「Logic Pro」には、ドラムの置き換えおよびダブリング機能があります。この機能を使うと、トラック全体を録音し直すことなく、オーディオトラックのドラムサウンドを変更できます。録音済みのドラム信号が 1 つあるオーディオトラックを使って、一致する MIDI トリガノートのあるソフトウェア音源トラックを作成し、これらの MIDI トリガノートで EXS24 を再生することができます。
変更するトラックを選択します。
「トラック」>「ドラムの置き換え/ダブリング」と選択します(または対応するキーコマンドを使います)。
「アレンジ」ウインドウで以下のことが行われます:
選択したオーディオトラックのすべてのファイルでトランジェントが分析されます(以前に分析されたことがない場合)。検出されたトランジェントは黄色の線で表示されます。選択したトラックが縦方向に拡大表示されます。
選択したオーディオトラックの下にソフトウェア音源トラックが作成され、音源スロットに EXS24 が挿入されます。
メディア領域に EXS24 用の「ライブラリ」タブが開きます。このタブで、プロジェクトに最適なサウンドを選択できます。
ソフトウェア音源トラックに、検出されたトランジェントに基づくトリガノートのある MIDI リージョンが作成されます。
パラメータの表示されたダイアログボックスが開きます。
必要に応じて以下のパラメータを設定します:
キック = C1(36)
スネア = D1(38)
タム = A1(45)
その他 = C3(60)、「自動」メニュー項目が淡色表示されます
メモ: トリガノートを変更しても、音源の設定は変更されません。ただし、音源の設定を変更すると、トリガノートが「自動」または C3(60)に変更されます。
「OK」をクリックして操作を確定します。
「OK」をクリックすると、オリジナルのオーディオトラックの縦方向の拡大がリセットされます。また、「置き換え」オプションを選択した場合はオリジナルのオーディオトラックのリージョンがミュートされ、トラックの選択が解除されます。ソフトウェア音源トラックに EXS24 用の MIDI トリガノートが作成され、このトラックが選択されます。
操作を取り消すには、「キャンセル」ボタンをクリックします。