ライブ演奏に Playback プラグインを使用する

Playback プラグインを使って、演奏中にバッキングトラックやその他のオーディオファイルを再生できます。再生は、パッチまたはセットの選択、あるいはボタンなどのスクリーンコントロールの操作によってトリガできます。サウンドのフェードアウトやループ再生など、その他の再生パラメータもスクリーンコントロールにマップして操作できます。ファイルにマーカー情報が含まれる場合は、マーカーを使って、オーディオファイル内の別のセクションに再生を切り替えることもできます。「GROUP」メニューを使えば、Playback プラグインの複数のインスタンスをまとめて再生および停止できます。

Playback プラグインのインスタンスをどこに追加するかは、その用途によって異なります。特定のパッチの演奏中にオーディオファイルを再生したい場合は、パッチに追加します。Playback プラグインをセットレベルで追加した場合は、セット内のどのパッチを選択してもオーディオファイルの再生を続けることができます。たとえば、特定の曲に使うすべてのパッチが 1 つのセットに含まれている場合に、Playback プラグインを使って、曲のバッキングトラックを収録したオーディオファイルを再生するといった使いかたができます。Playback プラグインをコンサートレベルで追加した場合は、コンサート内のどのパッチを選択してもオーディオファイルの再生を続けることができます。プラグインは好きなレベルで使用できるので、アイデアしだいで多彩な使いかたができます。

Playback プラグインは、さまざまな方法で使用できるようにデザインされています。以降では、さまざま状況で Playback プラグインを使うためのアイデアをいくつか紹介します。まずはこれらのアイデアを試して、独自の使いかたを考案してみてください。

Playback プラグイン使用のアイデア

Playback プラグインは、パッチ、セットレベル、またはコンサートレベルのソフトウェア音源チャンネルストリップで使用できます。

  • Playback プラグインをパッチに追加して、パッチ内の別のチャンネルストリップで楽器を演奏しながら、プラグインでバッキングトラックを再生します。

  • Playback プラグインをセットレベルで追加して、セット内でパッチを変更して演奏しながら、プラグインで特定のバッキングトラックを再生し続けます。

  • Playback プラグインをコンサートレベルで追加して、コンサート内でパッチを変更して演奏しながら、プラグインで特定のバッキングトラックまたはサウンドエフェクトを再生し続けます。

  • Playback プラグインの複数のインスタンスをセットまたはコンサートレベルで追加して、プラグインで複数のバッキングトラックを再生およびリミックスします。