「基本フォーマット」コントロール

以下のパラメータコントロールでは、テキストオブジェクトの主要なフォーマットを調整できます。これらのパラメータのうち、「ファミリー」、「スタイル」、「サイズ」、および「文字間隔」の各パラメータは、テキストの HUD にも表示されます。

基本フォーマット
  • サイズ: このスライダを使って、テキストのポイントサイズを設定します。サイズを変更するには、「サイズ」スライダを左または右にドラッグします。スライダで設定できる最大値は 288 ポイントです。それよりも大きくするには、数値をクリックして、右にドラッグするか新しい値を入力します。
    Figure. Size value field for Text Size parameter.

    メモ: オンスクリーンコントロールを使ってキャンバスでテキストを調整することもできますが、この場合はテキストがオブジェクトとして調整されるため、「サイズ」スライダでの文字のポイントサイズ設定には影響しません。

  • 行間: このスライダを使って、テキストの行間の距離(行間隔)をポイントサイズ単位で設定します。右にドラッグする(0 よりも大きくする)と行間が広くなります。左にドラッグする(0 よりも小さくする)と行間が狭くなります。

    ヒント: 改行が存在する場合にテキストの行間を個別に変更するには、「テキスト」ツールでテキストを選択して、「行間」スライダを調整します。選択したテキストを含む行の行間が変更されます。

  • 文字間隔: このスライダを使って、文字の間隔を設定します。「文字間隔」では、各文字間に均等な値が適用されます。
  • カーニング: このスライダを使って、文字の間隔を調整します。
  • ベースライン: このスライダを使って、文字のベースラインを調整します。ベースラインは、文字の下揃えの位置を決める見えない横線です。
詳細フォーマット

「詳細フォーマット」コントロールは、「基本フォーマット」コントロールほど頻繁には使いません。これらは選択したテキストの詳細な要素に影響します。

  • 調整: このスライダを使って、文字を比例的に拡大/縮小します。X または Y 方向のみに拡大/縮小するには、開閉用三角ボタンをクリックして X および Y の拡大/縮小値を個別に設定します。下の図では、テキストの X 方向の調整値が 50 %に、Y 方向の調整値が 100 %に設定されています。
    Figure. Expanded Scale parameter in the Inspector.
  • レイアウトに影響する: このチェックボックスを使って、縮小/拡大率の変更をパス上のテキストのレイアウトに反映するかどうかを設定します。たとえば、「レイアウトに影響する」の選択を解除した場合、テキストが開いたスプラインパス上にある(さらに「レイアウト」パネルで「折り返す」が選択されていない)ときは、拡大すると文字がパスの長さに合わせて集まり、縮小すると文字がパスの長さいっぱいに広がります。「レイアウトに影響する」を選択した場合は、拡大すると文字がパスを超えて広がり、縮小すると文字がその配置(左、右、または中央)に従って集まります。
    Figure. Canvas showing text with text prior to scaling, then scaled with the Affects Layout checkbox selected, and with it deselected.
  • オフセット: これらの値スライダを使って、元の位置(アンカーポイント)からのテキストのオフセットを設定します。左の値スライダに値を入力するとテキストオブジェクトが X 空間にオフセットし、右の値スライダに値を入力するとテキストオブジェクトが Y 空間にオフセットします。X、Y、および Z の各位置の値を表示するには、開閉用三角ボタンをクリックします。
  • 回転: このダイヤルを使って、Z 空間で文字を回転させます。開閉用三角ボタンをクリックして、個別の X、Y、Z 回転コントロールにアクセスし、また「アニメート」ポップアップメニューにアクセスします。
  • イタリック体: このスライダを使って、文字に傾きの値を追加してイタリック体をシミュレーションします。
  • 固定スペース: このチェックボックスを選択すると、文字間に固定のスペースが適用されます。
  • すべてを大文字に: このチェックボックスを選択すると、文字が大文字になります。
  • すべてを大文字のときのサイズ: このスライダは、「すべてを大文字に」チェックボックスを選択したときに使用できます。このスライダを使って、大文字のサイズをフォントのポイントサイズに対する割合で設定します。
  • FCP で編集可能: 「Final Cut Pro X」で Motion プロジェクトをテンプレートとして使う場合は、このチェックボックスを選択すると、「Final Cut Pro」でテキストパラメータを編集できるようなります。編集可能なパラメータには次のようなものがあります:
    • テキスト文字列(テキストの文字は変更できます)

    • テキストサイズ

    • テキストの文字間隔

    「Final Cut Pro X」への公開について詳しくは、「Final Cut Pro X 用のテンプレートを作成する」を参照してください。

テキスト
  • テキスト: テキストエディタ(影の付いた暗い領域)に文字を入力して、「インスペクタ」内でテキストを追加したり編集したりします。詳細については、「テキストエディタでテキストを追加する」を参照してください。