オーディオビンには、プロジェクトのすべてのオーディオファイルが、サンプリングレート、ビットレート、形式(モノラル/ステレオ)、サイズなどの情報と共に表示されます。ここでオーディオファイルの並べ替え、名前変更、コピー、移動などの操作を行います。
メモ: オーディオビンにオーディオファイルを追加する方法の詳細については、オーディオファイルを追加する/削除するを参照してください。
現在読み込んでいるオーディオファイルについての情報はオーディオビンの「情報」カラムに表示されます。この情報の表示/非表示を切り替えるには、「表示」>「ファイル情報を表示」と選択します。
「表示」>「ファイルを並べ替える」と選択し、以下の条件のいずれかに従って、オーディオファイルのリストを並べ替えます:
ヒント: 「名前」カラムのヘッダをクリックして、すべてのオーディオファイルを名前順にすばやく並べ替えることができます。
いくつかのオーディオファイルを「グループ」にまとめ、一括して扱うことができます。次の図に、ギターとボーカルのファイルを、それぞれのグループにまとめた様子を示します。
すべてのファイルが似たような名前の場合、ファイルをカテゴリ別に分けておくと管理が楽になります。たとえば、ほかのアプリケーションで制作したオーディオファイルには、ボーカル、ギター、ドラムなどの内容に関係なく、「audio01」、「audio02」、「audio03」という名前が付けられていることがあります。大規模なアレンジメントを行う場合、ファイルをカテゴリ別に分けておくと作業時間を節約できます。
オーディオビンで、グループ化するファイルを選択します。
「表示」>「グループを作成」と選択します(または、Control キーを押しながらオーディオビンをクリックするか、対応するキーコマンドを使います)。
グループ名フィールド(「新規グループの名前を入力」のラベルが付いています)にグループ名を入力して、Return キーを押します。
オーディオビンで、グループ化するファイルを選択します。
以下のいずれかの操作を行います:
「表示」>「ファイルをグループ化」>「場所」と選択し、選択したファイルの親フォルダの名前でアルファベット順に並べ替えられたグループを作成します。これらのフォルダ名は、自動的にグループ名として使用されます。
「表示」>「ファイルをグループ化」>「ファイル属性」と選択し、選択したファイルの属性(ファイルタイプ、ステレオ/モノラル、ビット数など)に基づくグループを作成します。グループ名には、ファイル属性の概要(「16 bit AIFF Stereo」など)が示されます。
「表示」>「ファイルをグループ化」>「アレンジでの選択」と選択し、アレンジ領域で選択されているリージョンに基づくグループを作成します。グループ名には、選択されているリージョンの中で最初のリージョンの名前が使用されます。
メモ: グループがすでに作成されている場合は、確認ダイアログが表示されます。すべてのファイルをいずれかのグループに追加して既存のグループを削除するか、またはグループにまだ含まれていないファイルだけをグループに追加するかを選択します。どちらかのボタンをクリックします。
グループ名の左にある開閉用三角ボタンをクリックします。
クリックしたグループが開閉されます。
いずれかのグループ名の左にある開閉用三角ボタンを、Option キーを押しながらクリックします。
Option キーを押しながらクリックしたグループ内のオーディオファイルを含めて、すべてのグループが開閉されます。
グループ内のいずれかのオーディオファイルの左にある開閉用三角ボタンを、Option キーを押しながらクリックします。
Option キーを押しながらクリックしたグループ内のすべてのオーディオファイルが開閉されます。ほかのグループには影響しません。
Option キーを押しながらグループ名をクリックすると、グループ内のファイルがすべて選択されます。
グループを選択し、「表示」>「選択したグループを削除」と選択します(または、Delete キーを押します)。
削除したグループのオーディオファイルは、オーディオビンのリストの上位レベルに再度表示されます。
オーディオビンでオーディオファイルの名前を変更するには、リストでファイル名をダブルクリックします。テキスト入力ボックスが表示されるので、新しい名前を入力します。
重要: オーディオファイルの名前を変更する前に、名前を変更するオーディオファイルがほかのプロジェクトで使われていないかどうかを確認する必要があります。そのオーディオファイルがほかのプロジェクトで使われている場合は、ファイル名を変更しないでください。変更すると、そのファイルを使用しているほかのプロジェクトで見つからなくなり、再生できなくなります。
「Logic Pro」では、このような場合の対処方法が用意されています:
変更対象のオーディオファイルを使っているプロジェクトを 1 つまたは複数開いている場合、それらすべてのプロジェクトでファイル名が変更されます。
変更対象のオーディオファイルがスプリット・ステレオ・ペアの片方である場合、ステレオペアのもう片方に新しい名前が自動的に割り当てられます。
同じディスクドライブ上にあるバックアップファイルの名前も変更されます。
1 つのステレオファイルの名前を変更すると、最多で 5 つのファイル(「Logic Pro」で使用されている各モノラルファイル、それらのバックアップファイル、およびステレオファイル)に新しい名前が自動的に割り当てられます。この場合、すべてのファイルを同じ場所に保存しておくことをお勧めします。
メモ: リージョン名はいつでも自由に変更できますが、リージョン名に親のオーディオファイルと同じ名前を付けた場合、オーディオファイルを名称変更したときにその新しい名前がリージョンの名前にも自動的に反映されるので注意が必要です。リージョンに(親のオーディオファイルの名前ではなく)別の名前を付ければ、この問題は発生しません。