スクリーンコントロールのパラメータを編集する

「レイアウト」モードでスクリーンコントロールを選択すると、スクリーンコントロールのパラメータが「スクリーン・コントロール・インスペクタ」に表示されるので、そこで値を編集できます。ほとんどのスクリーンコントロールでは共通のパラメータを使用しますが、一部のタイプのコントロールでは機能に応じて異なるパラメータを使用します。各タイプのパラメータについては、以下のセクションで説明します。

一般的でない特別な目的にスクリーンコントロールを使用する場合以外、「ハードウェア入力」のほとんどのパラメータでは、コントローラアサインメントの登録時に「MainStage」によって設定されるデフォルト値を変更する必要はありません。

スクリーンコントロールのパラメータを編集するには
  1. 「レイアウト」モードで、スクリーンコントロールを選択します。(スクリーンコントロールをワークスペースにドラッグすると、選択状態になります。)

  2. 「スクリーン・コントロール・インスペクタ」で、選択したスクリーンコントロールのパラメータを編集します。目的のパラメータに対してメニュー項目を選択する方法や、テキストを入力する方法、ボタンをクリックする方法、チェックボックスを選択する方法などがあります。

コントロールのパラメータをリフトする/スタンプする

スクリーンコントロールから特定のパラメータをまとめて「リフト」つまりコピーし、ほかのスクリーンコントロールに「スタンプ」できます。この方法を使うと、複数のスクリーンコントロールに同じサイズ、外観、およびテキスト属性を簡単に適用して、レイアウトに統一感を持たせることができます。リフトとスタンプの対象になるパラメータは、「スクリーン・コントロール・インスペクタ」の「アピアランス」セクションと「テキストラベル」セクションのパラメータ(コントロールのタイプは除く)と、スクリーンコントロールのサイズです。

スクリーンコントロールからパラメータをリフトするには
  • ワークスペースで Control キーを押しながらスクリーンコントロールをクリックし、ショートカットメニューから「属性をリフト」を選択します。

ほかのスクリーンコントロールにパラメータをスタンプするには
  • ワークスペースで Control キーを押しながらスクリーンコントロールをクリックし、ショートカットメニューから「属性をスタンプ」を選択します。

    Shift キーを押しながら複数のスクリーンコントロールをクリックして、Control キーを押しながら選択項目をクリックすることもできます。

スクリーンコントロール共通のパラメータ

ボタン、ノブ、フェーダー、ペダル、フットスイッチ、モジュレーション/ピッチホイール、メーター、VU メーター、オルガンドローバー、進行状況インジケータ、およびパラメータテキストの各スクリーンコントロールでは、以下の共通のパラメータを編集できます。

ハードウェア入力
アピアランス
  • 「カラー」セレクタ: スクリーンコントロールのアクティブな部分のカラーを選択します。現在使用中の値が視覚的に表示されます。(このパラメータは、テキストスクリーンコントロールまたはメータースクリーンコントロールでは無効です。)
テキストラベル
  • 「カラー」セレクタ: テキストラベルのカラーを選択します。
  • 「ハードウェアのラベルを追加」チェックボックスとフィールド: チェックボックスを選択し、コントロールのテキスト表示領域の 1 行目に表示するハードウェアラベルをフィールドに入力します。

「キーボード」スクリーンコントロールのパラメータ

MIDI ノートメッセージを送信するキーボードコントローラまたはその他の MIDI デバイスを使用する場合は、「キーボード」(または「MIDI 動作状況」)スクリーンコントロールをレイアウトに取り込みます。キーボード・スクリーン・コントロールに対しては、以下のパラメータを編集できます。

ハードウェアの割り当て
  • 「ベロシティ感度」スライダ: キーボードのベロシティ感度を設定します。「少ない」の方向にドラッグすると、最大値をトリガするために高いベロシティが必要になり、「多い」の方向にドラッグすると、ベロシティが低くても最大値がトリガされやすくなります。
設定
  • 「名前」フィールド: キーボードの名前を入力します。「チャンネル・ストリップ・インスペクタ」の「入力」ポップアップメニューに名前が表示され、そこでチャンネルストリップの応答先となる装置を選択できます。
  • 「キーの数」値スライダ: キーボード・スクリーン・コントロールの鍵盤数を入力します。
  • 「最も低いキー」値スライダ: 最も低いキーのノート名を入力します。
  • 「最も低いキー」の「登録」ボタン: 「登録」ボタンをクリックし、最も低いキーを押すと、「MainStage」に最も低いキーが登録されます。

    「キーの数」と「最も低いキー」は、スクリーンコントロールの外観にのみ影響します。キーボードコントローラからどのノートを受信するかには影響しません。

レイヤーを表示
  • 「キーボードレイヤーを表示」チェックボックス: 選択すると、パッチ内の各ソフトウェア音源チャンネルストリップのレイヤーがワークスペースのキーボードの上に表示されます。レイヤーには、チャンネルストリップの名前とカラーが表示され、キーボードを弾くと応答します。
  • 「高さ」値スライダ: キーボードの上に表示されるレイヤーディスプレイの高さを設定します。

「MIDI 動作状況」スクリーンコントロールのパラメータ

「MIDI 動作状況」は、MIDI ノートメッセージを受信したことを知るためのスクリーンコントロールです。「ノートのない」小型のキーボード・スクリーン・コントロールとして使うこともできます。「MIDI 動作状況」スクリーンコントロールに対しては、以下のパラメータを編集できます。

ハードウェア入力
  • 「ベロシティ感度」スライダ: 受信する MIDI データの感度を設定します。
設定
  • 「名前」フィールド: スクリーンコントロールの名前を入力します。
アピアランス
  • 「カラー」セレクタ: MIDI 動作状況ランプのカラーを選択します。

「ドラムパッド」スクリーンコントロールのパラメータ

ドラムパッドには「ドラムパッド」スクリーンコントロールを使用できます。「ドラムパッド」スクリーンコントロールに対しては、以下のパラメータを編集できます。

ハードウェア入力
  • 「ノート」値スライダ: ドラムパッドの MIDI ノートを、登録された値とは異なる値に変更します。
アピアランス
  • 「カラー」セレクタ: ドラムパッドを押したときに簡単に分かるようにスクリーンコントロールのアクティブな部分のカラーを選択します。
テキストラベル
  • 「カラー」セレクタ: テキストラベルのアクティブな部分のカラーを選択します。
  • 位置そろえボタン: テキストをそろえる位置(左、中心、または右)を設定するときにクリックします。
  • 「ハードウェアのラベルを追加」チェックボックスとフィールド: チェックボックスを選択し、コントロールのテキスト表示領域の 1 行目に表示するハードウェアラベルのテキストをフィールドに入力します。

「波形」スクリーンコントロールのパラメータ

「波形」スクリーンコントロールでは、Playback プラグインのオーディオファイルのオーディオ波形を表示できます。「波形」スクリーンコントロールに対しては、「カラー」および「ルーラを隠す」パラメータを編集できます。

  • 「カラー」セレクタ: 波形ディスプレイのカラーを選択します。
  • 「ルーラを隠す」チェックボックス: 選択すると、波形ディスプレイ上部のルーラが非表示になります。

「セレクタ」のパラメータ

「セレクタ」スクリーンコントロールでは、パッチやセットを表示/選択したり、Playback プラグインで使用するオーディオファイル内のマーカーを表示/選択したりできます。「セレクタ」(パッチまたはマーカーセレクタ)のスクリーンコントロールに対しては、以下のパラメータを編集できます。

  • 「パッチとセット」表示ボタン: 選択すると、パッチとセットの両方が「セレクタ」に表示されるようになります。
  • 「デュアルカラム表示」チェックボックス: 選択すると、左側のカラムにセット、右側のカラムにパッチが表示されます。
  • 「パッチ名またはマーカー」ボタン: 選択すると、パッチだけが「セレクタ」に表示されるようになります。
  • 「表示する項目数」値スライダ: 「セレクタ」に表示可能な項目の数(行数)を設定します。
  • 「カラー」セレクタ: 「セレクタ」で選択した項目のカラーを選択します。
  • 「セットの両端揃え」ボタン: 「セレクタ」内でセット名をそろえる位置(左、中心、または右)を設定するときにクリックします。
  • 「パッチの両端揃え」ボタン: 「セレクタ」内でパッチ名をそろえる位置(左、中心、または右)を設定するときにクリックします。

「テキスト」スクリーンコントロールのパラメータ

テキストフィールドにテキストを入力した後に、「テキスト」スクリーンコントロールに対して以下のパラメータを編集できます。

  • 「フォント」ボタン: テキストを選択してからクリックすると「フォント」メニューが表示され、フォント、スタイル、カラー、サイズを選択できます。
  • 配置ボタン: 選択したテキストを左ぞろえにするか、右ぞろえにするか、中央ぞろえにするか、均等割り付けにするかを選択します。
  • テキストフィールド: 画面に表示するテキストを入力します。
  • 「テキストの周囲にフレームを表示」チェックボックス: 選択すると、スクリーンコントロールの境界を示す濃い色の枠が、テキストの周囲に表示されます。

「背景」スクリーンコントロールのパラメータ

グループ化コントロールに背景を使用できます。「背景」スクリーンコントロールに対しては、以下のパラメータを編集できます。

  • 「名前」フィールド: 「名前」フィールドにグループ化コントロールの名前を入力します。
  • 「説明」フィールド: 「説明」フィールドにグループ化コントロールの説明を入力します。
  • 「パネル」ボタンとウェル: 「パネル」ボタンをクリックしてから、表示されるメニューで背景のパネルまたはテクスチャを選択します。
  • 「イメージ」ボタンとウェル: 「イメージ」ボタンをクリックしてから、背景に使用するイメージをウェルにドラッグします。
  • 「選択」ボタン: クリックすると、ファイルを開くダイアログが表示され、イメージを参照して選択できるようになります。
  • 「伸ばして合わせる」チェックボックス: 選択すると、背景の領域内で、イメージが可能な限り大きく表示されます。