メディア領域は、「アレンジ」ウインドウのツールバーの「メディア」ボタンをクリックして開いたり閉じたりできます。メディア領域では、プロジェクトのすべての関連ファイル(オーディオ、ビデオ、プラグイン設定など)を管理します。この領域には、4 つのタブがあります:
オーディオビンには、プロジェクトで使用するすべてのオーディオファイルが表示されます。プロジェクト用オーディオファイルのカタログだと考えてかまいません。各オーディオファイルを元に作成されたリージョンの概要も把握できます。
ビンでは、オーディオファイルとリージョンの追加、編集、削除、または名称変更が可能です。オーディオファイルおよびリージョンはいずれもビンからアレンジ領域に直接ドラッグして、編集、移動、およびコピーすることができます。また、まだアレンジメントに使用していないファイルをビンに追加すると、プロジェクトを構成しながらオーディオに簡単にアクセスできます。
オーディオビンを独立したウインドウとして開き、そのサイズを変更すると、ビンの「情報」カラムにオーディオファイルおよびリージョンの波形の概観を表示できるようになります。
ループブラウザは、Apple Loops の検索を直観的かつ効率的に行うことができるようにするためのものです。キーワードを使ってループを検索したり、テキスト検索を実行したり、ループをプレビューしたり、ループ情報を表示したり、表示されるループを特定の Jam Pack またはループライブラリのループに制限したりできます。検索条件にマッチしたファイルは検索結果リストに表示されます。使いたいファイルが見つかったら、それをアレンジ領域にドラッグして、プロジェクトに追加できます。
「ループ」パネルは、ミュージック表示、サウンドエフェクト表示、カラム表示の 3 通りで表示できます。デフォルトのミュージック表示には 54 個のボタンが配置され、各ボタンに音楽のカテゴリが表示されます。一覧の中でボタンをクリックして検索範囲を狭め、適切な Apple Loops を選択します。有効なボタンは強調表示されます。
サウンドエフェクト表示には、「爆発」、「Foley」、「人間」などのエフェクト関連のカテゴリのボタンが表示されます。
カラム表示では、Mac OS X 標準のカラムスタイルのファイルメニューが表示されます。この表示では、検索条件が「すべて」、「ジャンル別」、「音源別」、「ムード別」、「よく使う項目」の各階層に分けられています。
ライブラリは、以下のファイルタイプにアクセスするときに利用できる強力なツールです。
チャンネルストリップ設定(.cst)
プラグイン設定(.pst)
EXS インストゥルメント(.exs)
エンバイロメントの音源、および「Audio MIDI 設定」ユーティリティで作成された MIDI 音源のプログラムまたはバンク
Rewire MIDI 音源および現在有効な Rewire ホスト
ライブラリには、選択されたチャンネルストリップのタイプとセクション(チャンネルストリップ設定メニュー、インサートスロット、音源スロット)にマッチする設定ファイルが自動的に表示されます。白いフレームは、「アレンジ」ウインドウのチャンネルストリップで選択されている部分を示します。
フォルダを開いてファイルをブラウズするか、テキスト検索を実行してファイルを検索することができます。検索条件にマッチしたファイルは検索結果リストに表示されます。使いたいファイルが見つかったら、それを選択すれば読み込むことができます。
ファイルブラウザでは、「Logic Pro」で使用できるすべてのファイルタイプのブラウズと検索が可能です。これにより、編集作業中にファイルにアクセスして使用することが容易になります。接続されているメディア音量には以下のファイルタイプが表示されます:
Logic プロジェクトファイル
旧バージョンの「Logic」で作成されたソングファイル
GarageBand プロジェクト(Mac、iPad、iPhone)
「Logic Pro」と互換性のある、あらゆるプロジェクトの互換ファイルフォーマット(OMF、AAF、OpenTL、XML、MIDI ファイル)
オーディオファイル
QuickTime ムービー