MIDI リージョンを恒久的にクオンタイズする

ほかのリージョンパラメータと同じように、1 つまたは複数のリージョンにクオンタイズ設定を恒久的に適用することができます。「クオンタイズに破壊編集を適用」機能は、特にプリクオンタイズに適しています。

たとえば、録音した MIDI リージョンに「16D スウィング」のクオンタイズを適用すると誤った位置に移動してしまうノートがある場合、まずは 16 分音符でクオンタイズして「クオンタイズに破壊編集を適用」を適用します。クオンタイズで整形したこの MIDI リージョンに、あらためてスウィングクオンタイズをかけることができます。

もう 1 つ例を挙げます。大部分が 16 分音符で、1 つだけ 32 分音符が混ざっている「ハイハット」パターンを録音する場合、まず 16 分音符だけを演奏してクオンタイズを適用し、固定しておきます。その上で、「クオンタイズに破壊編集を適用」を選択します。その後、クオンタイズパラメータの値を 32 分音符に設定して、残りの 32 分音符を追加します。こうすれば、演奏時にリズムがずれてしまった 16 分音符があっても、それらが不適切にクオンタイズされるのを回避できます。

リージョンのクオンタイズを恒久的に適用するには
  1. クオンタイズ設定を選択します。必要に応じて、リージョンパラメータの詳細クオンタイズオプションも設定します。

  2. 「MIDI」>「リージョンパラメータ」>「クオンタイズに破壊編集を適用」と選択します(または、「クオンタイズを破壊的に適用」キーコマンドを使います。デフォルトの割り当ては Control + Q キーです)。

メモ: 確定した後は、直後に「取り消す」コマンドを使ったり「取り消し履歴」コマンドを使ったりしない限り、操作を元に戻すことはできません。