インスペクタを使う
インスペクタは、「アレンジ」ウインドウのツールバーにある「インスペクタ」ボタンをクリックすると表示したり隠したりできます。インスペクタの横のサイズは変更できません。インスペクタの表示内容は、アレンジ領域またはその下に表示されるいずれかのエディタ領域のうち、どの領域を作業の中心とするかによって異なります。作業の中心となる領域にパラメータ領域がない場合は、アレンジ領域のインスペクタが表示されます。
メモ: インスペクタの内容は、キーフォーカスのあるウインドウのパラメータの状態を反映してアップデートされます。ウインドウに固有のパラメータについて詳しくは、各ウインドウの章で説明します。
次の画像は、アレンジ領域を作業の中心とした場合のインスペクタの様子です。
リージョンパラメータボックス: トラックのレーンにある個々または複数のリージョンに対して、再生パラメータ(トランスポーズやクオンタイズなど)を設定するときに使用します。リージョンパラメータボックスのパラメータを変更しても、実際のリージョンのオリジナルデータは変更されさません。リージョンおよびリージョン内のイベントの再生には影響します。リージョンの再生に合わせて、リアルタイムにこれらのパラメータの表示が変化します。
トラックパラメータボックス: トラックチャンネルストリップのさまざまな要素を変更するときに使用します。トラックのレーンに配置されたリージョンはすべて、このボックスの設定変更の影響を受けます(すべてのリージョンがこのチャンネルストリップにルーティングされているため)。
アレンジチャンネルストリップ: 左側のチャンネルストリップは、選択したアレンジトラックの出力を制御します。右側のチャンネルストリップは、左側のチャンネルストリップで実行されるアクションによって変化します。たとえば、右側のチャンネルストリップには、左側のチャンネルストリップの最初のオグジュアリーまたは出力先のチャンネルストリップが表示されます。この機能は、柔軟性のあるエフェクトやオーディオのルーティングシステムのセットアップをすばやく簡単に行うためのものです。また、選択したアレンジトラックの処理やルーティングをひと目で把握でき、すべてのミキサーチャンネルストリップ機能(音量、パン、センド、インサートなど)にアレンジ領域から直接アクセスできます。トラックのアレンジチャンネルストリップとミキサーのチャンネルストリップのどちらか一方を調整すると、もう一方にそれが反映されます。
リージョンパラメータボックスまたはトラックパラメータボックスの内容を表示する/隠すには
フローティング領域としてリージョンパラメータボックスを開くには