MIDI イベントをモニタリングする/リセットする

トランスポートバーの MIDI アクティビティディスプレイでは、最後に受け取った MIDI メッセージを表示します。一番下の行には、最近送信した MIDI メッセージが表示されます。このディスプレイは、主に MIDI の接続状態を確認するために使います。

Figure. Transport bar showing MIDI Activity display.

「Logic Pro」では、複数の MIDI ノートを同時に受け取った場合、各ノート間の音程差が解析され、コードとして表示されます。

場合によっては、ノートデータが送信されていないのに MIDI モジュールが鳴り続けることがあります。これは、「Logic Pro」から送られたオール・ノート・オフ・メッセージにサウンドソースが応答していないことを示します。

トリガされたまま止まらないノートをオフにするには
以下のいずれかの操作を行います:
  • トランスポートバーの MIDI アクティビティディスプレイの下部をクリックします。

  • 停止ボタンをすばやく 2 回クリックします。

どちらの場合でも、「Logic Pro」>「環境設定」>「MIDI」>「リセットメッセージ」で指定した通りに、リセットメッセージが送信されます。

ハングしたノートを停止するには
  • トランスポートバーの MIDI アクティビティディスプレイをダブルクリックします(または「全ノートに対しノートオフを送信(パニック)」キーコマンドを使います)。

各ノートのノート・オフ・メッセージがすべての MIDI ポートのすべてのチャンネルに送信されて、問題が解決するはずです。

不要なモジュレーションを停止するには
  • 「オプション」>「MIDI に送信」>「コントローラをリセット」と選択します(または、「リセットコントローラ信号を送信」キーコマンドを使います)。

値が 0(全コントローラをリセット)のコントロール・チェンジ・メッセージ#121 が、すべての MIDI チャンネルおよび指定音源に割り当てられたすべての出力に送信されます。この結果、モジュレーションやピッチベンドといった MIDI コントローラがすべてニュートラルな状態になります。

すべての MIDI チャンネルで音量を最大に設定するには
  • 「オプション」>「MIDI に送信」>「最大音量」と選択します(または、「最大音量を送信」キーコマンドを使います)。

値が 127 のコントロール・チェンジ・メッセージ#7(メイン音量)が、すべての MIDI チャンネルおよび指定音源に割り当てられたすべての出力に送信されます。

プログラム、音量、およびパンの全設定を外部 MIDI 音源のパラメータボックスから送信するには
  • 「オプション」>「MIDI に送信」>「使用されている音源の MIDI 設定」と選択します(または、「使用している音源の MIDI 設定を送信」キーコマンドを使います)。

実行中に予想外のプログラムチェンジがトリガされた場合、サウンドソースがリセットされます。

プロジェクトの読み込み後に音源設定を自動で送信するには
  • 「ファイル」>「プロジェクト設定」>「MIDI」と選択し、「一般」パネルの「プロジェクトの読み込み後に送信」で「使用されている音源の MIDI 設定」オプションを選択します。