テンプレートを保存すると、プロジェクトとすべての関連するファイルは、「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/」フォルダに、テンプレートタイプ別に分けられて保存されます。テンプレートタイプには、「コンポジション」(「Motion」で使うために「Motion」で作成されるテンプレート)、「エフェクト」、「ジェネレータ」、「タイトル」、および「トランジション」があります。
「Final Cut エフェクト」テンプレートを保存すると、「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Effects」に保存され、「Final Cut トランジション」は「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Transitions」に保存され、他のタイプのテンプレートもその名前のフォルダに保存されます。
「Motion」でテンプレートを保存するときは、カテゴリを割り当てます。たとえば、「Final Cut エフェクト」を保存するときは、保存ダイアログの「カテゴリ」ポップアップメニューで「ブラー」、「歪み」、「スタイル」などのオプションを選択します。テンプレートをカテゴリに保存すると、そのカテゴリのフォルダは、コンピュータ上の対応するフォルダ(「Effects」、「Titles」、「Generators」など)に表示されます。
カテゴリは、エフェクトが「Final Cut Pro X」の「メディアブラウザ」にどのように整理されるかを表します。たとえば、「Final Cut Pro」の「エフェクトブラウザ」のビデオ・エフェクト・カテゴリには、「基本」、「ブラー」、「ディストーション」、「キーイング」、「ライト」、「眺め」、「スタイル」、および「タイリング」があります。「Motion」では、「ブラー」カテゴリに保存された「Final Cut エフェクト」テンプレートは、Finder では「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Effects/ブラー/<テンプレート名>」フォルダに保存されます。
ブラウザカテゴリは、「Final Cut Pro」に用意されていないものも利用できます。テンプレート保存ダイアログの「カテゴリ」ポップアップメニューから「新規カテゴリ」を選択することで、テンプレートカテゴリを作成できます。カスタムカテゴリは、「Final Cut Pro」のブラウザにも表示されます。
テーマを使ってテンプレートを分かりやすく整理することができます。テーマはテンプレートに添付されたメタデータ・タグで、さまざまなテンプレートを 1 つのファミリーとして整理するときに役立ちます。たとえば、トランジション、エフェクト、タイトルのグループなど、複数の異なるテンプレートタイプを同じプロジェクトで使用する場合があります。同じテーマのテンプレートにタグを付けることで、テンプレートタイプに関係なく、すべてのテンプレートが「Final Cut Pro」の「テーマブラウザ」に表示されます。
テーマのあるテンプレートはほかのエフェクトのブラウザにも表示されます。たとえば、テーマのある「Final Cut タイトル」テンプレートは、「Final Cut Pro」の「テーマブラウザ」だけでなく「タイトルブラウザ」(テーマのないテンプレートの下にあります)にも表示されます。
テンプレートへのテーマの割り当ては任意です。
Finder では、テンプレートは「テンプレートタイプ/カテゴリ/テーマ」というフォルダ階層に従って保存されています。たとえば、「ブラー」カテゴリと「ニュース」テーマに保存された「Final Cut エフェクト」テンプレートは、Finder では「/ユーザ/<ユーザ名>/ムービー/Motion Templates/Effects/ブラー/ニュース/<テンプレート名>」フォルダに表示されます。
メモ: 「テーマ」ポップアップメニューを使って、「Motion」の「プロジェクトブラウザ」でテーマ別に並べ替えることもできます。
テンプレートの各フォルダには以下の項目が含まれています:
.moef は「Final Cut エフェクト」テンプレートの拡張子です。
.motn は「Final Cut ジェネレータ」テンプレートの拡張子です。
.moti は「Final Cut タイトル」テンプレートの拡張子です。
.motr は「Final Cut トランジション」テンプレートの拡張子です。
メモ: 保存ダイアログで「使用していないメディアを含める」を選択すると、「メディア」パネル(プロジェクトで使用されていないメディア用の記憶域)にあるメディアが「メディア」フォルダに保存されます。