズをイメージに加えます。3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Add Noise filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 量: イメージに加えるノイズの量を設定します。
  • モノクロ: 加えるノイズをモノクロにするかカラーにするかを設定します。
  • 自動アニメーション: ノイズを自動的にアニメートするかどうかを設定します。
  • ランダムシード: ノイズの配置を生成するのに使うシードを設定します。このパラメータは、「自動アニメート」の選択を解除した場合にのみ表示されます。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 量, タイプ, モノクロ, ブレンドモード, 自動アニメーション, および ランダムシード.

不良フィルム

古くなったり傷みがあったりするフィルムや再生装置をシミュレートします。このフィルタでは、アニメーションが行われます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing before and after effect of Bad Film filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • フォーカス量: 投影レンズのピントのぼけ具合をシミュレートするためにイメージに適用するブラーの量を設定します。
  • フォーカスのずれ: 「フォーカス量」パラメータで設定した量を変動させます。たとえば、「フォーカス量」を 3 に設定し、「フォーカスのずれ」を 1 に設定すると、「フォーカス量」は 2 〜 4 の間で変動します。
  • ブライトネスの量: イメージの明るさを変えることによって、露出アンダーのフッテージやムラのある投影ランプをシミュレートします。
  • ブライトネスのずれ: 「ブライトネスの量」パラメータで設定した量を変動させます。たとえば、「ブライトネスの量」を 2.5 に設定し、「ブライトネスのずれ」を 2 に設定すると、「ブライトネス量」は 0.5 〜 4.5 の間で変動します。
  • サチュレーション量: エフェクトを調整して、年数が経過したフィルムをシミュレートします。値を 0 より低くするとサチュレーションが低下し、色あせたフィルムのようになります。– 100 にするとサチュレーションが 0 になり、白黒フィルムのようになります。0 より高くすると、オーバーサチュレーションになります。
  • サチュレーションのずれ: 「サチュレーション量」パラメータで設定した量を変動させます。たとえば、「サチュレーション量」を- 20 に設定し、「サチュレーションのずれ」を 10 に設定すると、「サチュレーション量」は- 30 〜- 10 の間で変動します。
  • 傷: フィルムに付いた傷をシミュレートします。値が高いほど、傷が増えます。
  • 傷のカラー: フィルムの傷の色を設定します。カラーコントロールは開閉用三角ボタンで展開でき、表示される「赤」、「緑」、「青」、および「不透明度」の各スライダを使って正確に色を選ぶことができます。
  • 糸くず: フィルムに付いた糸くずをシミュレートします。値が高いほど、糸くずが増えます。
  • ほこり: フィルムに付いたほこりや汚れをシミュレートします。値が高いほど、汚れが増えます。

    ヒント: 糸くず、ほこり、および傷は不規則に現れるため、すべてのフレームに表示されるとは限りません。これらのスライダを調整してもエフェクトを確認できない場合は、クリップを再生してショット全体を通してエフェクトを確認してください。

  • ジッター量: 年配の人に高校生の頃を思い出させるような、ゲートに問題のある映写機を通した映像をシミュレートします。ジッターの量を増やすと、フィルムの横揺れが激しくなります。
  • ジッターのずれ: 「ジッター量」パラメータで設定した量を変動させます。たとえば、「ジッター量」を 0.25 に設定し、「ジッターのずれ」を 0.05 に設定すると、「ジッター量」は 0.2 〜 0.3 の間で変動します。
  • フィルムグレイン: さまざまな種類のフィルムをシミュレートするためのグレインの量を設定します。
  • 変化の頻度: ずれに関するパラメータに設定した値を再計算する頻度(フレーム単位)を設定します。たとえば、「変化の頻度」を 30 に設定し、「ジッター量」と「ジッターのずれ」を 0 よりも大きい値に設定した場合、ジッターのパラメータが 30 フレームごとに再計算されて、ランダム性が増します。
  • ランダムシード: 新しい「ランダムシード」の数値を生成できます。このビヘイビアのほかのパラメータに基づいて、一連の値を新しくランダムに生成するためにこの数値が使われます。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: フォーカス量, フォーカスのずれ, ブライトネスの量, ブライトネスのずれ, サチュレーション量, サチュレーションのずれ, 傷, 傷のカラー, 糸くず, ほこり, ジッター量, ジッターのずれ, フィルムグレイン, 変化の頻度, および ランダムシード.

画質の悪いテレビ

映りのよくないアナログテレビをシミュレーションしたもので、ビデオ領域の走査線、ノイズ、ロールを誇張したような効果を与えます。3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Bad TV filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 波状: ビデオ領域に適用する横のオフセットの量を設定します。
  • ロール: イメージに適用する縦のオフセットの量を設定します。イメージ全体は表示されますが、イメージはロールラインで分割され、シーンの見えない部分がロールラインに沿って表示されます。
  • 雑音: イメージに加えられるノイズの量を設定します。
  • 色の同期: イメージに適用する横の RGB チャンネルオフセットの量を設定します。
  • サチュレーション向上: イメージに適用されるカラーサチュレーションの量を設定します。負の値ではサチュレーションが少なくなり、正の値では追加されます。
  • 走査線のブライトネス: イメージに適用したビデオ走査線のブライトネスを設定します。
  • 走査線の割合: イメージに適用したビデオ走査線の幅を設定します。
  • 走査線の数: イメージに加える走査線の量を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 波状, ロール, 雑音, 色の同期, サチュレーション向上, 走査線のブライトネス, 走査線の割合, および 走査線の数.

円形スクリーン

イメージをコントラストの強いグレイスケールに減色してから、その結果を同心円状のパターンで覆い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。イメージは、円形のパターンの太さを変えて表示することができます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Circle Sceen filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: 円形スクリーンの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 調整: 円形スクリーンの大きさを設定します。
  • コントラスト: コントラストのレベルを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 調整 および コントラスト.

イメージに楕円形のファセットを追加して、モザイク状の外観にします。各ファセットは、それぞれの中心からカラーサンプルを取り込みます。ほかのモザイクフィルタとは異なり、ファセットのエッジが噛み合わないので、ファセットの隙間でエフェクトが適用されていない部分は元のイメージがそのままの状態で表示されます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Circles filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • サイズ: ファセットのサイズを設定します。
  • 減衰: ファセットのエッジで行われるアルファブレンドの量を設定します。
  • 反転: ファセットを楕円形にするか、楕円形カットアウトのタイルにするかを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: サイズ, 減衰, および 反転.

カラーエンボス

イメージ内のコントラストの強いエッジの部分を、イメージの中で使われている色を暗くした色でなぞります。それによって、元のイメージの色を保ちつつ、オブジェクトがキャンバスに刻印されたように見えます。「方向」と「レリーフ」の量とを調整することができます。

Figure. Canvas showing effect of the Color Emboss filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 方向: オフセットエンボスの方向の角度を設定します。
  • レリーフ: オフセットの量を設定します。
  • クロップ: イメージの元の枠線からはみ出した部分を切り取るかどうかを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 方向, レリーフ, および クロップ.

結晶化

シミュレーションによって、不規則なファセット(切り子面)の模様が連続して刻まれたガラスを通して、イメージを見たようなエフェクトを作り出します。モザイク状のファセットによって、イメージは結晶化したような見えかたになります。このフィルタでは、自動的にアニメーションが行われ、「速度」パラメータの値に応じて、ファセットがずれたり方向を変えたりするように見えます。ファセットが移動しないようにするには、「速度」をゼロに設定します。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Crystallize filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • サイズ: ファセットのサイズを設定します。
  • 速度: ファセットのアニメーションの速度を設定します。
  • スムーズ: ファセットの色を、置き換えられる領域の平均値と、ファセットの中央から取り出したサンプルのどちらに基づいて決めるかを設定します。
  • ぼかし: ファセットのエッジに適用するぼかしの量を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: サイズ, 速度, スムーズ, および ぼかし.

エッジ

イメージのルミナンスを解析して、ブライトネスの領域間のコントラストを強くすることで、エッジを目立たせるエフェクトを作り出します。検出されたエッジがなぞられ、その他のあらゆる細部は、黒色に置き換えられます。細部が除去される量は、「強度」パラメータの値によって決まります。結果得ることのできるハイライトの色は、元のイメージの色を強めて変色したものになります。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Edges filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 強度: エッジの強度を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 強度.

押し出し

手前側と後方側を作成して間隔を空け、それらがつながるようにエッジを押し出すことによって、オブジェクトの奥行きをシミュレーションします。

メモ: このフィルタは奥行きをシミュレートするだけで、「押し出し」フィルタを適用したオブジェクトが「Motion」の 3D 成分と相互に作用することはありません。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Extrude filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 角度: オブジェクトが押し出される角度を設定します。オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • ディスタンス: オブジェクトが押し出される距離を設定します。オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • クリッピング: 押し出しがクリップされる距離を設定します。
  • 後方側のサイズ: 後方のオブジェクトのサイズを、元のサイズとの比で設定します。
  • 表面のブライトネス: オブジェクトの表面に適用するブライトネスレベルを設定します。
  • 手前側のブライトネス: オブジェクトの手前側に適用するブライトネスレベルを設定します。
  • 後方側のブライトネス: オブジェクトの後方側に適用するブライトネスレベルを設定します。
  • グラデーション: オブジェクトに適用するグラデーションプリセットを選択します。カスタムグラデーションを編集するのに使うこともできます。グラデーションは「押し出しのスタイル」が「グラデーション」に設定されているときにのみ、適用されます。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 角度, ディスタンス, クリッピング, 後方側のサイズ, 表面のブライトネス, 手前側のブライトネス, 後方側のブライトネス, 押し出しのスタイル, および グラデーション.

ハーフトーン

印刷に使うハーフトーンスクリーン技法のシミュレーションによって、イメージを白黒に減色するもので、イメージの影やハイライトが、大小の点のパターンで再現されます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Halftone filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: ハーフトーンの点の中心の位置を設定します。「中心」画面上コントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 角度: 点の配列の角度を設定します。
  • 調整: ハーフトーンの点の大きさを設定します。
  • コントラスト: 最も明るい点と最も暗い点との間のコントラストの強さを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 角度, 調整, および コントラスト.

線刻スクリーン

ハーフトーンのペン描きによる陰影画法のシミュレーションを用いて、イメージを白黒に減色するもので、イメージの影やハイライトが、細かい平行線による陰影のパターンで再現されます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Hatched Screen filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: 線刻スクリーンの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 角度: 線刻スクリーンの角度を設定します。
  • 調整: 線刻スクリーンの大きさを設定します。
  • ゆがみ: 線刻スクリーンのゆがみの度合いを設定します。
  • ストレッチ: 線刻スクリーンの伸長の度合いを設定します。
  • コントラスト: 明るい領域と暗い領域との間のコントラストの相対的な強さを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 角度, 調整, ゆがみ, ストレッチ, および コントラスト.

ハイパス

イメージの中の細かい領域を強調し、結果得られたイメージの色にスタイライズを施して、サイケデリックな誇張を生み出すものです。3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Highpass filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 半径: 処理される細部の、分散の範囲を設定します。値の範囲は、0(色の全域)〜 100(最も微細な部分のみ)です。
  • 適応量: 強調の度合いを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 半径 および 適応量.

凹凸

光沢感とバンプマップのエフェクトを与え、くぼんで見える部分と平らに見える部分とを作り出します。3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Indent filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 柔らかさ: 平坦域と隆起域の境目の柔らかさを設定します。
  • 明度: オブジェクトのブライトネスレベルを設定します。
  • アンビエント: オブジェクトに当たるアンビエントライトの量を設定します。
  • ハイライト部分のブライトネス: オブジェクトのハイライト部分に適用されるブライトネスの量を設定します。
  • ハイライト部分のシャープネス: オブジェクトのハイライト部分に適用されるシャープネスの量を設定します。
  • 光の方向: 環境光がオブジェクトに当たる角度を度数で設定します。
  • 深度: 平坦域と隆起域の境目の深度を設定します。
  • 等高マップ: 選択した等高マップのサムネールを表示します。等高マップがある場合は、等高マップを使ってオブジェクトの平坦域と隆起域を決定します。「等高マップ」ウェルにオブジェクトを追加する方法については、「ソースウェル」を参照してください。
  • 伸ばして合わせる: フィルタを適用したオブジェクトのサイズに合わせて、等高マップをストレッチさせるかどうかを設定します。
  • 等高マップの X スケール: 等高マップの幅を決めるのに使うスケールを設定します。このパラメータは、「伸ばして合わせる」チェックボックスの選択を解除すると、使用できるようになります。
  • 等高マップの Y スケール: 等高マップの高さを決めるのに使うスケールを設定します。このパラメータは、「伸ばして合わせる」チェックボックスの選択を解除すると、使用できるようになります。
  • 等高マップの X オフセット: 等高マップを横方向に配置するのに使うオフセットの量を設定します。このパラメータは、「伸ばして合わせる」チェックボックスの選択を解除すると、使用できるようになります。
  • 等高マップの Y オフセット: 等高マップを縦方向に配置するのに使うオフセットの量を設定します。このパラメータは、「伸ばして合わせる」チェックボックスの選択を解除すると、使用できるようになります。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 柔らかさ, 明度, アンビエント, ハイライト部分のブライトネス, ハイライト部分のシャープネス, 光の方向, 深度, 等高マップ, マップチャンネル, 伸ばして合わせる, 等高マップの X スケール, 等高マップの Y スケール, 等高マップの X オフセット, および 等高マップの Y オフセット.

線画

オブジェクト内のブライトネスの異なる領域間でコントラストの強い境界のエッジを検出し、そのエッジをなぞって、イメージ内のその他の細部を「紙のカラー」パラメータで指定した色に減色します。結果作り出される輪郭の色も調整することができます。紙に描いた線画のようなエフェクトが得られます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Line Art filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • しきい値: エッジ検出のしきい値を設定します。
  • なめらかさ: 線と背景との間の変化のなめらかさを設定します。
  • 紙のカラー: 用紙の色を設定します。カラーコントロールは開閉用三角ボタンで展開でき、表示される「赤」、「緑」、および「青」の各スライダを使って正確に色を選ぶことができます。
  • 紙の不透明度: 紙の不透明度を設定します。
  • インクカラー: 線画に使うインクの色を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: しきい値, なめらかさ, 紙のカラー, 紙の不透明度, および インクカラー.

ラインスクリーン

イメージをコントラストの強いグレイスケールに減色してから、直線のパターンでイメージを覆い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。イメージは、平行線のパターンの太さを変えて表示することができます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Line Screen filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: ラインスクリーンの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 角度: ラインスクリーンの角度を設定します。
  • 調整: ラインスクリーンの大きさを設定します。
  • ゆがみ: ラインスクリーンのゆがみの度合いを設定します。
  • ストレッチ: ラインスクリーンを引き伸ばす量を設定します。
  • コントラスト: 明るい領域と暗い領域との間のコントラストの相対的な強さを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 角度, 調整, ゆがみ, ストレッチ, および コントラスト.

縮小/拡大

指定した範囲内のピクセルのカラー値について最大値と最小値を選択し、イメージを柔らかにパターン化します。その結果、オブジェクトの明るい、または暗い領域が、柔らかなブロック状の部分へと、しぼんだり膨らんだりします。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the MinMax filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 半径: エフェクトの範囲を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: モード および 半径.

ノイズディゾルブ

オブジェクトにノイズのパターンを加えることで、オブジェクトを薄れさせます。「ディゾルブ量」パラメータの値を大きくすると、イメージは、次第に侵食されていきます。ノイズのある領域ではアルファチャンネルがゼロに設定されているため、「ディゾルブ量」が大きくなるにつれて、背景のイメージが現れてきます。

Figure. Canvas showing effect of the Noise Dissolve filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • ディゾルブ量: ノイズによってディゾルブをかけられるピクセルの割合をパーセントで設定します。
  • ランダムシード: ノイズを配置する際、シードに使う数を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: ディゾルブ量 および ランダムシード.

ピクセル化

オブジェクトから取り出した色を使って、イメージをブロック状のモザイクにします。ブロックの大きさを、増減することができます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Pixellate filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: ピクセル化エフェクトの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 調整: ピクセル化の大きさを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 調整.

ポスタライズ

イメージに含まれる色の数を、カラーチャンネル当たりで設定した数に減らします。この数の設定は、「レベル」パラメータを使って行います。

Figure. Canvas showing effect of the Posterize filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • レベル: ポスタライズの段階の数を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: レベル.

レリーフ

オブジェクトや等高マップのカラー値を使って等高頂点を計算し、3D 等高マップのアピアランスを作成します。

メモ: このフィルタは奥行きをシミュレートするだけで、「レリーフ」フィルタを適用したオブジェクトは「Motion」の 3D アスペクトと相互に作用しません。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Relief filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 手前: 等高マップの手前の中心点の位置を設定することにより、等高頂点が投射される方向を決定します。値は座標で表されます。内側または外側のオンスクリーンコントロールをドラッグすると、この値が調整されます。
  • 手前側のサイズ: 手前のオブジェクトのサイズを、元のサイズとの比で設定します。
  • 後方: 等高マップの後方の中心点の位置を設定することにより、等高頂点が投射される方向を決定します。値は座標で表されます。内側または外側のオンスクリーンコントロールをドラッグすると、この値が調整されます。
  • 後方側のサイズ: 後方のオブジェクトのサイズを、元のサイズとの比で設定します。
  • ファジーネス: 等高頂点に適用するファジーネスの量を設定します。の値が高くなるほど、等高頂点のエッジは柔らかくなります。
  • 等高マップ: 選択した等高マップのサムネールを表示します。等高マップがある場合、等高頂点を計算するのに使われます。「等高マップ」ウェルにオブジェクトを追加する方法については、「ソースウェル」を参照してください。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 手前側のサイズ, 後方側のサイズ, ファジーネス, 等高マップ, および マップチャンネル.

スリットスキャン

SF 映画の「スターゲート」のようなイメージを作り出すのに使われるスリットスキャン処理をシミュレーションして、飛び去るようなアニメーションエフェクトを作り出します。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Slit Scan filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: スリットの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 回転: スリットの回転角を設定します。
  • 速度: シミュレーションの速度を設定します。
  • 遠近: オブジェクトに対する遠近法の角度を設定します。
  • グロー: スリット部分の輝きの強さを設定します。
  • グローカラー: スリット部分の輝きの色を選びます。開閉用三角ボタンを使って「赤」、「緑」、および「青」の各スライダを表示し、色を正確に選ぶことができます。
  • オフセット: スリットの上と下の要素間のオフセット量を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 回転, 速度, 遠近, グロー, グローカラー, および オフセット.

スリットトンネル

SF 映画の「ワープトンネル」のようなイメージに使われる円形のスリットスキャンを用いてシミュレーションを行います。このフィルタでは、自動的にアニメーションが行われ、飛んでいくようなエフェクトを作り出します。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Slit Tunnel filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 中心: トンネルの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 回転: オブジェクトが動いている間の回転角を設定します。
  • 速度: シミュレーションの速度を設定します。
  • 遠近: オブジェクトに対する遠近法の角度を設定します。
  • グロー: トンネルの最後のグローの量を設定します。
  • グローカラー: トンネルの最後のグローの色を選択します。開閉用三角ボタンを使って「赤」、「緑」、および「青」の各スライダを表示し、色を正確に選ぶことができます。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 回転, 速度, 遠近, グロー, および グローカラー.

テクスチャスクリーン

「マップイメージ」パラメータで指定したソースのオブジェクトを使って、対象を覆います。ソースのイメージには、どんなイメージ、ムービー、またはシェイプも利用できます。デフォルトでは、「テクスチャスクリーン」は「マップイメージ」ウェルに黒のイメージが適用されているかのようになり、サチュレーションが低下して色あせた印象になります。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Texture Screen filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • マップイメージ: スクリーンを生成するために選んだマップのサムネールを表示します。「マップイメージ」ウェルにオブジェクトを追加する方法については、「ソースウェル」を参照してください。
  • 中心: テクスチャスクリーンの中心の位置を設定します。「中心」オンスクリーンコントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • 角度: テクスチャスクリーンを配置する角度を設定します。
  • ゆがみ: マップイメージに適用されるゆがみの程度を設定します。
  • ストレッチ: マップイメージに適用される伸長の度合いを設定します。
  • 調整: マップイメージに適用される調整を設定します。
  • コントラスト: スクリーンがイメージに与えるコントラストの強さを設定します。
  • しきい値: ルミナンスマップの明るさを決める背景イメージの明るさのしきい値を設定します。
  • ノイズコントラスト: ノイズに加えられるコントラストの量を設定します。
  • ノイズ量: ノイズの量を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: マップイメージ, 角度, ゆがみ, ストレッチ, 調整, コントラスト, しきい値, ノイズコントラスト, および ノイズ量.

ビネット

一部のカメラレンズを通して見られる、イメージの光量が減少し、周辺部でぼやけるエフェクトの特性をシミュレートします。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Vignette filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • サイズ: ビネットのサイズを設定します。サイズを大きくすると、ビネットの影響を受けるオブジェクトの領域が増えます。オンスクリーンコントロールの内側のリングをドラッグすると、この値が調整されます。内側と外側のリングの中心をドラッグすると、「サイズ」および「減衰」値が同時に調整されます。
  • 減衰: ビネットの枠線に適用するぼかし入れの量を設定します。減衰量を上げると、ビネットのエッジは柔らかくなります。オンスクリーンコントロールの外側のリングをドラッグすると、この値が調整されます。内側と外側のリングの中心をドラッグすると、「サイズ」および「減衰」値が同時に調整されます。
  • 中心: ビネットの中心の位置を設定します。「中心」画面上コントロールをドラッグすると、キャンバスで値が調整されます。
  • ブラー度合い: ビネットによって影響を受けるイメージの部分に適用されるブラーの度合いを設定します。
  • 減光: ビネットによって影響を受けるイメージの部分が暗くなる量を設定します。
  • サチュレーション: ビネットによって影響を受けるイメージの部分に適用されるカラーサチュレーションの量を設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
  • OSC を公開: 「Final Cut Pro X」にフィルタのオンスクリーンコントロールを公開します。「Final Cut Pro」で使うコンテンツの作成について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: サイズ, 減衰, ブラー度合い, 減光, および サチュレーション.

ウェービースクリーン

イメージをコントラストの強いグレイスケールに減色してから、折れ線のパターンで結果のイメージを覆い、エッチングの網掛けの手法をシミュレートします。イメージは、さまざまな厚さのジグザグ線のパターンで表示されます。

3D グループはこのフィルタによってラスタライズされます。ラスタライズについて詳しくは、「ラスタライズについて」を参照してください。

Figure. Canvas showing effect of the Wavy Screen filter.
「インスペクタ」のパラメータ
  • 振幅: 波の振幅を設定します。
  • 波長: 波長を設定します。
  • 調整: 波の大きさを設定します。
  • コントラスト: スクリーンのコントラストを設定します。
  • ミックス: 元のイメージとフィルタを適用したイメージをブレンドする割合を設定します。
HUD コントロール

HUD には以下のコントロールがあります: 振幅, 波長, 調整, および コントラスト.