SilverVerb

SilverVerb は AVerb と似ていますが、リバーブが適用された信号を調整できる LFO が加えられています。また、ハイカットフィルタおよびローカットフィルタが含まれており、リバーブ信号から特定の周波数をフィルタリングすることができます。高周波音は、通常はいくぶん不快に聞こえ、話し声を不明瞭にし、原音信号の倍音を消してしまいます。低音が強く、長いリバーブテイルは、一般に不鮮明な印象を与えます。

Figure. SilverVerb window.
  • 「Predelay」スライダ/フィールド: 原音信号とリバーブ信号との時間間隔を指定します。
  • 「Reflectivity」スライダ/フィールド: 仮想の壁、天井、および床の反響特性を定義します。
  • 「Room Size」スライダ/フィールド: シミュレートする部屋の大きさを指定します。
  • 「Density/Time」スライダ/フィールド: リバーブの密度と継続時間を指定します。
  • 「Low Cut」スライダ/フィールド: 設定された値よりも低い周波数がリバーブ信号からフィルタ除去されます。このフィルタは、リバーブ信号のトーンのみに影響し、元の信号には影響しません。
  • 「High Cut」スライダ/フィールド: 設定された値よりも高い周波数がリバーブ信号からフィルタ除去されます。このフィルタは、リバーブ信号のトーンのみに影響し、元の信号には影響しません。
  • 「Mod Rate」(Modulation Rate)ノブ/フィールド: LFO の周波数(速度)を指定します。
  • 「Mod Phase」(Modulation Phase)ノブ/フィールド: リバーブ信号の左右のチャンネルのモジュレーションの位相を指定します。
    • 0° では、左右のチャンネルが同時にモジュレーションの最大または最小値になります。

    • 180° では、左右のチャンネルが同時にそれぞれ逆の極値(左チャンネルが最小、右チャンネルが最大、またはこの逆)になります。

  • 「Mod Intensity」(Modulation Intensity)スライダ/フィールド: モジュレーションの量を設定します。値が 0 の場合は、ディレイのモジュレーションがオフになります。
  • 「Mix」スライダ/フィールド: エフェクト(ウェット)信号と元の(ドライ)信号とのバランスを指定します。