内部オブジェクト

内部オブジェクトには、お使いの Mac コンピュータの内蔵音源(ソフトウェアシンセサイザーやそのほかの音楽アプリケーションなど)が含まれます。コンピュータ内のサウンドソースとの通信は、実際は MIDI を使用するわけではありませんが、MIDI 通信プロトコルに準拠した形で処理されます。

内部オブジェクトには入力がありますが、出力はありません。そのため、関連するサウンドジェネレータ(ソフトウェア音源やアプリケーション)にケーブル接続された追加の出力ポートとして機能します。

Apple QuickTime

QuickTime システム機能拡張により、ソフトウェアベースの GM 音源を使用することができます。システム上に QuickTime Musical Instruments ファイルが必要です。

QuickTime バーチャルシンセサイザーを作成するには
  • 「エンバイロメント」ウインドウのローカルメニューバーから、「新規」>「内蔵音源」>「Apple QuickTime」と選択します。

このソフトウェアシンセサイザーは、16 パートからなるマルチティンバー音源です。ほかのソフトウェアシンセサイザーと同じく、プログラムチェンジでサウンドを切り替えることができます。また、サウンドの配列は GM テーブルに従っています。チャンネル 10 は、GM のキー割り当てによって常にドラムサウンドに設定されます。QuickTime シンセサイザーは、ノート/プログラムチェンジコマンド、およびピッチベンド(音量コントローラ #7)に応答します。

最初のノートは、QuickTime シンセサイザーで使用する MIDI チャンネルの初期化に使用されるもので、再生はされません。

ReWire

ReWire オブジェクトを使用すると、ReWire 準拠のアプリケーションとそのソフトウェア音源に MIDI データを送ることができます。ReWire 互換のソフトウェア音源に接続するには、最初に「Logic Pro」を起動し、続いて ReWire アプリケーションを起動します。終了時は、ReWire アプリケーションを終了してから、「Logic Pro」を終了してください。

ライブラリを使って ReWire オブジェクトを自動的に作成できます。(ReWire アプリケーションを使って作業するを参照してください。)

エンバイロメントに ReWire オブジェクトを手動で作成するには
  • 「新規」>「内蔵音源」>「ReWire」と選択します。

Figure. ReWire object and its parameter box.

共通のパラメータのほか、Rewire オブジェクトには以下の 3 つの設定があります: