レイヤーを使って作業する

レイヤーは、「エンバイロメント」ウインドウの表示レベルを示すものとなります。すべてのエンバイロメントオブジェクトを同時に扱うのではなく、(音源オブジェクトなど)関連するオブジェクトのグループを表示して操作することができます。レイヤーメニューには、現在のレイヤーの名前が表示されます。

Figure. Layer menu showing name of current layer.

オブジェクトが複数のレイヤーに分散していても、その機能には影響しません。レイヤーは単に、(数千にも及ぶことがある)オブジェクトを整理しやすくするためのものです。ただし、2 つの例外があります:

保護されたレイヤーについて

最初の 2 つのレイヤー(「全オブジェクト」と「グローバル」)の位置は保護されます。これらは、削除できません。

  • 全オブジェクト: このレイヤーには、すべてのエンバイロメントオブジェクトが表示されます。このレイヤーのオブジェクトは、通常はリストとして表示されます。「エンバイロメント」ウインドウのローカルメニューで「オプション」>「オブジェクトのレイヤーに移動」と選択すると、選択したオブジェクトのレイヤーを切り替えることができます。
    Figure. Environment window showing all objects.
  • グローバル: すべてのレイヤーで表示するオブジェクトを最上位から 2 番目のレイヤーに配置することができます。これらのオブジェクトは、すべてのレイヤーで同じ位置に表示されます。グローバルオブジェクトによって画面が繁雑になることから、このレイヤーに配置するオブジェクトはできるだけ減らすようにしてください。

レイヤーを作成する/名前を付ける/削除する

エンバイロメントでレイヤーを作成したり、名前を付けたり、削除したりできます。

新規レイヤーを作成するには
以下のいずれかの操作を行います:
  • 「オプション」>「レイヤー」>「作成」と選択します(または、「レイヤーを作成」キーコマンドを使います)。

  • 「レイヤー」ポップアップメニューから「レイヤーを作成」を選択します。

現在選択されているレイヤーの上に、「(名称未設定)」という空のレイヤーが挿入されます。

レイヤーに名前を付けるには
  1. レイヤーの名前フィールドをクリックして、名前を入力します。

  2. Return キーを押すと、新しい名前が確定されます。

レイヤーを削除するには
  1. 以下のいずれかの操作を行います:

    • 「オプション」>「レイヤー」>「削除」と選択します(または、「レイヤーを削除」キーコマンドを使います)。

    • 「レイヤー」ポップアップメニューから「レイヤーを削除」を選択します。

    レイヤーのすべてのオブジェクトが削除されることを示す警告が表示されます。

  2. 「削除」をクリックして、操作を完了します。

レイヤーを切り替える

レイヤーを切り替えたり、最後に開いたレイヤーに戻ったりできます。

レイヤーを切り替えるには
  • レイヤーメニューの横の下向き三角形ボタンをクリックして、メニューからレイヤーを選択します。

    Figure. Layer pop-up menu showing list of layers.
最後に開いたレイヤーに戻るには
  • 「エンバイロメント」ウインドウで「オプション」>「前のレイヤーに移動」と選択します(または、「前のレイヤーに移動」キーコマンドを使います)。