タムやコンガなどの調性のあるパーカッションサウンドは、正弦波や三角波のオシレータを使えば、比較的簡単に電子的なエミュレーションができます。Ultrabeat の「Phase Oscillator」」を使用すると、最適な基本サウンドを幅広く作成できるので、まずはそこから始めましょう。エンベロープを使ってオシレータのピッチを制御します。またバスおよびスネアドラムのセクションで説明したテクニックを使って調性を変えます。さまざまなタムや類似のサウンドを簡単に作成できることが分かるでしょう。
メモ: 「Tutorial Kit」の A1 〜 B0 のピッチには、典型的なタムのサウンドが 808 種類用意されています。これらのサウンドを分析し、好みに合わせて変更してみましょう。
少し時間をとって、2 番オシレータの「model」モードをいろいろ試してみてください。各パラメータのエフェクトに慣れ親しみ、小型のタブラドラムからガラスのボウルまで、調性のあるパーカッションサウンドを独自に作成してみてください。
メモ: 「Tutorial Kit」のタブラとグラスサウンド(ピッチは C2 と C#2)では、「osc2」の「model」モードと「fm」モードが両方組み合わされています。これらのサウンドは、ベロシティをモジュレーションソースとして複雑に組み合わせて使用した場合の好い例です。