アコースティック楽器のエミュレーションにとって、モジュレーションオプションは非常に重要です。たとえばトランペットサウンドに時間と共に徐々にビブラートをかける場合です。
また、従来のシンセサイザーサウンドの多くは、VCO、VCF、VCA などの基本的な音源要素に依存するところが大きいのですが、モジュレーションに対してもそれと同程度に依存しています。
簡単にモジュレーションを行うためのヒントをいくつか紹介しましょう:
Object 2 の音色をたとえば LFO でモジュレートしたいとします。そのためには、「LFO 1」または「LFO 2」タブをクリックし、「1」または「2」ボタンをクリックして、目的のソースとターゲットを「Source」および「Target」ポップアップメニューから選択します。さらに、「amt」および「via」スライダを希望の値までドラッグします。これで終わりです!
キーボードのモジュレーションホイールなどの外部コントローラでモジュレーションを制御したいときには、「via」ポップアップメニューを開き、それぞれ「Ctrl A (1 ModWhl)」または「Ctrl B (4 Foot)」を選択します。デフォルトでは、「Mod Wheel」は「Ctrl A」に設定されています。
Object 3 に使用可能な「Bouncing」減衰タイプはサウンドに非常に面白い影響を与えますが、プロジェクトテンポと同調させることはできません。「Bouncing」オブジェクトと似た効果で、プロジェクトのテンポと同期するバージョンを作成するには、「Disturb」オブジェクトタイプを使用して、垂直位置(「Timbre」)を LFO でモジュレートして移動させる方法があります。
ブレスコントローラを持っていなくても、Sculpture を使用するときはブレスコントロールを使用できます。
キーボードのモジュレーションホイールまたはほかのコントローラを使用して、ブレスコントローラのモジュレーションを記録可能なエンベロープに記録します。
記録したモジュレーションパスを「CtrlEnv 1」および「CtrlEnv 2」パラメータの一方または両方に再度割り当てます。
「Record Trigger」ポップアップメニューから「NoteOn」を選択します。受信するノートオンメッセージによって、「CtrlEnv 1」および「CtrlEnv 2」パラメータがトリガされます。