AVerb

AVerb は、単一のパラメータ(Density/Time)によってエフェクトの初期反射音と拡散したリバーブテイルの両方を制御する、シンプルなリバーブエフェクトです。一風変わった空間効果やエコー効果を手軽に作ることができるツールです。ただし、実際の音響環境をシミュレートするのには最適とは言えません。

Figure. AVerb window.
  • 「Predelay」スライダ/フィールド: 原音信号とリバーブ信号の初期反射音との時間間隔を指定します。
  • 「Reflectivity」ノブ/フィールド: 仮想の壁、天井、および床の反響特性を定義します。つまり、壁の硬さや材質を定義します。ガラス、石材、木材、カーペットなどの素材は、リバーブのトーンに大きく影響します。
  • 「Room Size」ノブ/フィールド: シミュレートする部屋の大きさを指定します。
  • 「Density/Time」スライダ/フィールド: リバーブの密度と継続時間を指定します。

    値を小さくすると、初期反射音のかたまりがはっきりとに区別できるようになり、エコーに近い効果になります。値を大きくすると、よりリバーブに近い効果になります。

  • 「Mix」スライダ/フィールド: エフェクト(ウェット)信号と直接(ドライ)信号とのバランスを指定します。