ES M

この章では、モノフォニックシンセサイザー、ES M(ES Mono)について解説します。ミックスに埋もれないパンチのあるベースサウンドを作りたい場合、まずは ES M を試してみるとよいでしょう。

ES M には、ベース音を簡単にスライドできる自動指奏ポルタメントモードが備えられています。また、自動フィルタ補正回路によって、リゾナンス値を高くしても、どっしりした滑らかなベース音を得ることができます。

ES M は、減算合成を使ってサウンドを作り出します。ES M のオシレータは、倍音成分の多い波形を生成します。これらの波形の一部を減算(カット、フィルタ除去)して再構築し、新しいサウンドを作成します。

シンセサイザーを使うのがまったくはじめての方は、シンセサイザーの基礎から始めるのが最善です。そこでは、用語の意味、およびさまざまな合成手法の概要とその動作について分かりやすく学ぶことができます。