ミキサーに含まれるチャンネルストリップのタイプについて

ミキサーには、以下のタイプのチャンネルストリップが表示されます：

• オーディオチャンネルストリップ： オーディオトラックに含まれるオーディオ信号の再生と録音を制御します。オーディオトラックのデータはすべて、アレンジ・トラック・リストで割り当てられたオーディオチャンネルストリップに自動的にルーティングされます。
• 音源チャンネルストリップ： ソフトウェア音源を使用および制御できます。ソフトウェア音源プラグインは、このチャンネルストリップの音源スロットに挿入されます。プラグインの挿入後は、録音済みの MIDI リージョンによって、または MIDI キーボードを弾いて直接 MIDI 入力で、音源チャンネルストリップを操作できます。音源チャンネルストリップの詳細については、音源を使って作業するを参照してください。
• Aux（オグジュアリー）チャンネルストリップ： さまざまな目的の信号ルーティングに使用します。センド／リターンを設定して、チャンネルストリップ信号を Aux チャンネルストリップにルーティングしてエフェクト処理できます。また、信号をグループ化したり、センドを使って 1 本の信号を複数の出力先に分岐させたりすることもできます。Aux チャンネルストリップの作成方法はいくつかあります。詳細については、ミキサーで Aux チャンネルストリップを作成するを参照してください。
• 出力チャンネルストリップ： オーディオインターフェイスの物理的なオーディオ出力を表します。このチャンネルストリップにルーティングされるすべてのオーディオチャンネルストリップ、音源チャンネルストリップ、または Aux チャンネルストリップの全体的なレベルおよびステレオバランス（モノラル出力チャンネルストリップの場合はパンポジション）を調整します。利用できる出力チャンネルストリップの数は、使用しているオーディオインターフェイスによって異なります。
• マスターチャンネルストリップ： すべての出力チャンネルストリップのレベルをまとめて制御します。出力チャンネルストリップ間の相対的なレベルの関係に影響を与えることなく、すべての出力チャンネルストリップのゲインを変更できます。これは、出力音量を比例的にコントロールするために役立ちます。特に、「Logic Pro」のサラウンドモードで、サラウンドミックス全体にフェードをかける場合に便利です。
• MIDI チャンネルストリップ： 外部 MIDI トラックを制御します。外部 MIDI トラックの MIDI データは、MIDI サウンドモジュールとキーボードを制御するために、MIDI アウトプットポートとチャンネルにルーティングされます。詳細については、ミキサーで MIDI チャンネルストリップを操作するを参照してください。

メモ: バスチャンネルストリップや入力チャンネルストリップなど、その他のタイプのチャンネルストリップも作成および使用できます。ただし、これらは主に、以前のバージョンの「Logic Pro」で作成されたプロジェクトとの互換性を維持する目的で用意されています。