Speech Enhancer

Speech Enhancer では、コンピュータ内蔵のマイクがある場合に、そのマイクで録音した音声の音質を改善できます。ノイズ除去、マイク周波数の補正、およびマルチバンドコンプレッションなどの機能を組み合わせて使用することができます。

Figure. Speech Enhancer window.
  • 「Denoise」スライダ/フィールド: 録音におけるノイズフロアを定義(または予測)し、除去するノイズレベルを設定します。設定を- 100dB に近付けると、通過するノイズは多くなります。設定を 0dB に近付けると、バックグラウンドノイズは小さくなりますが、アーチファクトが多くなります。
  • 「Mic Correction」ボタン: 「On」ボタンを選択すると、内蔵マイクで行った録音の周波数応答を改善し、高級マイクを使用したような印象になります。
  • 「Voice Enhance」ボタンおよび「Enhance Mode」ポップアップメニュー: このボタンを選択すると、Speech Enhancer のマルチバンド圧縮回路が有効になります。いったん選択すると、4 つの設定から、音声を大きく聞き取りやすいように設定できます。録音状況に応じて最適な結果が得られる設定を選択してください。
    • 「Female Solo」/「Male Solo」: 録音信号がボーカルのみの場合に使います。
    • 「Female Voice Over」/「Male Voice Over」: ボーカルの歌声と、音楽または音響による土台の部分の両方が録音信号に含まれている場合に使います。