Loopback プラグインのトランスポートコントロールと機能コントロールを使用する

このセクションでは、録音、再生、フェード、カウントイン、メトロノーム、および取り消しの操作に使用する各コントロールについて説明します。

Figure. Loopback transport and function controls.
  • 録音ボタン: 録音を開始または停止します。録音ボタンを 1 回クリックすると、テープループ(仮想的なもので、物理的なテープループではありません)への録音が開始されます。もう 1 回クリックすると、長さが設定され、オーバーダビングが開始されます。オーバーダビング中は、最初に録音したテイクが再生され、そこに新しいテイクを重ねて録音することになります。それ以降のクリックでは、テープループは継続したままで、録音のオン/オフが切り替わります。
  • 再生/停止ボタン: 「PLAY FROM」および「SNAP TO」パラメータで設定された位置から再生を開始します。再生中または録音中の場合は、ただちに停止します(「SNAP TO」の値に達するまで待つことはありません)。長さが指定されていない状態で録音中の場合は、ボタンによって長さが設定され、オーバーダビングなしで再生が続きます。Loopback プラグインの同期、スナップ、および再生開始位置のパラメータを使用するを参照してください。
  • 逆再生ボタン: テープループの内容を逆再生、つまり後ろから前に向かって再生します。再生中と停止中のどちらでも逆再生を有効にできます。
  • フェード・アウト・ボタン: 「FADE TIME」フィールドで指定された時間の間に、テープループの音量を徐々に下げます。フェードアウト中はフェード・アウト・ボタンが強調表示され、フェードアウトが完了すると再生が停止します。

    フェードアウトは、録音済みの素材にのみ適用されます。フェードアウト中でも録音を開始できます。その場合、新しい素材が録音され、フル音量で再生されます。フェードアウト中に新しい素材を録音するときは、フェードアウトの終了時に再生は停止されず、新しく録音した素材の再生が続けられます。

    テープループの長さが設定されている場合は、Loopback の再生中にフェード・アウト・ボタンを押すと(またはボタンにマップされたスクリーンコントロールをアクティブにすると)、バッファは消去されますが、ループの長さはリセットされません。Loopback プラグインの停止中にフェード・アウト・ボタンを押すと、バッファが消去されます。Loopback プラグインを再生を開始するときにループの長さが定義されていなかった場合は、ループの長さもリセットされます。

  • カウントインボタン: コンサートの拍子を使って、1 小節のカウントインを入れます。
  • メトロノームボタン: 「MainStage」のメトロノームのオン/オフを切り替えます。
  • 取り消すボタン: 再生中または停止時にクリックすると、最後に録音したテイクがテープループから取り除かれます。新しいテイクの最初の拍で取り消すボタンをクリックすると、前回録音したテイクが取り除かれます。