さまざまな種類の同期があり、製造元によりその構成や仕様も異なることから、「Logic Pro」をその他の機器やアプリケーションと同期させた際にタイミングに問題が生じることもあります。このセクションでは、一般的な同期関連の問題への対処方法を紹介します。
「Logic Pro」を外部ワードクロックに同期させるモード(「オーディオ同期モード」の値が 「外部またはフリー」)の場合、有効なデジタル信号が常に利用できる状況である必要があります。「Sample Rate xxx kHz recognized」というエラーメッセージが表示された場合、DAT レコーダ(またはオーディオハードウェアのデジタル入力端子に接続したクロックソース)が、停止または一時停止モードではワードクロックを送信しない可能性があります(あるいは、機器の電源そのものが切れている場合もあります)。
新規プロジェクトを作成し、そこで新たな録音を行い、問題が解消するかを確認してみましょう。なぜなら、テープ上の古い録音が適正にタイムコードと同期していなかった場合は、それを使うことができないからです。基本的に、再生時の状況は録音時とまったく同じでなくてはなりません。
新しい録音が問題なくできたということは、設定自体に問題はないということになります。この場合、グローバルな設定で何か変更がなかったかを確認しましょう。フレームレートやテープ速度の変更などです。30 fps の設定を変更した場合は、30(ドロップフレームあり)または 29.97 などの設定も試してください。