プロジェクトのテンポは、コンピュータのキーボードまたは受信したMIDIイベントを使用して設定できます。手入力による同期信号を「Logic Pro」が追跡します(ヒューマン同期)。この同期方法には柔軟性もあり、手動で同期信号を送るのをやめると、「Logic Pro」では最後に受信したテンポが維持されます。
「タップテンポ」コマンドを使用すると、文字通りコンピュータまたはMIDIキーボードのキーを叩く(タップ)ことによってテンポタイミングのイベントを生成できます。
「ファイル」>「プロジェクト設定」>「同期」>「一般」パネルの「同期モード」ポップアップメニューで、「手動」を選択します。
「プロジェクト設定」>「同期」>「一般」パネルの「外部同期信号を自動認識」チェックボックスを選択します(デフォルトで選択されています)。
「タップテンポ」コマンドを認識すると、「Logic Pro」は自動的にそのテンポに従います。
「タップテンポ」コマンドに対する「Logic Pro」の反応は、「テンポインタプリタ」ウインドウのパラメータで指定します。
「オプション」>「テンポ」>「テンポインタープリタ」と選択します(または「テンポインタープリタを開く」キーコマンドを使います)。
トランスポートバーの同期ボタンが表示されている場合は Control キーを押しながらクリックしてから、ショートカットメニューから「テンポインタープリタを開く」を選択します。
メモ: 「テンポインタープリタ」ウインドウが開いている間は、選択されたソフトウェア音源トラックとすべての外部 MIDI トラックのみを再生できます。
「テンポインタープリタ」ウインドウには以下のパラメータがあります。
「ウインドウ」の設定を狭くすると、「タップステップ」パラメータで設定したノートの値からタップが外れても、「Logic Pro」のテンポに影響しにくくなります。
「ウインドウ」の枠を広げると、大幅なテンポチェンジを作成しやすくなります。
「ウインドウ」パラメータを「0」に設定すると、タップウインドウがまったくなくなり、すべてのタップがテンポを指定する情報として使用されます。この場合、タップが生成されないと「Logic Pro」は停止します。
「プリ」および「ポスト」のタップ信号は、指定した時間枠内に受信されたものは黄色で、それ以外のものは赤色で表示されます。