異なる階層レベルで作業する

「Logic Pro」では、プロジェクトを大まかにも(アレンジレベルでも)、詳細にも(エディタレベルでも)確認できます。こうした異なる階層レベルが用意されているのは、プロジェクトのセクションをアレンジしたり、音源のパートを改良したりするなど、さまざまな種類の作業に対処するためです。多くの場合、別のウインドウを開いたり、別のウインドウにアクセスしたりしなくても、表示レベルを直接切り替えることができます。

通常、エディタは最下位の表示レベルで、選択したリージョン内の個々のイベントが示されます。

ウインドウまたはウインドウ領域の左上隅にある階層ボタンをクリックすると、表示されているビューが 1 つ上のレベル(通常はアレンジレベル)に移動します。

Figure. Mouse pointer hovering over the Hierarchy button.

メモ: ウインドウの編集領域の背景をダブルクリックしても、1 つ上の表示レベルに移動します。

ピアノロールエディタおよび Hyper Editor では、上位の表示階層に移動すると、アレンジ領域内のすべてのリージョンのイベントが示されます。

ほかのエディタの場合と同様、イベントリストで階層ボタンをクリックすると、1 つ上の表示階層レベルに移動します。ただし、イベントリストでは、表示は変わらず、個々のイベントのリストではなく、リージョンのリストがリージョンの位置、名前、トラック番号、長さと一緒に表示されます。編集したばかりの MIDI リージョンが、リージョン名のリスト内で選択されます。

MIDI リージョンをダブルクリックすると(または、「フォルダ内かリージョンに移動」キーコマンドを使うと)、最下位の表示レベルに戻り、MIDI リージョンの内容が表示されます。

オーディオリージョンをダブルクリックすると、サンプルエディタで開かれます。

スコアエディタでは、階層ボタンをクリックすると、上位の表示レベルになります。ほかのエディタと異なり、スコアエディタでは、表示レベルが上位になっても個々のイベントを編集できます。譜表(空のポイント)をダブルクリックすると、下位の表示レベルに戻ります。