BPM Counter

BPM Counter を使うと、入力されるオーディオのテンポを bpm(1 分あたりのビート数)で分析できます。検出回路により、入力信号にあるトランジェント(インパルスとも呼ばれます)がすべて探し出されます。トランジェントとは、信号のアタック部分にある、とても速く周期を持たないサウンドイベントです。この衝撃が明瞭であるほど、BPM Counter はテンポを検出しやすくなります。そのため、パーカッシブなドラムやインストゥルメントのリズムパート(たとえばベースラインなど)はテンポ分析に適しています。パッドサウンドは、BPM Counter によるテンポ分析には適していません。

Figure. BPM Counter window.

LED に分析プロセスの状態が表示されます。LED が点滅状態のときは、回路がテンポを測定しています。LED が点灯したら分析が終了したということで、テンポの測定値が表示されます。測定範囲は 80 ~ 160bpm です。測定値は小数点第 1 位まで表示されます。LED をクリックすると、BPM Counter をリセットできます。

メモ: BPM Counter は信号中のテンポの変動も検出し、正確な分析を試みます。再生時に LED が点滅し始めたら、BPM Counter が最後に受信した(または設定した)テンポとずれたテンポ変動を検出したことを表しています。新しくかつ一定のテンポを検出すると、LED はそのまま点灯し続け、新しいテンポが表示されます。