新しい MIDI リージョンのデフォルト設定

MIDI データを録音するか、アレンジ領域で鉛筆ツールを使って新しい MIDI リージョンを作成すると、デフォルトのパラメータセットがそのリージョンに適用されます。このデフォルト設定は、MIDI リージョン(譜表)を選択せずに、表示パラメータボックスで表示、編集できます。この状態を示すために、タイトル行に「挿入のデフォルト」の文字が表示されます。この設定は、「Logic Pro」を終了すると解除されてしまいますが、いつでも変更できます。

スコアエディタの背景の空いているところをクリックすると、「挿入のデフォルト」が表示されます。このパラメータは自由に編集できます。たとえば、「クオンタイズ」の値をプロジェクトのほとんどのリージョンで使用する値に設定するとします。この時点から、新しいリージョンにはすべて、設定したこれらの値が自動的に使われるようになります。「クオンタイズ」の値をデフォルトに設定すると、新しく録音または作成されたリージョンの表示クオンタイズの設定は、トランスポートバーのディビジョン値と同じになります。

メモ: 譜表スタイル(「スタイル」パラメータ)のデフォルト設定はここでは設定しません。これは、各トラックに分かれており、アレンジ領域のトラックパラメータボックスの一番下の行で設定します。

選択した複数の MIDI リージョンの設定をまとめて変更する場合、表示パラメータボックスの一番上の行には、MIDI リージョンの名前ではなく、現在選択しているリージョンの数またはオブジェクト(フォルダを選択している場合)の数が表示されます(「3 個のリージョンが選択されました」など)。リージョン間で値の異なるパラメータは、該当するパラメータ行の値に「*」が表示されます。その値を変更すると、選択したリージョンの該当パラメータはすべて同じ値になります。