Stereo Delay
Stereo Delay は Tape Delay(Tape Delayを参照)のように機能しますが、左右のチャンネルで、ディレイ、フィードバック、ミックスの各パラメータを別々に設定できます。各ステレオサイドにあるクロスフィードノブは、フィードバックの強さ(つまり各信号が逆のステレオサイドに送られるレベル)を指定します。両方のステレオサイドに対して個別にディレイを作成したいときは、モノラルのトラックまたはバスで Stereo Delay を自由に使用できます。
メモ: モノラルチャンネルのストリップにこのエフェクトを使用している場合、トラックやバスには挿入位置から 2 つのチャンネルが現れます(選択したスロットより後ろのインサートスロットはすべてステレオになります)。
左右のディレイパラメータは同じなので、以下では左チャンネルについてのみ説明します。名前が異なる場合は、括弧の中に右チャンネルの名前を記載します。両方のチャンネルに共通のパラメータも別々に表示されます。
チャンネルのパラメータ
「Left Delay」(Right Delay)フィールド: 現在のディレイタイムをミリ秒単位で設定します(ディレイタイムをプロジェクトのテンポに同期させている場合、このパラメータは使用できません)。
「Groove」スライダ/フィールド: 絶対的なグリッド位置に対する後続のディレイリピートの近さを指定します(後に続くディレイリピートがどれだけ近いかということです)。
「Left Feedback」(Right Feedback)ノブ/フィールド: 左右のディレイ信号のフィードバックの量を設定します。
「Crossfeed Left to Right」(Crossfeed Right to Left)ノブ/フィールド: 左チャンネルのフィードバック信号を右チャンネルに、右チャンネルのフィードバック信号を左チャンネルに転送します。
共通パラメータ
「Output Mix」(「Left」および「Right」)スライダ/フィールド: 左右のチャンネルの信号を個別に制御します。
「Low Cut」および「High Cut」スライダ/フィールド: 「Low Cut」値より低い周波数、および「High Cut」値より高い周波数は、ソース信号からフィルタ除去されます。