プロジェクトをバウンスする

バウンス機能を使用すると、チャンネルの全体または一部を、単一または複数のオーディオファイルにレンダリングできるほか、CD や DVD に直接書き込むこともできます。バウンス処理では、選択した出力チャンネルストリップにルーティングされるすべてのチャンネルストリップを使用して、単一のオーディオファイル(異なるフォーマットの同時作成も可能)や複数のサラウンドオーディオファイルを作成できます。音量、パン、エフェクトなどのパラメータもすべてバウンスファイルの一部として記録されます。オートメーションが使用されている場合は、その内容がバウンスファイルにも反映されます。バウンスはリアルタイムで行うことも、リアルタイムより短時間でかつ高速に行うこと(オフラインバウンス)もできます。

バウンスしたファイルは、「Logic Pro」で別の音楽制作に再利用したり、ソースチャンネルのリージョン、音源、エフェクトと置き換える(バイパスする)ことで処理リソースを節約したりできます。また、ほかのアプリケーションやデバイスで使用することもできます。バウンスしたファイルは、マスタリングルームに送ったり、インターネット上で使用したり(Web ページや iTunes Store で公開するなど)、iPod に転送したりするのに便利です。さらに、バウンスしたファイルを CD または DVD に書き込むこともできます。この操作はバウンスウインドウから直接実行できるため、バウンスとディスク作成は 1 ステップで完了します。