キーフレームの間引き

パラメータに 1 つ以上のキーフレームが含まれる場合、または記録ボタンがオンになっているときは、新しい再生ヘッド位置でパラメータを変更するたびにキーフレームが追加されます。プロジェクトを再生しながらアニメートする場合は、フレームごとにキーフレームを作成します。このことは、カーブを変更しない限り問題になりません。

アニメーションで作成されたカーブのほとんどは、キーフレームを減らしても表現できます。多くの場合、キーフレームを減らせば変化率がスムーズになり、ベジェや連続的などのさまざまな補間方法を利用できます。

キーフレームを簡素化する方法は 2 通りあります。キーフレームを記録中、または記録後に、そのパラメータのアニメーションメニューにある「キーフレームを間引く」コマンドを使用して、既存のアニメーションカーブを簡素化します。

アニメーションカーブのキーフレームを間引くには
  1. アニメーションメニュー(「キーフレームエディタ」のパラメータリストの 5 番目の列)をクリックし、アニメーションメニューから「キーフレームを間引く」を選択します。

    「キーフレームを間引く」ダイアログが表示されます。

    Figure. Reduce Keyframes dialog.
  2. 「エラーの許容度」および「スムージング」パラメータを調整して、目的のカーブにします。

Figure. Keyframe Editor showing a parameter with reduced keyframes.

レコーディングオプション

「レコーディングオプション」ダイアログでは、「キーフレームの間引き」について調整したり、再生時のレコーディングを無効にしたりできます。

「キーフレームの間引き」設定は、再生時のアニメーションの記録に適用されます。この設定は、通常のキーフレームの設定には影響しません。

「レコーディングオプション」にアクセスするには
以下のいずれかの操作を行います:
  • 「マーク」>「レコーディングオプション」と選択します(または Option + A キーを押します)。

  • 記録ボタン(キャンバスの下)をダブルクリックします。

    「レコーディングオプション」ダイアログが表示されます。間引きオプションを選択して、「OK」をクリックします。

Figure. Recording Options dialog.

「レコーディングオプション」ダイアログには次のオプションがあります:

  • キーフレームの間引き: 3 つのキーフレーム間引きオプションのいずれかを選択します:
    • オフ: 間引きは適用されません。キーフレームは、パラメータが変更されるすべてのフレームで追加されます。
      Figure. Keyframe Editor showing a curve with no thinning applied.
    • 間引き: 「Motion」は単純なカーブで簡単に置き換えられるキーフレームを排除します。
      Figure. Keyframe Editor showing a curve with reduced keyframes.
    • ピークのみ: 大きく値が変化するキーフレームのみが記録されます。
      Figure. Keyframe Editor showing a curve with peaks-only thinning applied.
  • 再生中にキーフレームを記録しない: プロジェクトの再生中にキーフレームを記録しない場合は、このチェックボックスを選択します。

再生時のアニメーションの記録を無効にする

記録ボタンがオンになっているか、パラメータに 1 つ以上のキーフレームが含まれる場合は、パラメータを調整するとキーフレームが追加されます。アニメーションが誤って作成されないようにするため、プロジェクトが再生されていないときにだけ自動キーフレーミングが起きるように制限できます。

再生時のアニメーションの記録を無効にするには
  1. 「マーク」>「レコーディングオプション」と選択します。

    「レコーディングオプション」ダイアログが表示されます。

  2. 「再生中にキーフレームを記録しない」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。