ハードウェア構成が複雑な場合のヒント

演奏前に、ライブパフォーマンスで使用するものと同じ構成を用い、可能ならば演奏する場所または会場で、作成したコンサートをすべてテストすることをお勧めします。ハードウェア構成が複雑になると、この作業はさらに重要になります。

ライブ演奏で複数のキーボードコントローラを使用する

ライブ演奏で複数のキーボードコントローラを使う場合、スクリーンコントロールは、すべてのコントローラから送信された MIDI メッセージに応答するか、特定のコントローラから送信された MIDI メッセージのみに応答するかを選択できます。また、チャンネルストリップでも、すべてのコントローラの入力を受信するか、1 台のコントローラの入力だけを受信するかを指定できます。

「レイアウト」モードでは、スクリーンコントロールは、すべての MIDI ポートおよびチャンネルで MIDI 入力に応答するように設定することも、特定のデバイスまたはチャンネルにのみ応答するように設定することもできます。スクリーンコントロールがすべてのコントローラの MIDI 入力に応答するように設定するには、「レイアウトインスペクタ」の「装置」ポップアップメニューと「チャンネル」ポップアップメニューで「すべて」を選択します。スクリーンコントロールが特定のコントローラに応答するか、キーボードのスクリーンコントロールと同じチャンネルに応答するように設定するには、「装置」ポップアップメニューでコントローラを選択します。

「編集」モードでは、「チャンネル・ストリップ・インスペクタ」の「キーの範囲」セクションで、チャンネルストリップに MIDI 入力を送信するデバイスを設定します。デフォルトでは、チャンネルストリップは、レイアウトの最初のコントローラの入力を受信します。「入力」ポップアップメニューでは、別のデバイスの入力を受信するようにチャンネルストリップを設定できます。

ライブ演奏で別のハードウェア構成を使用する

MIDI コントローラ、MIDI インターフェイス、オーディオ入力が複数ある場合など、複雑なハードウェア構成で「MainStage」を使う場合、最良の結果が得られるのは、コンサートを作成したときに使っていたハードウェア構成をそのまま使うことです。

コンサートの作成に使ったものとは違うコントローラ、インターフェイス、デバイスと共に「MainStage」を使う場合は、ライブ演奏用のハードウェア構成を使ってハードウェア・アサインメントを再登録する必要があります。こうした状況で操作を効率的に行う場合、2 種類のレイアウトを作成するという方法があります。1 つはスタジオ用、もう 1 つはライブ演奏用の構成で、対応するスクリーンコントロールがレイアウトごとに割り当てられています。この場合、演奏を始める前に、ライブ用のレイアウトをコンサートに読み込みます。ライブ演奏用に構成されたハードウェア・アサインメントがレイアウトと共に読み込まれ、マッピングは保持されます。