はじめに

概要

このガイドでは、EPUB や、iBooks Author で制作された Multi-Touch ブックなど、Apple Books で利用できるすべてのメディアとファイルのデリバリに関する情報を紹介します。具体的には、EPUB 3 の制作に関する基本要件と、EPUB と Multi-Touch の各ブックタイプに特有のガイドラインについて説明します。また、リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションにも EPUB ファイルの例が 2 つあります。1 つはリフロー型ブックの例(Apple Books EPUB の例)、もう 1 つは固定レイアウト型ブックの例(Apple Books 固定レイアウト(フィックス型)EPUB の例)です。

注記:Apple Books アセットガイドのバージョン 5.1 以降では、EPUB 3 と Multi-Touch ブックについてのみ説明しています。それ以前の EPUB 2 形式については、Apple のドキュメントアーカイブを参照してください。詳細については、https://itunesconnect.apple.com/WebObjects/iTunesConnect.woa/wa/jumpTo?page=faqIndex&qa=epub2_asset_guide を参照してください。EPUB 2 に関する情報は、http://idpf.org/epub/201 にも掲載されています。

重要:これらの情報、マニュアル、例は、ibooks.js も含め、Apple 以外と共有することはできません。

本リリースでの変更点

日付/バージョン

変更点

2019 年 6 月 24 日 - バージョン 5.2.10

固定レイアウト型ブックのフォントに関する推奨事項を追加しました。朗読ブックのメディアオーバーレイに関する推奨事項を追加しました。

Apple Books アセットガイド 5.2.10 での変更点

固定レイアウト型ブック:フォントの推奨事項

固定レイアウト型ブックに理想的な font-size(ピクセル単位)は、viewportheight の ~3% です。たとえば、<meta name="viewport" content="width=600, height=1000” /> の場合は、font-size を 30px(1000 x .03)にすることをお勧めします。

朗読ブック:メディアオーバーレイの CSS スタイル

メディアオーバーレイのスタイルを設定する際には、次の推奨事項に従ってください。

  • 全体で同じ色を使用します。擬音語などの特殊な音に対応するテキストを目立たせたいなど、特定の目的がある場合を除き、ハイライトの色は変更しないでください。

  • フォントの色と背景色の両方を引き立たせる色を使用します。理想的な色は、各ブックのデザインや背景によって異なります。

  • 高彩度色を強調するパステルカラーや淡い色は使用しないでください。

デジタルブックの要件

デジタルブックの概要

Apple Books では、EPUB(.epub)と Multi-Touch(.ibooks)の 2 種類のブックフォーマットをサポートしています。これらのブックは iBooks Author アプリケーションを使用して作成できます。EPUB は、リフロー型ブックと固定レイアウト型ブックの制作に使用できます。

Multi-Touch ブック

Multi-Touch ブックは、iBooks Author アプリケーションを使用して作成し、Apple が開発した Apple Books フォーマット(.ibooks)を使用して生成したブックです。Multi-Touch ブックにはさまざまなインタラクティブ要素を含めることができ、教科書、料理本、歴史書、絵本に特に適しています。Apple Books で使用できる Multi-Touch ブックは、最新バージョンの iBooks Author で制作されたもののみです。

EPUB

Apple Books は、EPUB 2.0.1 と EPUB 3 の両方をサポートします。これらはいずれもリフロー型ブックと固定レイアウト型ブックの制作に使用できます。

リフロー型ブックは、テキスト中心のブックを制作するのに適しています。リフロー型ブックのテキストサイズは、読者側で変更することができます。リフロー型ブックでは、イメージ、オーディオ、ビデオ、およびインタラクティビティを使用できます。

固定レイアウト型ブックは、精密なデザインやレイアウトを必要とするブックの制作に適しています。固定レイアウト型ブックでは、フルブリードイメージ、オーディオ、ビデオ、インタラクティビティ、および朗読機能を使用できます。朗読機能を使用すると、ナレーターの音声とブックのテキストを同期させることができます。

EPUB バージョン 3 の構造

EPUB 3 の構造の概要

EPUB 3 パッケージを解凍すると、1 つのファイルと 2 つのフォルダが表示されます。

  • ファイル:MIME タイプ

  • フォルダ:META-INF、OEBPS

META-INF フォルダには、ブックのメタデータ情報が含まれています。複数のファイルを含めることができますが、container.xml ファイルは必ず 1 つ含める必要があります。このファイルは、EPUB パッケージの残りのファイルの処理方法を Apple Books に示すためのものです。

解凍した EPUB ファイルに含まれているファイルとフォルダ

OEBPS フォルダには、ブックのコンテンツ、メタデータ、スタイル、および目次が含まれています。

OEBPS フォルダの中身

パッケージドキュメント(.opf)には、メタデータ、マニフェスト、スパインなど、ブックに関する情報がすべて含まれています。ナビゲーションドキュメント(toc.xhtml)には、ブックのナビゲーション方法や、目次、ランドマーク、ページリストなどの情報が含まれています。次に、構造の各要素とその要件について説明します。

パッケージドキュメント(.opf)

パッケージドキュメントには、メタデータ、マニフェスト、スパインなど、ブックに関する情報を含めます。また、使用する EPUB のバージョン(バージョン 2 または 3)を定義します。EPUB 3 のバージョンは 3.0 とする必要があります。

<package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" unique-identifier="bookid" version="3.0">

Metadata(メタデータ)

ブックに関するメタデータを含めることができます。少なくとも以下の項目を含める必要があります。

  • タイトル

  • ID

  • 言語

  • 更新日(最後にブックを変更した日付)

<metadata xmlns:opf="http://www.idpf.org/2007/opf" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:title>Flowing Book</dc:title> <dc:identifier id="bookid">1234567890</dc:identifier> <dc:language>en</dc:language> <meta property="dcterms:modified">2012-05-04</meta> </metadata>

Manifest(マニフェスト)

<manifest> は、ブックの制作に使用されるすべてのファイルのリストです。たとえば、すべてのコンテンツドキュメント、CSS、フォント、イメージなどを記述します。ブックのナビゲーションドキュメントと表紙イメージを指定するには、properties 属性を使用します。

<manifest> <item id="pg-1" href="chapter1.xhtml" media-type="application/xhtml+xml"/> <item id="css1" href="stylesheet.css" media-type="text/css"/> <item id="font" href="fonts/font.ttf" media-type="application/x-font-ttf"/> <item id="toc" href="toc.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" properties="nav"/> <item id="img1" href="cover-img.jpg" media-type="image/jpeg" properties="cover-image"/></manifest>

Spine(スパイン)

<spine> は、ブックのコンテンツドキュメントの線形の読み順を定義するリストです。リストの最初の項目が、ブックの最初の項目になります。

<spine> <itemref idref="cov"/> <itemref idref="tit"/> <itemref idref="ch1"/> <itemref idref="ch2"/> <itemref idref="end" linear="no"/> <itemref idref="bib"/> <itemref idref="cht" linear="no"/></spine>

非線形コンテンツ(linear="no")は、メインコンテンツを補足する内容のもので、ブックの読み順とは関係ないドキュメントです。たとえば、グラフ、表、レビューの回答などが非線形コンテンツに当たります。詳細については、非線形コンテンツを参照してください。

ナビゲーションドキュメント

ナビゲーションドキュメントの要素は、HTML5 の <nav> 要素を使用して作成されます。すべてのナビゲーション機能は同じ <nav> 要素の構造を使用して作成されるため、各 nav 構造の目的を識別するための epub:type 属性も含める必要があります。また、ナビゲーションドキュメントはコンテンツドキュメントでもあるため、ブックのページ内に表示できます。

ナビゲーション構造には、以下に示すように、目次、ランドマーク、ページリストが含まれます。目次はすべてのブックに必須で、ランドマークは、固定レイアウト型ブックでカスタムサンプルを提供しない場合に必須です。ページリストはどちらのフォーマットでもオプションになります。

Table of Contents(目次)

Apple Books の主目次は、nav 要素に "toc"epub:type 値を指定して作成します。読者は目次を使用してブック内の重要な位置に移動します。パブリッシャーの方で、各エントリにページ番号を定義することはしません。異なるフォントや画面サイズに応じて、Apple Books がページ番号を算出します。

<nav epub:type="toc"> <ol> <li><a href="chapter1.xhtml">Chapter 1</a> <ol> <li><a href="chapter1.xhtml#figure1">Figure 1</a></li> </ol> </li> <li><a href="chapter2.xhtml">Chapter 2</a></li> </ol></nav>
リフロー型ブックの目次イメージ

Landmarks(ランドマーク)

ランドマーク構造は、表紙や参考文献など、ブック内の主要なコンポーネントファイルを定義したものです。nav 要素に "landmarks"epub:type 値を指定して作成します。ランドマークナビゲーション構造は、EPUB 2 の <guide> 要素に代わるものですApple Books はブックのサンプルを切り出すときに、ランドマークを参照します。ランドマーク nav は、固定レイアウト型ブックでカスタムサンプルを提供しない場合に必要になります。

また、ランドマークは、リフロー型ブックの開始ページを定義する際にも使用します。開始ページとは、ブックを最初に開いたときに読者が目にする最初のページです。Apple Books は "ibooks:reader-start-page"epub:type 値を含む最初のランドマーク項目を開きます。この値がランドマークナビゲーション構造に指定されていない場合は、次の epub:type ランドマーク値のいずれかを含む最初のスパイン項目を開きます。

  • bodymatter(本文)

  • acknowledgements(献辞)

  • dedication(献辞)

  • epigraph(題辞)

  • foreword(前書き)

  • preface(序)

  • introduction(前書き)

  • frontmatter(先付)

パッケージ内でデリバリできる "landmarks"nav 要素は 1 つだけです。

ランドマーク構造では、<nav> 要素とその中に記述するドキュメント機能のどちらを指定する際にもepub:type 属性を使用します。ブック内の主要なファイルをすべて指定することをお勧めします。必須属性である epub:type には、href 属性が参照する出版物のコンポーネントを記述します。epub:type 属性の値は、大文字と小文字が区別されます。ブックの最初の章には "bodymatter"epub:type 値を指定し、他のすべての epub:type 属性に適切なタイプのタグ("toc""titlepage""epilogue""preface" など)を付けすることをお勧めします。ランドマークの <nav> ブロックには、各タイプの epub:type 属性を 1 つだけ記述できます。たとえば、"bodymatter" タイプの epub:type 属性を複数記述することはできません。epub:type で使用できる値については、http://idpf.org/epub/vocab/structure/ を参照してください。

ランドマークの例

<nav epub:type="landmarks"> <ol> <li><a href="coverpg.xhtml" epub:type="cover">Cover</a></li> <li><a href="titlepg.xhtml" epub:type="titlepage">Title Page</a></li> <li><a href="chapter.xhtml" epub:type="bodymatter">Start</a></li> <li><a href="bibliog.xhtml" epub:type="bibliography">Bibliography</a></li> </ol></nav>

page-list を使用したページマッピング

<nav> 要素で epub:type="page-list" 属性を使用すると、物理的なブックのページに対応するページを EPUB ブック内に指定することができます。これは、教室で講師が特定のページを開くように受講者に指示する場合などに特に役立ちます。番号を付けないページがある場合は、オプションで epub:type="page-list" を使ってそのページに空の文字列を指定します。同様に、ページ番号にローマ数字(i、ii、iii)、英文字(a、b、c)、番号(1、2、3)を定義することもできます。数字や単一文字以外を使用する場合は、わかりやすく、極力短いものを選び、画面上で表示が欠けないことを確認してください。

EPUB 3 の page-list のイメージ

page-list の例

page-list は、リフロー型ブックと固定レイアウト型ブックの両方で使用できます。下記に、epub:type="page-list" を使用してページのナビゲーションを指定した例を示します。

<nav epub:type="page-list"> <ol> <li><a href="coverpg.xhtml">intro</a></li> <li><a href="titlepg.xhtml"></a></li> <li><a href="chp1.xhtml#p1">1</a></li> <li><a href="chp1.xhtml#p2">2</a></li> <li><a href="chp1.xhtml#p3">3</a></li> </ol></nav>

EPUB 3 の機能

EPUB 3 の機能の概要

このセクションでは、EPUB 3 ブックでサポートされる以下の機能について説明します。

  • ポップアップ形式の脚注

  • ページ送り方向

  • テキスト方向

EPUB 3 でサポートされるその他の機能には、オーディオやビデオの埋め込み、朗読(固定レイアウト型ブック)、インタラクティビティがあります。これらについては、このガイドの別のセクションで説明しています。

これらの機能に加え、プレゼンテーション MathML もサポートされます。詳細については、http://www.w3.org/Math/ を参照してください。

ポップアップ形式の脚注

EPUB 3 のリフロー型ブックおよび固定レイアウト型ブックでは、適切な epub:type 値で脚注を指定することによって、ポップアップ形式の脚注を作成できます。ポップアップ形式の脚注を作成するには、ポップアップをトリガーするアンカー(<a>)要素と、脚注テキストを含む <aside> 要素の 2 つの要素を使用します。どちらの要素にも、目的を指定するための epub:type 属性があります。epub:type="noteref" を指定することでポップアップをトリガーし、epub:type="footnote" を指定することで脚注のテキストを示します。

リフロー型ブックの脚注

次の例では、アンカー要素(<a>)に 2 つの属性が指定されています。epub:type="noteref" と、ポップアップのテキストを含む要素の位置を参照するリンクです。

ポップアップのテキストを含む <aside> 要素にも 2 つの属性があります。

  • id="myNote" は参照するリンクの href 属性の値に一致します。

  • epub:type="footnote"

<aside> 要素には footnoteepub:type が指定されているため、テキストはブックの本文で非表示になります。テキストはポップアップ形式の脚注としてのみ、読者に表示されます。

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops">. . .<p> <a href="chapter.xhtml#myNote" epub:type="noteref">1</a></p><aside id="myNote" epub:type="footnote">Text in popup</aside>. . .</html>

注記:epub:type 属性を使用する場合は、<html> 要素に名前空間 xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops を含める必要があります。

ブックで特定のテキスト方向(右から左など)を使用する必要があり、脚注のテキスト方向を一致させたい場合は、脚注のテキストを <p> 要素で囲み、スタイルを追加してテキスト方向を指定します。

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops"> . . .<p> <a href="chapter.xhtml#myNote" epub:type="noteref">1</a></p><aside id="myNote" epub:type="footnote"><p style="direction:rtl">Text in popup</p></aside>. . .</html>

注記:EPUB 3 ブックにポップアップ形式の脚注を追加する場合は、<aside> 要素の代わりに、<div> または <p> 要素を使用することができます。脚注を非表示にする場合は <aside> 要素を使用し、通常の読書ビューに脚注を表示する場合は、<div> または <p> 要素を使用します。 <div> または <p> を使用した場合は、ユーザが脚注のリンクをクリックするとコンテンツがポップアップ形式で表示されるだけでなく、脚注がページのテキストの一部としても表示されます。

ページ送り方向

デフォルトでは、Apple Books のページ送り方向は左から右になります。ただし、日本語や中国語のような一部の言語では、右から左にページを送る場合があります。iBooks 3.0(以降)では、両方のページ送り方向をサポートしています。ページ送り方向は、OPF の <spine> 要素に page-progression-direction を含めることで定義できます。page-progression-direction 属性はグローバル属性であるため、これによってブック全体のページ送り順が決まります。指定できる値は、"ltr"(左から右)、"rtl"(右から左)、および "default" です。"default" を指定した場合や属性を指定しなかった場合は、Apple Books がレンダリング方向を選択できます。

<spine page-progression-direction="ltr"> <itemref idref="cov"/> <itemref idref="tit"/> <itemref idref="ch1"/> <itemref idref="ch2"/> <itemref idref="end" linear="no"/> <itemref idref="bib"/> <itemref idref="cht" linear="no"/></spine>

テキスト方向

Apple Books は、右から左、左から右の両方のテキスト方向をサポートしています。テキスト方向は <package> 要素の dir 属性で定義します。詳細については、EPUB 3 標準(http://idpf.org/epub/30/spec/epub30-publications.html#sec-package-elem)を参照してください。

EPUB 3 標準の説明にあるとおり、Apple Books は CSS 3 Writing Mode を使用した縦書きと横書きの両方のテキスト方向もサポートしています。テキスト方向(縦書きおよび横書き)は CSS の writing-mode プロパティで定義します。writing-mode は、下位要素で設定するのではなく、<body> または <html> 要素で設定する必要があります。サポートされる値は、horizontal-tb(横書きで上から下)、vertical-rl(縦書きで右から左)、および vertical-lr(縦書きで左から右)です。1 つのコンテンツドキュメントで使用できる writing-mode の値は 1 つのみです。ブックの中に横書きと縦書きの両方のテキストを含めたい場合は、コンテンツドキュメントごとに適切なテキスト方向を指定する必要があります。

html {-epub-writing-mode: vertical-rl;}

重要:macOS または iOS で提供される日本語フォントを使用したい場合は、読者の環境に事前にインストールされていることが前提となるため、ヒラギノ角ゴ ProN およびヒラギノ明朝 ProN を使用することを強くお勧めします。游ゴシック体、游明朝体、ヒラギノ丸ゴ ProN を使用する場合は、読者が Apple Books のフォントメニューからフォントをダウンロードして、これらのフォントを使用可能な状態にする必要があります。

日本語や中国語などの縦書きテキストのスクロールについての詳細は、リフロー型ブックのスクロールを参照してください。

注記:縦中横は、CSS プロパティの -webkit-text-combine ではなく、CSS プロパティの writing-mode で作成する必要があります。次の「縦中横」セクションを参照してください。

Apple Books メニューの目次を横書きではなく縦書きで表示する場合は、テキスト方向をナビゲーションドキュメントの TOC に指定する必要があります。

縦中横

縦書きテキストでは、桁の少ない数字やラテン語系のテキストを横書きに配置することが望ましい場合があり、これを縦中横と呼びます。縦中横を作成するには、CSS プロパティの -webkit-text-combine を使用する必要があります。次に例を示します。

CSS 内では次のように指定します。

.number {-webkit-text-combine: horizontal;}

HTML ページ内では次のように指定します。

<span class="number">50</span>

言語

制作するブックの言語は、次の 2 か所で定義する必要があります。

  • OPF の metadata セクション

    <metadata xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" >...<dc:language>en</dc:language>...</metadata>

    言語コードについては、言語下位タグレジストリ(http://www.iana.org/assignments/language-subtag-registry)を参照してください。

  • Apple に提供するメタデータ内(Apple に提供する言語メタデータは OPF で指定する言語と同じである必要があります)。

注意:中国語のブックでは、言語コードの言語(zh)と字体(Hans または Hant)の両方を指定する必要があります。簡体字中国語の言語コードは zh-Hans、繁体字中国語のコードは zh-Hant です。このコードは、ブックの OPF ファイルとメタデータの両方に <language> タグを使用して指定します。<language> タグの詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様Apple Books の注釈付きのメタデータ XML ファイルを参照してください。

言語に適したフォントの埋め込み

Apple Books では、iOS のシステムフォント経由でさまざまなフォントを選択できます。一部の言語では、より広範なフォントライブラリを必要とするものもあります。制作中のブックでより広範なフォントライブラリが必要な場合は、フォントを埋め込むことができます。EPUB 3 のリフロー型ブックおよび固定レイアウト型ブックの詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

ブックのバージョン設定

ブックのバージョン設定の概要

EPUB 3 ブックおよび Multi-Touch ブックでは、Apple Books で以前公開したことのあるブックの新しいバージョンを公開するときに、ブックにバージョンを付けることができます。Apple Books 上では旧バージョンのブックに代わってアップデートされたブックが公開され、新しい読者はそのアップデートされたブックを入手できます。すでに旧バージョンのブックをダウンロードしているカスタマーには、新しいバージョンがダウンロード可能であることが通知されます。カスタマーが新しいバージョンのダウンロードを選択すると、デバイス上の旧バージョンのブックが新しいバージョンに差し替えられます。

注記:EPUB 2 のブックには明確なバージョン番号がありませんが、<version_whats_new> タグを使用してテキストを入力し、利用可能なアップデートがあることをカスタマーに通知できます。タグの詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様Apple Books の注釈付きのメタデータ XML ファイルを参照してください。

以下に、ブックのさまざまな段階を説明するために、このガイド全体で使用している用語を示します。

  • 「バージョン指定なし」は、アセットにバージョンが適用されていないブックを示します。たとえば、バージョン付けが可能になる前に Apple Books に納品されたブックアセットなどです。バージョン番号を宣言してアセットをアップロードすると、「バージョン指定なし」のブックを「バージョン指定」に変更できます。

  • 「バージョン指定ブック」とは、バージョン番号を付けて改訂した(または改訂予定の)ブックアセットのことです。

  • 「公開バージョン」は、現在 Apple Books に置かれているバージョンのことです。これは、オリジナルバージョンまたは最新バージョンを示します。

  • 「保留中」は、投稿予定または投稿済みであるが、まだ公開されていないバージョンのことです。

  • 「最新」は、「保留中」のバージョンがある場合はそれを示し、ない場合は「公開バージョン」のことを示します。

ブックアセットにバージョン番号を付けると、「バージョン指定」のブックになります。EPUB 3 では、バージョン番号はブックアセットのパッケージドキュメントの meta 要素で指定します。サンプルアセットにはバージョンを指定できません。バージョン番号付きのサンプルファイルをデリバリしようとすると拒否されます。サンプルは、ソースアセットのバージョン番号を引き継ぎます。前のバージョンにカスタムサンプルが含まれていて、新しいカスタムサンプルを再デリバリしない場合は、古いサンプルが使用されます。前のバージョンにカスタムサンプルが含まれておらず、新しいカスタムサンプルをデリバリしない場合、新しいサンプルはカットされます。

ブックの存続期間内であればいつでも、最大 2 つのバージョン(すでに公開済みまたは公開予定のバージョンと、現在レビュー中の別のバージョン)を表示できます。新バージョンをアップロードしてそれが公開されると、別の新しいバージョンをデリバリするまでそれが唯一表示されるバージョンになります。改版中に行う変更は、「公開バージョン」には影響しません。すべての変更を行い、改訂したブックをアップロードすると、それが「公開バージョン」になり、Apple Books 上の既存の公開バージョンと差し替えられます。

ブックのバージョン設定周期の例

アップデート版での変更をカスタマーに説明するために、<version_whats_new> タグを使用して最新情報についての説明文を入力します。このテキストは、Apple Books のブックの詳細部分の下に表示され、カスタマーはここでバージョンの詳細を確認できます。新しいバージョンを公開するには、最新情報についての説明文を含むインポートパッケージを送信する必要があります。「バージョン指定」のブックの新しいソースアセットをデリバリするときに最新情報についての説明文を提供しなかった場合は、最新情報についての説明文がないので提供する必要があるという警告が表示されます。ブックは最新情報についての説明文が提供されるまで公開されません。インポートパッケージのデリバリの詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様を参照してください。

バージョン設定は EPUB 3 ブックと Multi-Touch ブックにのみ適用されることに注意してください。

バージョン番号

通常、バージョン番号の 1 つ目の数字は大幅な改訂を表します。2 つ目の数字はいくつかの変更や新しい情報を含んだ改訂、3 つ目の数字は誤字脱字や書式設定の問題の修正など、小さい改訂を示すのに使用されます。たとえば、ブックの最初のバージョンが 1.0 の場合は、後続の小さい改訂は 1.0.1 と表し、大幅な改訂の場合は 1.1 、完全に書き直した場合は 2.0 と表すことができます。

バージョン番号を付ける際には、次のことに注意してください。

  • すでに Apple Books で入手可能なブックへの変更を公開する場合は、新しいバージョン番号を入力する必要があります。

  • ドット区切りの整数を使用します。ドットは最大 2 つまでで、3 つのパーツに区切り、各パーツに 4 桁の整数を使用できます。例:1111.1111.1111

  • 1.10 は 1.9 よりも大きいとみなされます。

  • 先頭のゼロは無視されます。1.01 は 1.1 とみなされます。

  • 数字以外の文字は使用できません。

  • ブックをアップデートするたびに、少なくとも右端のバージョン番号を変更する必要があります。

  • Apple では、Apple Books にデリバリする最初のアセットをバージョン 1.0 に指定することを推奨しています。バージョン番号は消費者に表示され、消費者へのアップデートのデリバリを管理する目的で使用されます。以降のバージョンは、必要に応じて番号を上げていきます。

iBooks Author でのブックのバージョン設定

ブックのバージョン設定機能は、iBooks Author に組み込まれています。iBooks Author で、公開済みのブックの新しいバージョンを公開する際に、公開過程でバージョン情報を付けるかどうかを選択できます。

EPUB でのブックのバージョン設定

Apple Books で EPUB 3 ブックのバージョン設定機能を使用するには、OPF ファイルの <package> 要素に次の prefix 属性を記述する必要があります。

<package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" unique-identifier="bookid" version="3.0"   prefix="ibooks: http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0/">

注記:上に示す prefix の例では、ibooks:http:// の間にスペースを 1 つ入れることが重要です。このスペースには通常の半角の空白文字を使用してください。改行やノーブレークスペースなど、それ以外の種類の空白文字を使用することはできません。

ブックのバージョンは、パッケージドキュメントの meta 要素内に指定します。meta 要素には "ibooks:version" というプロパティ値があります。

<meta property="ibooks:version">1.1.2</meta>

また、メタデータの XML デリバリで <version_whats_new> タグを使用して、アップデート版に

加えられた変更点についての説明文を提供する必要があります。詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様注釈付きのブックのバージョン設定メタデータ XML ファイル を参照してください。

注記:ブックの新しいバージョンを制作する場合は、ブックのさまざまなバージョン間で OPF の idrefs が常に同じコンテンツを参照する必要があることに注意してください。たとえば、HTML ファイルの実際の名前やスパインでの要素の順序を変更した場合でも、ブックの両方のバージョンで ID "html9" が同じ章を参照する必要があります。idrefs を同じに保つことにより、カスタマーがあるバージョンのブック内の章に付けた注釈が、新しいバージョンと同期された後も正しい章に表示されます。idrefs を同じに保たないと、新しいバージョンで注釈が異なる章に表示されることになります。

ブックのカバーアート

  • Apple Books に表示されるブックのカバーアート(マーケティングイメージとも呼ばれます)は、ブックアセットに付随して配信されるイメージであり、ブックアセットに含まれるカバーイメージとは異なります。内部カバーのピクセル上限は、ブック内部のすべてのイメージと同様に、400 万ピクセルです。

  • ブックのカバーアートには RGB カラーモードを使用し、短辺を 1400 ピクセル以上にする必要があります。最適な画質を得るためには、最低でも 300 dpi のイメージを使用する必要があります。

  • ブックのカバーアートファイルには、拡張子が .jpg または .jpeg の高画質 JPEG イメージか、拡張子が .png の PNG イメージを使用する必要があります。

  • ブック内部のイメージサイズに適用される 400 万ピクセルの制限は、ブックアセットと一緒に送信される外部カバー/マーケティングイメージには適用されません

  • イメージサイズの最小基準を満たすために小さいイメージを拡大することはお勧めできません。過度に不明瞭なイメージや、ドットが荒いイメージは却下されます。

ブック制作の推奨事項

表現およびスタイル設定

ブックを制作する際の表現に関する推奨事項は以下のとおりです。

改行

コンテンツ領域の境界でテキストがクリップされないようにするには、長い単語、特にリンクされたテキストや見出しにソフトハイフンを挿入します。ソフトハイフンの詳細については、http://www.w3.org/TR/html401/struct/text.html を参照してください。

改ページ

改ページはリフロー型ブックで使用できます。章の区切りを示すために改ページを行う場合は、page-break-after を使用して章の終わりで区切ります。章の始まりで区切るために page-break-before を挿入しないでください。これにより、目次のパフォーマンスが向上します。

改ページを要素の前または後に挿入することを示すには、page-break-before または page-break-after プロパティを使用して、CSS でスタイルを設定します。これらのプロパティで使用可能な値は、次のとおりです。

  • auto:必要に応じて要素の前または後に改ページを挿入します。

  • always:要素の前または後に改ページを挿入します。

次に、見出し 1 としてスタイル設定されたすべてのテキストの前に改ページを追加する CSS スタイルの例を示します。

h1{page-break-before:always;}

ブックの裏表紙

  • HTML ブックの裏表紙の背景色は無指定にする必要があります。色を指定すると、表紙のカバーイメージのまわりに不均一な、暗いボーダーが表示されてしまいます。

ブック内部のイメージの要件

イメージを準備する際には、以下の点に留意してください。

  • すべてのイメージをデジタル形式で準備し、テキストを含めないようにする必要があります。テキストはすべて HTML を使用して作成する必要があります。イメージにテキストを埋め込むと、多くのカスタマーから苦情が出るような問題が発生します。たとえば、辞書機能が使えない、テキストを検索できない、VoiceOver 機能を使用しているユーザがブックにアクセスできなくなるなどです。そのため、テキストが埋め込まれたイメージを使用するブックは、Apple Books での販売が却下されます。

  • .jpg または .jpeg の拡張子を持つ JPEG イメージ(画質の制約なし)または .png 拡張子を持つ PNG イメージを使用する必要があります。

  • RGB(画面標準)。

    注記:ブックのイメージ(EPUB ブックと Multi-Touch ブックの両方)のカラースペースを sRGB に設定することをお勧めします。このカラースペースはハードウェアで最高の機能を発揮します。iBooks Author ではこのカラースペースを使用するイメージを最適化することができます。

  • 透明部分があるイメージには PNG フォーマットか、理想としては WebKit PNG マスクをかけた JPEG を使用する必要があります。透明部分がないイメージには、JPEG を使用します。

  • 必ずブックを夜間モードでプレビューします。夜間モードでは、イメージの透明部分が黒く表示されます。イメージの透明部分に暗いテキストを使用している場合は、そのテキストが夜間モードでは読みにくくなる可能性があります。代わりに白い背景の JPEG を使用することをお勧めします。

  • イメージサイズ(EPUB 内)は 400 万ピクセル未満にする必要があります。意図する表示サイズの 1.5 倍以上で、最大 400 万ピクセルのイメージが推奨されます。ブックファイル内のイメージが 400 万ピクセル以内に収まるかどうかは、イメージの高さと幅を掛け合わせることで計算できます。

    • リフロー型 EPUB ブックでイメージサイズを設定するときは、さまざまな画面サイズに適応できるようにするために、ビューポート単位を使用することをお勧めします。次に例を示します。

      • HTML:

        <img src="images/bears.jpg" alt="three bears peer at Goldilocks"/>
      • CSS:

        img { height: 50vh;}
    • 固定レイアウト型ブックでは、パブリッシャーが CSS を使用してイメージサイズを調整できます。たとえば、CSS で幅 40 ピクセルと定義したイメージは、実際の幅が 60 ピクセルになります。フルブリードイメージは、738 x 985 以上でなければなりません(iPad 上の Apple Books で単ページ、フルスクリーンのサイズ)。

  • イメージは HTML 内で img タグを使用して定義する必要があります。寸法や配置などのスタイルは CSS で定義する必要があります。

  • コンテンツ内のイメージを適切に表示させるには、イメージを svg:image で囲む代わりに HTML の img タグを使用します。

  • 推奨される最大サイズは、エンコードされていないイメージデータで、XHTML ファイル 1 つにつき約 10 MB です。

  • アクセシビリティのために、イメージに alt 属性を含める必要があります。値にはイメージの代わりとなる適切なテキストを記述する必要があります。Alt テキストは、HTML の <img> タグ内に含まれているイメージ要素の属性を表すものです。テキストを記述するには、src(イメージソース)の後に alt 属性を配置し、イメージを説明するテキストを引用符で囲んで挿入します。テキストは、イメージがない場合に、そこに表示されるとつじつまが合うような文言にする必要があります。次に例を示します。

    <p>The hillside was covered in poppies. <img src="images/page1/flowers.jpeg" alt="The poppies are red, orange, and yellow, and a winding path leads to a house."> A dog was asleep on the porch.</p>

    次の例は効果的ではありません。この alt テキストはイメージについて説明しているだけで、イメージに置き換わる内容にはなっていません。イメージなしで読んだ場合に、最初の例のようにスムーズにつながりません。

    <p>The hillside was covered in poppies. <img src="images/page1/flowers.jpeg" alt="A bunch of poppies and a house."> A dog was asleep on the porch.</p>

    alt 属性を、alt="none"alt="nothing"alt="image"、または alt="page 3" に設定することはできません。また、alt 属性を省略することはできません。属性 alt="" は、イメージが装飾的で内容がない、または意味をなさない場合には使用できます。

  • 最終的なイメージアセットは、ImageOptim(無償のオープンソース最適化ツール)などのツールを使ってイメージを最適化することをお勧めします。

外字

外字とは、文字セットやフォントセットにない文字を表す、小さなインラインイメージのことです。外字は通常、現在は使用されなくなった日本語の古い記号や文字に使用されます。Apple Books はイメージサイズを調整してイメージがページに収まるようにしますが、外字を使用する場合は、特定のイメージサイズを定義したほうがいい場合があります。2 つの異なるメカニズムのどちらかを使用することで、定義するイメージサイズが確実に採用されるようにすることができます。これらのメカニズムは、小さいインラインの外字のみに使用します。iPhone や iPod touch のような小さい画面でこれらのイメージをテストするようにしてください。さまざまなテーマで適切に表示されるように、外字イメージの背景色は透明に設定する必要があります。

  • ブックが日本語で書かれ、EBPAJ ガイドに従って定義されており、「gaiji」という言葉が含まれるクラス名がある場合、Apple Books は「gaiji」という言葉を含むクラス名を持つイメージサイズを採用します。次に例を示します。

    • 日本語で書かれたことを示す記述

      <metadata>. . .<dc:language>ja</dc:language>. . .</metadata>
    • EBPAJ ガイド 1.0 または 1.1 に従って定義されたことを示す記述

      1.0 の場合:

      <metadata>. . .<dc:description id="ebpaj-guide">ebpaj-guide-1.0</dc:description>. . .</metadata>

      1.1 の場合:

      <metadata>. . .<meta property="ebpaj:guide-version">1.1</meta>. . .</metadata>
    • 「gaiji」というイメージ要素、または「gaiji-」という接頭辞が付いたイメージ要素のクラス名

      img.gaiji {width: 1em;height: 1em;}img.gaiji-line {width: 1em;height: auto;}img.gaiji-wide {width: auto;height: 1em;}
  • カスタムクラス名:ブックが EBPAJ ガイドに従って定義されていない場合は、Apple Books によって採用されるイメージサイズのカスタムクラス名を定義できます。カスタムクラス名はパッケージドキュメント(.opf)ファイルの metadata セクションで定義し、package 要素に ibooks という接頭辞を含める必要があります。次に例を示します。

    <package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" unique-identifier="bookid" version="3.0" prefix="ibooks: http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0/"> . . .  <metadata>  . . .  <meta property="ibooks:respect-image-size-class">gaiji</meta>. . .  </metadata></package>

    注記:メカニズム 2 は、メカニズム 1 より優先されます。つまり、カスタムクラスが定義されている場合、Apple Books はそのクラスの寸法を採用し、「gaiji」が含まれるクラス名を検索しません。

外字のアクセシビリティ

VoiceOver を利用する読者が外字イメージを読めるよう、次のいずれかを行ってください。

  • 特定のフォントにない文字を、外字を使って表示する場合は、代替テキストを Unicode 文字にする必要があります。

  • 絵文字のようなイメージを、外字を使って表示する場合は、そのイメージの内容を示す短い説明を使用します(「いいね!」、「日の出」、「笑顔の女性」など)。

  • 目的のフォントになく、Unicode でも表せない、新しい文字や自作の文字を外字で表示する場合は、その文字の読み方を表すために、代替テキストにひらがなまたはカタカナの読み仮名を使用します。

DRM

すべてのテキスト、フォント、およびイメージには、暗号化の一種である DRM(デジタル著作権管理)が適用されます。オーディオ、ビデオ、PDF などの他のメディアには、DRM は適用されません。

スクリーンショット

ブック 1 つにつき最大 5 枚のスクリーンショットを提供できます。スクリーンショットは PNG(.png)または JPEG(.jpg または .jpeg)フォーマットにする必要があります。より見やすくするために、ステータスバーを削除してもかまいません。

以下に、すべてのスクリーンショットの幅と高さのサイズを示します。ステータスバーを取り除くためにスクリーンショットをクロップする場合は、その分のピクセルを高さから差し引きます。

  • 1024 x 768:(iPad 1/iPad 2 横向き)

  • 1024 x 748:(iPad 1/iPad 2 横向き、ステータスバーなし)

  • 768 x 1024:(iPad 1/iPad 2 縦向き)

  • 768 x 1004:(iPad 1/iPad 2 縦向き、ステータスバーなし)

  • 2048 x 1536:(新型 iPad 横向き)

  • 2048 x 1496:(新型 iPad 横向き、ステータスバーなし)

  • 1536 x 2048:(新型 iPad 縦向き)

  • 1536 x 2008:(新型 iPad 縦向き、ステータスバーなし)

  • 2048 x 2732:(iPad Pro 縦向き)

  • 2732 x 2048:(iPad Pro 横向き)

フォント

フォントの概要

ブックの書体はシステムフォントまたは埋め込みフォントを使って指定できます。システムフォント(デバイス内蔵のフォント)と埋め込みフォント(デベロッパがブックに含めて供給するフォント)はどちらも標準 CSS を使用して定義します。埋め込みフォントは、OPF .opf のマニフェストに記述する必要があります。リフロー型ブックまたは固定レイアウト型ブック内に埋め込みフォントを指定する場合は、"specified-fonts" オプションを true に設定する必要があります。例については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

注記:ブックで太字系のフォントを使用する予定がある場合は、埋め込みフォントの宣言時に太字の書体を含めます。これにより、iOS は通常のウエイトの書体から太字フォントを合成する必要がなくなります。

リフロー型ブックで "specified-fonts" プロパティが true に設定されている場合は、読者がブックを読む際に自分で新しいフォントを選択できます。ただし、Apple Books のインターフェイスを通じて、いつでもブック本来のフォントに戻すことができます。

メモ:Apple Books のフォントは、UTR(Unicode Technical Report)50 draft 6 のフォントの方向についてのガイドラインに従っています。

フォントの推奨事項

  • 特徴的なフォントファミリーは、メモが手書きであることを示すなど、意図した効果を達成するためだけに使用することをお勧めします。

  • リフロー型ブックの場合はユーザがフォントフェイス、フォントサイズ、および行揃えを制御することを考慮し、ほぼあらゆる状況でブックが正しく動作することを確認するためにブックのテストを行ってください。

  • フォントサイズは名前( x-small、small、medium、large など)ではなく、em または px で定義する必要があります。

  • ブックの本文には、定義済みの font-size を含めないか、1emfont-size を含める必要があります。これにより、読みやすさとフォントサイズが最適な状態に調整されます。

  • レイアウトの問題を回避するために、埋め込みフォントのフォントヒンティングやフォントメトリクスを確認します。レイアウトの問題やテキストのクロップを回避するために、これらのテストを行ってください。

  • OpenType、TrueType、SVG 埋め込みフォントを使用できます。

  • SVG テキストは、不規則なテキストパスの使用に限定されます。

  • 埋め込みフォントは OPF および CSS で宣言する必要があります。

  • フォントライセンスを確認してからフォントを埋め込む必要があります。

フォントマングリング

Apple Books はフォントマングリング(EPUB 仕様の一部であるフォント暗号化の方式)をサポートしています。フォントマングリングの詳細については、http://idpf.org/epub/20/spec/FontManglingSpec_2.0.1_draft.htm を参照してください。

オーディオとビデオ

オーディオとビデオの概要

カスタマーの読書体験を豊かにするために、オーディオとビデオをブック内に埋め込むことができます。このセクションでは、EPUB ブック向けのビデオとオーディオのアセット要件と、コンテンツを埋め込む方法について説明します。iBooks Author でブックを制作する際のオーディオとビデオの要件については、Apple サポートサイトを参照してください。

https://support.apple.com/HT202374 – ブックにビデオまたはオーディオを追加する

https://support.apple.com/kb/PH2791 – ムービーやオーディオファイルを追加する

重要:オーディオまたはビデオコンテンツが埋め込まれたブックを送信するときは、.zip ファイルの最大ファイルサイズが 2 GB であることを考慮してください。使用上の推奨最大サイズは 500 MB です。ファイルサイズが大きいとダウンロードに時間がかかる上、旧型のデバイスで機能しにくくなります。

オーディオのエンコーディング

オーディオは、iTunes を使用して次のようにエンコードする必要があります(ファイル拡張子は .m4a)。

  • ステレオ

  • AAC/MP4

  • 256 kbps

メモ:ステレオが使用できない場合は、モノラル録音を使用することもできます。

オーディオの埋め込み例については、オーディオとビデオの埋め込みを参照してください。

ビデオのソースファイルの推奨事項

HD ソース

ブックに埋め込む HD ビデオには、ポスターフレームアートを含めてください。また、以下の要件を満たしている必要があります。

  • Apple ProRes 422 (HQ)

  • ITU-R BT.709 規格の色空間。ファイルが正しく 709 にタグ付けされていること

  • VBR は 220 Mbps 以下が望ましい

  • 1920 x 1080 の正方形ピクセルのアスペクト比のマテリアル

  • 元のソースのネイティブフレームレート:

    • 元々 24 fps でオーサリングされた逆テレシネのコンテンツの場合は、23.98 プログレッシブフレーム

    • 元々テープなしワークフローのフィルムフレームレートでオーサリングされたコンテンツの場合は、24 プログレッシブフレーム

    • 元々 PAL 配信用にオーサリングされたコンテンツの場合は、25 プログレッシブフレーム

    • 元々 NTSC 配信用にオーサリングされたコンテンツの場合は、29.97 インターレースまたはプログレッシブ

    • 3:2 プルダウンを含むテレシネ 23.98 コンテンツは使用できません

    • ソースが 24で撮影されていても、29.97 でオーサリングされた HD は使用できません

  • すべてのソースに、Compressor や Dumpster で検証済みの正しいフィールド情報が含まれている必要があります。

  • コンテンツを letterbox、pillarbox、または windowbox でマット加工して納品できます。

  • ステレオオーディオトラック、非圧縮線形 PCM、チャンネルが LT と RT または L と R として適切にマップされていること

重要:すべてのビデオが 1 つ以上の黒フレームで開始かつ終了する必要があります。

SD ソース

ブックに埋め込む SD ビデオには、ポスターフレームアートを含めてください。また、以下の要件を満たしている必要があります。

  • Apple ProRes 422(HQ)

  • VBR は 40~60 Mbps が望ましい

  • 720 x 480 および 853 x 480 のエンコード済みピクセル。16:9 で表示するコンテンツの場合は 640 x 360、4:3 で表示するコンテンツの場合は 640 x 480

  • すべてのエンコード済みコンテンツに、コンテンツを 4:3 または 16:9 で表示するためのピクセルアスペクト比(pasp)を含める必要があります。

  • 元のソースのネイティブフレームレート:

    • 元々 24 fps でオーサリングされた逆テレシネのコンテンツの場合は、23.98 プログレッシブフレーム

    • 元々テープなしワークフローのフィルムフレームレートでオーサリングされたコンテンツの場合は、24 プログレッシブフレーム

    • 元々 PAL 配信用にオーサリングされたコンテンツの場合は、25 プログレッシブフレーム

    • 元々 NTSC 配信用にオーサリングされたコンテンツの場合は、29.97 インターレースまたはプログレッシブ

    • 3:2 プルダウンを含むテレシネ 23.98 コンテンツは使用できません

    • ソースが 24で撮影されていても、29.97 でオーサリングされた HD は使用できません

  • すべてのソースに、Compressor や Dumpster で検証済みの正しいフィールド情報が含まれている必要があります。

  • コンテンツを letterbox、pillarbox、または windowbox でマット加工して納品できます。

  • ステレオオーディオトラック、非圧縮線形 PCM、チャンネルが LT と RT または L と R として適切にマップされていること

ビデオのエンコーディング

Compressor 3.5.2 以降(Final Cut Studio 3 に含まれるアプリケーション)を使用してビデオをエンコードします。

  • Compressor の設定リストの「Apple デバイス」ディレクトリにある「H.264 for iPod video and iPhone 640x480」設定を選択します。

  • 「Encoder」パネルの設定インスペクタで、「iPod/iPhone (VGA) for native 4X3 content」または「iPod/iPhone (Anamorphic) for 16X9 recorded in a full 4X3 raster」(以下「アナモフィック」)を選択します。

  • アナモフィックのエンコーダ指示に従う場合は、アスペクト比スクロールの反対側にあるギアを選択し、「16:9 (640 x 480)」を選択します。これにより、「ジオメトリ」パネルに表示されるピクセルアスペクト値が作成されます。

  • 黒いボーダーまたは非アクティブなピクセルを削除するには、「ジオメトリ」パネルを使用してクロップ値を入力します。

  • クロップ値の精密度を検証したり、ソースや設定ボタンにアクセスしてアスペクト比設定の結果をテストしたりするには、Compressor の「バッチ」ウィンドウの「プレビュー」ボタンをクリックします。

注記:MPEG-4 コンテナのビデオファイルは H.264 で、ファイル拡張子は .m4v にする必要があります(.mp4 も使用できますが、できるだけ使用しないようにします)。

ビデオのポスターフレーム

ポスターフレームとは、ブックにインライン表示されるイメージのことです。通常はビデオから取った短いクリップ(または 1 フレーム)になります。ポスターフレームのサイズとアスペクト比は、ビデオと同じにする必要があります。

オーディオとビデオの埋め込み

オーディオとビデオはすべて、標準の HTML5 を使用して XHTML ドキュメントに埋め込みます。

オーディオまたはビデオコンテンツが埋め込まれたブックを送信する場合は、以下のことに注意してください。

  • .zip ファイルの最大ファイルサイズは 2 GB です。ファイルサイズが大きいほど、ブックのダウンロードに時間がかかります。

  • ダウンロードに時間がかからないようにするには、オーディオコンテンツとビデオコンテンツを最小限に抑えます。

  • すべてのオーディオファイルでサンプリングレートを同じにする必要があります。

  • 品質管理の目的で Apple がファイルを検査する必要があるため、ブックが Apple Books で公開されるまでに時間がかかる場合があります。

  • 最終的なブックのオーディオおよびビデオファイルには、契約やメタデータにかかわらず、DRM は適用されません。ただし、ブックのテキストには DRM が適用されます。

  • フォールバックビデオコンテンツは現在サポートされていません。MPEG-4 コンテナのすべてのビデオは H.264 で、ファイル拡張子は .m4v にする必要があります(.mp4 も使用できますが、できるだけ使用しないようにします)。

重要:OPF のオーディオファイルに正しい media-type が指定されていることを確認してください (m4a ファイルに適した media-type は "audio/m4a" です)。media-type が正しくないと、カスタマーがブックを購入した後にオーディオが再生されません。この問題は、Apple Books へのデリバリ前に行うローカルテストでは発見されません。

最適なユーザエクスペリエンスを得るためには、オーディオとビデオコンテンツが、EPUB で独自の行に表示される必要があり、CSS で定義されている text-align:center を使用してページの中央に配置される必要があります。Apple Books はオーディオとビデオ用にデフォルトの寸法を設けています。標準のビデオ枠の寸法は 1:2 の比率であり、iPad では幅 300 ピクセル x 高さ 150 ピクセルで表示されます。ただし、この幅は CSS で定義することもでき、画面幅に対する比率で指定するのが理想的です。Apple Books は、どんな画面のサイズでもビデオとオーディオがページに収まるように調整します。レイアウト上の問題を回避するためにも、ビデオ要素に特定の高さを設定しないでください。

注記:読者が埋め込まれたメディアを再閲覧できるように、目次にメディアを指し示すエントリを追加することをお勧めします。

リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションにある EPUB の例(Apple Books EPUB の例)を参照してください。

標準の HTML5 タグを使用してビデオまたはオーディオを埋め込むには、次のように指定します。

video src="video/H264-640x480.m4v" controls="controls" poster="images/posterimage.jpg"/>
<audio src="audio/loop.m4a" controls="controls"/>

ビデオタグには必要なポスターイメージが含まれている必要があります。読者にはまずテキスト中のポスターイメージが表示され、イメージをクリックするとビデオが再生されます。controls 属性を指定することで、読者はメディアを再生、一時停止、およびスクラブできます。autoplay を使用すると、オーディオまたはビデオが自動的に中断することなく最後まで再生されます。controlsautoplay 属性は boolean 型ですが、これらの属性を含めることで、値にかかわらず属性が有効化されます。たとえば、autoplay="false"autoplay="true" と同じになります。ただし、autoplay はサポートされていますが、使用することはお勧めできません。読者がどこを読んでいるかがわかるようにするためにも、読者が自分で読書体験をコントロールできるようにするのがベストです。

次の 2 つの例は、EPUB にオーディオおよびビデオコンテンツを埋め込む方法を示します。その次のスクリーンショットは、埋め込んだオーディオとビデオがデバイス上でどのように表示されるかを示します。

オーディオ

<h3>Below is an embedded audio file.</h3>

<p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Duis aute irure dolor in reprehenderit eu fugiat nulla pariatur. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.</p>

<audio src="audio/loop.m4a" controls="controls"/>

<p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.</p>

ビデオ

<h3>Below is an embedded video file.</h3>

<p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Duis aute irure dolor in reprehenderit in voluptate velit esse cillum dolore eu fugiat nulla pariatur. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.</p>

<video src="video/H264-640x480.m4v" controls="controls" poster="images/posterimage.jpg" />

<p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation ullamco laboris nisi ut aliquip ex ea commodo consequat. Duis aute irure dolor in reprehenderit in voluptate velit esse cillum dolore eu fugiat nulla pariatur. Excepteur sint occaecat cupidatat non proident, sunt in culpa qui officia deserunt mollit anim id est laborum.</p>

ビデオが埋め込まれたブックのページ

リンク

リンクの概要

EPUB フォーマットは HTML に基づいているため、リンクを使用してコンテンツを拡大、拡張させることがきます。リンクは、索引や後注など、ドキュメント内の別の場所を参照させることも、Web や他の外部リソース(著者やパブリッシャーの Web サイトなど)にリンクさせることもできます。

Apple Books には、Apple Books 内のブックに直接リンクできるようにする非常にシンプルなリンク構造もあります。これはご自身の Web サイトまたはオンライン広告からのマーケティングに使用したり、カスタマーを EPUB 内のブックの巻末から他の関連タイトルに誘導するのに使用できます。ストアへのリンクに関する詳細については、「Apple Books パブリッシャーユーザガイド」の Apple Books へのリンクを参照してください。

Apple Books のブックに直接リンクさせる

Apple Books 上のブックへのダイレクトリンクを作成するには、iTunes Link Maker(https://itunes.apple.com/linkmaker/)を使用します。

ブックの ISBN に基づいてリンクを作成することもできます。

ISBN 番号を使用してブックの URL を設定する方法は 2 つあります。

  • Apple Books 特有のリンクの例:

    <a href="http://itunes.apple.com/us/book/isbn9781451648553">Steve Jobs, by Walter Isaacson</a>

  • 一般的な ISBN リンク:

    <a href="urn:isbn:9781451648553">Steve Jobs, by Walter Isaacson</a>

URN(Uniform Resource Names)のフレームワークで ISBN(International Standard Book Numbers)がサポートされる仕組みについては、http://tools.ietf.org/html/rfc3187 を参照してください。

Apple Books は、リフロー型ブックの終わりに同じ著者による他のブックへのリンクを人気順に並べたページを自動的に組み込みます。

Multi-Touch ブック内でのリンク

iBooks Author を使用して制作したブックでは、HTML ウィジェットから同じブックの別の箇所にリンクさせることができます。図、章、節、ページ番号など、特定の位置へのリンクを設定できます。HTML ウィジェットで同じブック内を参照するリンクを設定するときは、ibooks:///# の後にリンクタイプ、さらにその後にコンテンツ番号が続く、標準形式を使用します。次に例を示します。

リンク先

リンクの例

page 10

ibooks:///#page(10)

chapter 5

ibooks:///#chapter(5)

chapter 5, section 2

ibooks:///#chapter(5.2)

Gallery figure 2.2

ibooks:///#gallery(2.2)

Review figure 1.3

ibooks:///#review(1.3)

他の Multi-Touch ブックへのリンク

iBooks Author で他のフォーマットのブックを制作する場合も、上記と同じリンク構造を使用して特定の位置へのリンクを設定できますが、リンクにリンク先のブックのアセット ID を含める必要があります。例:

  • ibooks://assetid/496292471#page(10)

  • ibooks://assetid/496292471#chapter(2)

ブックのアセット ID を見つけるには、Apple Books で control キーを押しながらリンク先のブックをクリック(Windows では右クリック)し、リンクをコピーします。

次の例では、アセット ID は 496292471 です。

  • https://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewMetaBook?cc=us&id=496292471&mt=13

他の EPUB へのリンク

Apple Books 内の EPUB(.epub)へのリンクを設定するには、まずリンク先のブックのアセット ID を確認する必要があります。Apple Books 上で control キーを押しながらリンク先のブックをクリック(Windows では右クリック)し、リンクをコピーすると、そこにアセット ID が含まれています。次の例では、アセット ID は 335522876 です。

  • https://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewMetaBook?cc=us&id=335522876&mt=13

このブックへの Apple Books リンクは次のようになります。

  • ibooks://assetid/335522876

他のブックの特定の箇所にリンクできるのは iBooks Author で制作されたブックのみであることに注意してください。EPUB のアセット ID を使用してページ番号を指定した場合、EPUB は開きますが、目的のページは表示されません。アセット ID を含むリンクはメールや iTunes U などの他のアプリで使用可能です。これらのリンクは Apple Books で開きます。

リンクのスタイル

リンクのスタイルと色をカスタマイズする場合は、CSS を使用できます。リンクの色を定義する場合は、 specified-fonts レイアウトメタデータも含める必要があります。詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

PDF

PDF は、PDF ファイルにイメージをリンクする標準アンカー要素タグを使用して埋め込みます。読者がイメージをタップすると、パンや拡大表示ができる新しいウィンドウで PDF が開きます。

注記:ブックに PDF を含める場合は、ブック全体の最大サイズが 2 GB であることに注意してください。サイズの大きな PDF ファイルを含めると、一部のデバイスではパフォーマンスが低下する場合があります。

タグには PDF ファイルの参照を挿入し、イメージをアンカー要素でネスト(入れ子状に)します。

<p>Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipisicing elit.</p><a href="pdf/sample.pdf"><img src="images/pdf.jpg"/></a>
PDF が埋め込まれたブックのページ

Adobe Page Template

  • Adobe Page Template XPGT は現在サポートされていません。代わりに CSS3 を使用してください。

JavaScript インタラクティビティを含むブック

概要

インタラクティブなコンテンツは、リフロー型ブック、固定レイアウト型ブック、および iBooks Author で制作されたブック内の HTML ウィジェットで利用できます。このセクションでは、JavaScript を使用したインタラクティビティの作成に関する情報とヒントを紹介します。JavaScript インタラクティビティが含まれる EPUB を使用するには、iBooks 1.5 以降および iOS 5.0 以降が必要です。デスクトップバージョンでは、macOS X Mavericks 10.9 以降が必要です。

Multi-Touch ブックおよび iBooks Author テキストブックには、iBooks 2.0 以降および iOS 5.0 以降が必要です。

このガイド以外にも、リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションに、インタラクティビティを含むブックの例(Apple Books 固定レイアウト(フィックス型)EPUB の例)があるので参考にしてください。

JavaScript インタラクティビティを含むブックのスクリプト開発の推奨事項

Apple Books は Safari と同様に JavaScript をサポートします。ブック内で JavaScript を使用すると、ドラッグ&ドロップのような機能が使用できるようになるほか、タッチまたはマウスイベントでオーディオやアニメーションを開始できるようになります。ただし、ブック用に開発するスクリプトについては、次の推奨事項を考慮する必要があります。

  • macOS および iOS デバイスの両方で実行可能なスクリプトを作成してください。デスクトップコンピュータのインタラクティビティにはマウスからの入力が必要で、iOS デバイスのインタラクティビティにはタッチ入力が必要となります。

  • インタラクティブなブックを開発する場合は、ファイルサイズと各ページのインタラクティビティの量に注意してください。インタラクティビティはブックに大きな付加価値をもたらしますが、パフォーマンスの低下を防ぐことも重要です。

  • ブックは外部リソースに依存してはいけません。JavaScript を使用してブックの外部のリソースにアクセスしないでください。ブックは、自己完結する必要があります。

  • ブックにデータベースを含めることはできません。Apple Books は AJAX、HTML5 データベース、SQL のステータスを同期しないため、この情報を保存しません。ブックのインタラクティビティにそれらのリソースを含めないでください。

  • インタラクティビティのトリガーには JavaScript を使用しますが、アニメーションやトランジションには CSS を使用します。JavaScript ではなく CSS を使用して作成すると、アニメーションやトランジションのパフォーマンスが最も良くなります。top/bottom/left/right といった位置を設定する代わりに、CSS 3D トランスフォームを使用します。CSS 3D トランスフォームはハードウェアアクセラレーションを利用するのでトランジションをよりスムーズに作成できますが、優先度の高い要素だけに使用を限定すべきです。

  • JavaScript のアラート機能を使用しないようにします。JavaScript アラート機能は、頻繁にエラーをユーザに警告するため、推奨できません。この機能を使用する場合は、作成したアラートの内容が読者にも表示されることを十分意識してください。

JavaScript インタラクティビティを含むブックのコンテンツのデザイン

次のセクションでは、JavaScript インタラクティビティを含むブックのコンテンツをデザインする際に注意すべき技術的問題点やデザインのヒントについて説明します。

デフォルトの動作の回避

デフォルトでは、Apple Books はメニュー、ページ送り、ズームを示すジェスチャーとクリックを認識します。ただし、JavaScript インタラクティビティを含むブックでは、読者が Apple Books のユーザインターフェイスオプションを表示させることなく、ブックのインタラクティブ部分を操作できるようにするために、Apple Books がジェスチャーやクリックを無視する必要のあるタイミングを識別する必要があります。インタラクティブ要素のこのデフォルトの動作は、preventDefault メッセージをイベントオブジェクトに送信することで無効にできます。

注記:読者がページをめくれるように、ページのエッジの大部分が preventDefault に影響されないようにすることが重要です。

 preventDefault の詳細については、次のページを参照してください。

https://developer.apple.com/library/safari/documentation/AppleApplications/Reference/SafariWebContent/HandlingEvents/HandlingEvents.html

iOS デバイスと macOS の両方に対応したデザイン

iOS デバイスと macOS の両方で機能するインタラクティブなブックをデザインします。デスクトップコンピュータでのインタラクティビティにはマウスからの入力が使用され、iOS デバイスでのインタラクティビティにはタッチ入力が使用されます。つまり、プラットフォームに応じてタッチイベントまたはマウスイベントのどちらを提供するべきかを、スクリプトに指定する必要があります。EPUB 3 仕様(http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-contentdocs.html#app-ers-hasFeature)に定義されている hasFeature を使用すると、プラットフォームがマウスまたはタッチのどちらをサポートするかをクエリで確認できます。たとえば、navigator.epubReadingSystem.hasFeature('touch-events')true を返す場合は、JavaScript でタッチイベントを提供する必要があります。

ブックで加速度センサーやマルチフィンガージェスチャーなど iOS 固有の機能を使用する場合は、デスクトップコンピュータでサポートされるボタンなど、代わりの入力方法を含める必要があります。

インタラクティブオブジェクトには、指で操作できるように十分な大きさのヒットエリアを確保する必要があります。Apple Books はデバイスの画面に収まるようにページサイズを調整するため、ヒットエリアのサイズは viewport に定義されているページサイズに比例しており、デバイスの種類によって異なる場合があります。

インタラクティブオブジェクトを配置する際は、ページの端やテキストの近くは避けてください。オブジェクトがページの端に近すぎると、読者が意図せずページをめくってしまう可能性があります。同様に、オブジェクトがテキストに近すぎると、読者が意図せず朗読機能付きコンテンツの単語の再音読をトリガーしてしまう可能性があります。

インタラクティブ操作用のヒント

ブックのほとんどのインタラクティブ操作では、読者にどんな操作が可能かを示すヒントが必要になります。macOS では、CSS を使用してマウスのスタイルを設定し、インタラクティブ領域をポインターで示すことができます(http://www.w3schools.com/cssref/pr_class_cursor.asp を参照)。iOS では、次のような視覚的なヒントを使用できます。

基本的なインタラクティビティ

  • ページやブック内の要素でインタラクティブ操作が可能であることを読者に示すアニメーションまたは動く要素をページに含めます。次の例では、タイトルページが空白ページで始まりますが、画面上を動くテキストやイメージが含まれています。これは、ブックの次のページ以降にインタラクティビティがあることを示しています。

インタラクティビティのヒントの例

タッチによるインタラクティビティ

  • 太字の書式を使用したり、音やアニメーションをトリガーする言葉の背景に光彩を追加します。次の例では、「winds」をタッチすると風の音が再生されます。

タッチによるトリガーの例
  • インタラクティブオブジェクトに光彩、振動、または小刻みな動きを追加します。次の例では、左の花が輝き、真ん中の花が振動し、右の花がそよぎます。

光彩を放つインタラクティブオブジェクトの例
  • 読者に他の要素を操作するように促すアニメーション要素を含めます。次の例では、星のまたたきや、月に描かれた目のまばたきによって、星を操作したり、月を画面上でドラッグできることを読者に示しています。

アニメーションが可能な要素の例
  • 不自然な場面や、いつもと違う空白エリアや、不完全なイメージを作成して、不自然なところを調べたり、空白を埋めたり、イメージを完成させるように読者に促します。次の 2 つの例では、赤い花を 1 つ示すことで、他の花の茎や何もない丘を操作して花の咲く風景を完成させるように読者を誘導しています。

インタラクティブなシーンの例
インタラクティブなシーンの例

要素のドラッグ&ドロップ

  • 要素がページ上の他の部分から分離し、別のレイヤー上にあるかのように見える要素をデザインします。ドラッグ&ドロップする要素は、次の例のように、ブックのテキストの背後に配置するようにします。

ドラッグ&ドロップの例
  • 要素を浮かばせたり、小刻みに動かしたり、移動させたりします。次の例では、太陽のまわりを光線が回転することで、太陽を画面上でドラッグするように読者を誘導しています。

ドラッグ&ドロップの例

コード例

このガイド以外にも、リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションに、JavaScript インタラクティビティを含むブックの簡単な例(Apple Books 固定レイアウト(フィックス型)EPUB の例)があるので参考にしてください。この例では、ドラッグ&ドロップする、タッチしてオーディオを開始する、タッチして新しい要素を作成する、タッチして要素の状態を変更するといった、主なインタラクティブ操作の例を紹介しています。

ページレイアウト

インタラクティブな固定レイアウト型ブックの各ページは、横に並べた 2 つの Safari ウィンドウのように、個別の Web ビューになっています。コンテンツは 2 つのページ間の境界線で分割されています。本文には、viewport の寸法のアスペクト比と一致する寸法を CSS で定義する必要があります。

JavaScript インタラクティビティを含むブックのパフォーマンスを向上させるためのヒント

パフォーマンスを向上させるには、以下の点に留意する必要があります。

  • イメージの最適化がパフォーマンス向上の鍵となります。イメージを最適化する方法については、固定レイアウト型ブック内のイメージの最適化を参照してください。

  • ページごとのアニメーション数を制限し、最も必要なものだけにします。

  • アニメーションには JavaScript ではなく CSS を使用します。

  • top/bottom/left/right といった位置を設定する代わりに、CSS 3D トランスフォームを使用します。CSS 3D トランスフォームはハードウェアアクセラレーションを利用するのでトランジションをよりスムーズに作成できますが、優先度の高い要素だけに使用を限定すべきです。

  • ページが複雑にならないようにします。

  • ブックに合わせて JavaScript を調整すると、最も高いパフォーマンスが得られます。サードパーティ製の JavaScript ライブラリは多くの場合サイズが大きいので、パフォーマンスが低下することがあります。

技術的ガイドラインおよび要件

Apple Books 向けにデザインされた JavaScript インタラクティビティを含むブックは、次の技術的ガイドラインと要件に従っている必要があります。

OPF に JavaScript ファイルを含める

JavaScript は、XHTML のインラインではなく、JavaScript 専用のドキュメントに含める必要があります。すべての JavaScript ファイルに、OPF のマニフェストが含まれており、application/javascript という MIME タイプが指定されている必要があります。

Apple Books JavaScript ライブラリを使用する

Apple Books JavaScript ライブラリ(iibooks.js)は、Apple Books 向けの JavaScript インタラクティビティを含むブックを簡単に開発できるようにするための、事前に記述された JavaScript の集合体です。Apple Books JavaScript ライブラリには、次の用途に適した機能が備わっています。

  • イベントを遅延させる

  • 要素をドラッグ可能にする

  • 要素をスタンプ可能にする

  • 要素を切り替え可能にする

  • オーディオを追加する

  • 定数を定義する

ibooks.js の使用を開始するには、まずマークアップにスクリプトを記述します。

<head>  <meta name="viewport" content="width=575, height=432"/>  <meta content="text/html; charset=UTF-8"/>  <title>Fixed Layout Example 3.2</title>  <link href="css/stylesheet.css" type="text/css" rel="stylesheet"/>  <link rel="stylesheet" href="css/page06.css" type="text/css" media="screen" title="no title" charset="utf-8"/>  <script src="js/ibooks.js" type="text/javascript" charset="utf-8"></script></head>

ページがロードされると、ibooks.js によって本文に組み込む CSS クラスが追加されます。このクラスは、アニメーションのトリガーに使用されます。

イベントを遅延させる

コンテンツがロードされるまでイベントを遅延させたい場合があります。 要素に ibooks-deferred-event を追加すると、遅延後に ibooks.js によって CSS クラスの active がターゲット要素に追加されます。この値のデフォルトは 1000(ミリ秒単位)です。この遅延を要素ごとに定義するには、HTML 属性の data-deferred-event-delay を追加して、値をミリ秒単位で設定します。

<!-- "active" class appended after default delay, 1000ms --><div class="ibooks-deferred-event"></div>
<!-- "active" class appended 5000ms after content load --><div class="ibooks-deferred-event" data-deferred-event-delay="5000"></div>

要素をドラッグ可能にする

ドラッグ可能な要素は、タッチイベントに反応し、ページ内で移動させることができます。HTML 要素は、CSS クラスの ibooks-draggable を追加するだけでドラッグできるようになります。

<!-- Makes the target element draggable --><div class="ibooks-draggable"></div>

要素をスタンプ可能にする

CSS クラスの ibooks-stampable を含む要素はすべて、スタンプ可能な要素の親コンテナとして機能します。スタンプ可能な要素はタッチジェスチャーに反応します。この要素をタッチすると、ibooks.js によって、CSS クラスの stamp を持つ空の <div> 要素が親コンテナに追加されます。これで、追加された要素の書式設定を行えるようになります。

ibooks.js は SVG パスに従って有効なタッチエリアを定義します。SVG パスがないと、ibooks.js はタッチイベントに反応しません。SVG パッチは、丘などの不規則な形のヒットエリアを定義する場合に特に便利です。

<div class="ibooks-stampable"><!--svg defines irregularly-shaped hit area for replicating script--><svg version="1.1" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" x="0px" y="0px"  width="1224px" height="792px" viewBox="0 0 1224 792" enable-background="new 0 0 1224 792"><path fill="#82983E" d="M612.806,387.128c-8.555,0-17.023,0.229-25.394,0.656c-50.48-31.565-116.654-60.656-189.107-60.656  c-8.653,0-16.846,0.42-24.805,1.205v136.949l14.525,0.023l296.721,0.478l215.824,0.347  C900.57,466.128,771.732,387.128,612.806,387.128z"/></svg></div>

要素を切り替え可能にする

ibooks.js には、要素を切り替え可能にする機能があります。CSS クラスの ibooks-toggleable を追加すると、要素にタッチしたときに、CSS クラスが active に切り替わります。

<!-- Inactive, toggle-able element --><div class="ibooks-toggleable"></div><!-- Active, toggle-able element --><div class="ibooks-toggleable active"></div>

オーディオ

HTML 要素をオーディオのトリガーに使用することができます。そのためには、CSS クラスの ibooks-media-audio を追加して、HTML 属性の data-ibooks-audio-src の値を定義します。また、data-ibooks-audio-reset-on-play を定義すると、要素をタッチするたびにオーディオソースの再生位置がリセットされるようにすることができます。HTML 属性の "ibooks:pause-readaloud""true" に設定すれば、メディアの再生または一時停止後に朗読機能を一時停止できるようになります。詳細については、朗読コントロールの埋め込みを参照してください。

注記:オーディオソースは一度に1 つだけしか再生できません。

<!-- Toggles between play, pause on touch --><div class="ibooks-media-audio" data-ibooks-audio-src="audio/source.m4a"></div><!-- Plays source on touch, resets playback position to start on subsequent touches --><div class="ibooks-media-audio" data-ibooks-audio-reset-on-play="true" data-ibooks-audio-src="audio/source.m4a"></div>

定数を定義する

必要に応じて、ibooks.js 定数の多くを定義できます。これらの変数は initConfigurables にあります。

/*** Configuration of user defined constants.*/iBooksBaseController.prototype.initConfigurables = function() {// CSS class name on active elementsiBooks.ACTIVE_CSS_CLASS = "active"; // CSS class name appended to body on page load iBooks.CSS_CLASS_ON_LOAD = "build-in"; // Delay in milliseconds before deferred events fire iBooks.DEFERRED_EVENT_DELAY = "1000";// CSS selector for page iBooks.PAGE_CSS_SELECTOR = ".page";// CSS class for stamped elementsiBooks.STAMPED_ELEMENT_CSS_CLASS = "stamp";};

制作中に行うテスト

ブック校正ツールを使用する

OS X Yosemite 以降の Apple Books では、EPUB の制作中にブック校正ツールを使用してすばやくブックを校正し、校正されたブックを目的の iOS デバイスと同期することができます。Mac および iOS デバイスで校正機能を設定しておくと、EPUB に加えた変更が、同期した Mac や iOS デバイス上の Apple Books に自動的に反映されます。EPUB にインタラクティブコンテンツが含まれている場合は、Apple Books のブック校正機能により、読者が行う方法でブックを表示、操作できるため、ブックをデリバリする前、あるいは販売用に Apple Books に送信する前に、表示や機能が意図したとおりに動作するかどうかを確認できます。

校正機能を使用できるように EPUB を準備するには:

EPUB の校正機能を設定する前に、EPUB が正しいフォーマット(フラットファイルではなく、フォルダ)であることを確認してください。これをチェックするには、EPUB を右クリックし、メニューに「パッケージの内容を表示」が表示されるかどうかを確認します。表示される場合は、EPUB は校正機能を設定できる状態にあります。表示されない場合は、以下の手順に従ってください。

  1. デスクトップまたは Finder で新しいフォルダを作成します。

  2. ターミナルを起動します。ターミナルを見つけるには Spotlight で検索するか、Finder で「アプリケーション」 > 「ユーティリティ」に移動します。

  3. ターミナルウインドウで、cd と入力した後に、スペースを 1 つ入力します。

  4. 作成したフォルダをターミナルウインドウにドラッグして、Return キーを押します。

  5. unzip と入力した後に、スペースを 1 つ入力します。

  6. EPUB ファイルをターミナルウインドウにドラッグして、Return キーを押します。

  7. 作成したフォルダを右クリックし、「情報を見る」を選択します。

  8. 「名前と拡張子」で、フォルダ名の末尾に .epub を追加します。

ブックの校正機能を有効にするには:

  1. OS X Yosemite 以降で Apple Books のメニューに移動し、「環境設定」を選択します。

  2. 「詳細」を選択します。

  3. 「メニューバーの "詳細" メニューを有効にする」のボックスにチェックを入れます。

ブックの校正機能を追加するには:

  1. Apple Books のメニューバーの「詳細」を選択し、「ePubをプルーフとしてライブラリに追加」を選択します。

  2. 表示されるウインドウで、EPUB ファイルを選択します。

  3. Apple Books のライブラリに、EPUB がプルーフバッジ付きで表示されます。

iOS 5 以降を使用する iOS デバイス上で、OS X Yosemite 以降の Apple Books の校正結果を iBooks 1.5 以降と同期するには:

  1. iOS デバイスを Mac に接続します。

  2. iOS デバイス上で Apple Books を開きます。

  3. Mac 上で、Apple Books にある校正済みの EPUB を開きます。

  4. ツールバーの「デバイス」ボタンをクリックします。

  5. 同期する各デバイスの隣のボックスにチェックを入れます。

Safari の Web インスペクタを使用する

Web インスペクタは、OS X 上のコンテンツの校正を簡単に行えるオープンソースのウェブ開発ツールで、Safari に組み込まれています。Web インスペクタは OS X 10.9(以降)上の Apple Books で有効にできます。ブックの開発中に、このツールを使用してブックの修正、デバッグ、最適化を簡単に行うことができます。

インスペクタをターミナルから有効にするには、次のコマンドを実行します。

defaults write com.apple.iBooksX WebKitDeveloperExtras -bool YES

EPUB では、いずれかのテキストを選択して右クリック(Mac では control キーを押しながらクリック)し、ショートカットメニューから「インスペクタを表示」を選択します。

このツールは DRM フリーのブックでのみ機能することに注意してください。

ブックの検証

すべてのブックが EPUB の標準仕様要件を満たしている必要があります。コンテンツの品質を確保するために、ブックのインポート時に行われる検証にパスする必要があります。ブックを Apple Books システムにインポートできない典型的な原因はいくつかあります。デリバリ前に、すべてのブックについて以下の要件を満たしていることを確認してください。

  • すべてのブックが Transporter または iTunes Producer の検証をパスする必要があります。

  • URI 中の英数字以外のすべての文字が有効で、適切にエンコードされている必要があります(たとえば、スペースは「%20」としてエンコードされている必要があります)。この問題は NCX ファイルの URI でよく見られ、ファイル名にスペースが含まれいてることが原因です。

  • EPUB に含まれるすべてのファイルが、ブックのマニフェスト(OPF ファイル)に記述されている必要があります。マニフェストに記述されていないファイルを含むブックは、定義上のファイルリストと一致しないため、インポートに失敗します。

  • ブックに使用できるエンコーディングは UTF-8 と UTF-16 のみです。適切にエンコードされていないブックはインポートに失敗するため、正しい文字エンコーディングを使用することが重要です。

  • 最大ブックサイズは ZIP の標準仕様に従い、現在 2 GB に制限されています。

カスタム属性を使用する場合は、HTML5 データ属性にする必要があります。データ属性とは、名前空間の外にある、文字列 data- で始まる属性です。

HTML5 データ属性の詳細については、次のページを参照してください。

http://www.w3.org/TR/html5/dom.html#embedding-custom-non-visible-data-with-the-data-*-attributes

例:

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops"> <head>...</head> <body ... <p class="text" data-name="value">text</p> ... </body></html>

名前空間には、EPUB のコンテンツドキュメントで使用する要素と属性を含む XML 語彙を定義します。個々の名前空間は 1 つの URL と xmlns または xmlns: 属性を使って宣言します。 たとえば、xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml" と記述します。

上記の宣言では、xmlns: が属性で、xhtml がその接頭辞です。 名前空間を宣言した後は、その接頭辞を要素や属性の名前の前にコロンで区切って追加できます。これによって、その要素または属性がどの XML 語彙を参照しているが特定されます。

デリバリ時に許可されない要素または属性に関連するエラーが発生する場合は、使用している特定の要素または属性が、EPUB で宣言されている名前空間の語彙に含まれていない可能性があります。この問題を解決するには、その要素または属性を有効なものに変更してください。

ブックのサンプル

ブックのサンプルについて

Apple Books はすべてのブックのサンプルを自動的に作成します(朗読音声付きブックを除く)。サンプルの構成はブックのタイプによって異なります。

Apple Books でサンプルが自動的に切り出されないようにしたい場合は、カスタムの .epub ファイルを別に作成し、サンプル用として Apple Books にデリバリすることもできます。ただし、すべてのツールでこのオプションを使用できるとは限りません。コンテンツのデリバリ管理を外部に委託している場合は、その業者と作業を調整してください。詳細については、デリバリ管理の業者に直接お問い合わせください。

注記:カスタマーがブックを購入すると、カスタマーのライブラリ内のサンプルがそのブックに差し替えられます。そのため、ブックにすべてのサンプルコンテンツを含めるようにしてください。

リフロー型ブックのサンプル

ブックの大部分がテキストの場合は、単語数に対する割合に基づいてサンプルが切り出されます(使用される割合は契約に指定されています)。サンプルの切り出し開始位置は、ブックの構造によって異なります。決められた割合に相当する単語数は、ブックの先頭からカウントして計算されます。リフロー型ブックの場合は、epub:type 属性に"bodymatter" が指定されている最初のランドマークがブックの先頭とみなされます。その属性が指定されている場合、Apple Books はそのランドマーク内の href 属性が参照する spine 項目に指定されているブック構成要素からサンプルの切り出しを開始します。次に、ランドマークの <nav> ブロックにある最初の項目と単語数に対する割合のうち、どちらか大きい方が切り出されます。たとえば、ランドマークの <nav> ブロックの最初の項目に全体の単語数の 2 % しか含まれておらず、契約に指定されている割合が 5 % の場合、残りの 3 % はランドマークの <nav> ブロックの次の項目から取られます。その中に含まれている画像、動画、オーディオもすべてサンプルに取り込まれます。

ランドマーク構造に "bodymatter" 属性が指定されていない場合、Apple Books は epub:type 属性が "cover""frontmatter""toc""foreword""introduction""dedication" のいずれでもない最初のランドマークを見つけ、 先の "cover""frontmatter""toc""foreword""introduction"、または "dedication" ランドマークで参照されているブック構成要素のすぐ後の spine 項目から切り出しを開始します。

注記:"bodymatter" ランドマーク内の href 属性が参照するブック構成要素は、spine 項目リストの最後の項目の近くに記述しないようにしてください。単語数の割合に基づいてサンプルを切り出す場合は、Apple Books が参照されている spine 項目の前にあるブック構成要素をサンプルに含める可能性があり、結果としてブック全体がサンプルに切り出される場合があります。

固定レイアウト型ブックのサンプル

ブックが絵本やその他の固定レイアウト型ブックの場合は、OPF ファイル内の <metadata> 要素の <meta property="rendition:layout"> タグに pre-paginated を記述する必要があります (記述方法については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください)。pre-paginated オプションには、サンプルの切り出し方法を指定します。このオプションを指定しない場合は、コンテンツが小説のようなテキスト主体のブックとしてサンプルが切り出されます。このオプションを指定した場合は、単語数ではなくページ数の割合に基づいてサンプルが切り出されます。Apple Books はブックの最初のページを特定し、合計ページ数に対する割合に基づいてサンプルを切り出します(固定レイアウト型ブックの各ページは、片開きか見開きかにかかわらず、個別の XHTML ファイルにする必要があります)。サンプルの切り出しでは、.opf のランドマークの <nav> ブロックがブックの本文の始まりとみなされます。最適な箇所がサンプルとして切り出されるようにするには、ブックの本文の始まりとなる箇所に epub:type="bodymatter" を挿入します。固定レイアウト型ブックでランドマークの nav を指定する必要があるのは、カスタムサンプルを提供しない場合のみです。

インタラクティブなコンテンツを含むブックのサンプル

インタラクティブなコンテンツを含むブックは、動的で複雑な性質を持ちます。そのため、ブックに最適な品質のサンプルを提供するためには、独自のカスタムサンプルを作成することが推奨されます。ただし、カスタムサンプルの提供はオプションであり、必須ではありません。カスタムサンプルを作成するには、サンプルに含めるページで構成される .epub ファイルを別途作成し、<assets> ブロック内に type="preview" を指定してデリバリします。詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様Apple Books の注釈付きのメタデータ XML ファイルを参照してください。

注記:JavaScript インタラクティブを含み、朗読音声も付いているブックでは、サンプルの自動生成はサポートされません。

朗読音声付きブックのサンプル

朗読音声付きブックの場合は、OPF ファイル内の <metadata> 要素の <meta property="rendition:layout"> タグに pre-paginated を記述する必要があります (記述方法については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください)。朗読音声付きコンテンツにはカスタムサンプルが必要です。カスタムサンプルを提供しないと、そのブックは Apple Books で使用できません。カスタムサンプルを作成するには、サンプルに含めるページで構成される .epub ファイルを別途作成し、<assets> ブロック内に type="preview" を指定してデリバリします。詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様Apple Books の注釈付きのメタデータ XML ファイルを参照してください。

iBooks Author で制作したブックのサンプル

iBooks Author で制作したブックの場合は、Apple Books にサンプルファイルを提供する必要があります。サンプルファイルはブックの公開時に iBooks Author によって作成されます。iBooks Author は、公開過程で拡張子が .itmsp のパッケージを作成し、それを .ibooks ファイル、カバーアート、サンプルファイルが入っているフォルダに保存します。エクスポートが終了すると、iTunes Producer によって自動的にパッケージが開くので、メタデータを追加してブックを Apple Books に送信します。

リフロー型ブックのガイドライン

概要

この章では、リフロー型ブックを制作する際のガイドラインについて説明します。すべてのタイプのブックに当てはまる推奨事項については、デジタルブックの要件を参照してください。

コンテンツの構造

  • リフロー型ブックでは、ナビゲーションドキュメントにランドマークを記述することが推奨されますが、必須ではありません。

  • リフロー型ブックでは、各章を独立した XHTML ドキュメントに分けます。Apple Books はドキュメント間に改ページを挿入します。

  • 章ごとにドキュメントを分けることによって、Apple Books でのパフォーマンスが向上します。

  • ヘッダーにはヘッダータグ(<h1><h2>) など)を使用します。ヘッダーのように見せるために <p> スタイルを使用しないでください。Apple Books はブックのテキストを配置する際に HTML のセマンティクスに従います。ヘッダーの代わりに <p> を使用すると、不要なハイフンが入ってしまうなど、テキストのレイアウトが崩れてしまいます。

テキストの行揃え

行の高さを指定する場合は、テキストブロック間の余白やイメージのまわりの余白を、指定した行の高さの倍数にする必要があります。これは、ブックの中心線の反対側のテキストと行が揃うようにするためです。

行の高さの例

非線形コンテンツ

非線形コンテンツは、本文を補足する内容のもので、ブックの読み順とは関係ないドキュメントです。たとえば、グラフ、表、レビューの回答などが非線形コンテンツに当たります。非線形ドキュメントを指し示すページには、そのドキュメントへのリンクを記載します(例:<a href="answerkey.xhtml">正解を見る</a> )。このリンクは標準のアンカー要素で、テキストとイメージの両方に関連付けることができます。

注記:非線形ドキュメントは固定レイアウト型ブックでは使用できません。

スパイン項目が非線形であることを示すには、オプションの linear 属性に no の値を指定します。スパイン項目での linear 属性の指定は必須ではありません。linear 属性の値のない項目はすべてデフォルトで linear="yes" に設定されます。

読者が非線形ドキュメントに移動するリンクをクリックすると、別のウィンドウでコンテンツが開き、ブックの上に重なって表示されます。このウィンドウはブックの順序とは関係ないため、ブックのレイアウトと書式は維持されます。コンテンツはブック内で検索でき、パンや拡大/縮小を行うこともできます。次の図は、非線形ドキュメントの例です。

非線形コンテンツの例

リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションにある EPUB の例(Apple Books EPUB の例)は、非線形ドキュメントにリンクする例を示しています。

注記:<spine> に PDF への参照を指定する場合は、linear 属性を no に設定する必要があります。 linear 属性を yes に設定すると、デリバリが失敗します。

リフロー型ブックのスクロール

Apple Books には、読者がリフロー型ブックで選択できるいくつかの表示テーマがあります。たとえば、「ブック」、「フルスクリーン」、「スクロール」などです。「スクロール」テーマでは、横書きテキストの場合は縦にスクロールし、縦書きテキストの場合は横にスクロールします。こうしたスクロールによって、テキストの流れを中断せずに読むことができます。

デフォルトでは、日本語と中国語のブックは横方向にスクロールし、他のすべての言語のブックは縦方向にスクロールします。スクロールの方向の定義を変更する場合は、ブックの .opf ファイルにメタデータの "ibooks:scroll-axis" を含める必要があります。指定できる値は、verticalhorizontaldefault です。次に例を示します。

<metadata>. . .<meta property="ibooks:scroll-axis">vertical</meta>. . .</metadata>

この例は、テキストが横書きの日本語または中国語のブックに適しています。Apple Books の「スクロール」テーマで横書きテキストを表示しているときは、縦の軸に沿って上から下にスクロールすると最も読みやすくなります。

Apple Books では、表が自動的に認識されます。リフロー型ブックに大きな表が含まれている場合は、ページの幅に収まるようにサイズが調整されます。読者が表をダブルタップすると、新しい Web ビューで表が開き、ブックの上に重なって表示されます。読者は このWeb ビューで表の拡大/縮小を行うことができます。

フォント

  • フォントサイズはピクセル(px)単位や名前(smalllarge など)ではなく、em または %(比率)で定義する必要があります。

  • ブックの本文には、定義済みの font-size を含めないようにするか、含める場合は 1emfont-size を含める必要があります。これにより、読みやすさとフォントサイズが最適な状態に調整されます。

  • line-height を指定する場合は、font-size の倍数の値を単位なしで設定します(例:line-height: 1.2;)。em% などの単位を含めると、line-height で宣言された要素よりも大きい font-size が指定されている要素でカスケードを許可した場合に、テキストの行が重なって表示される場合があります。

固定レイアウト型ブックのガイドライン

概要

この章では、固定レイアウト型ブックを制作する際のガイドラインについて説明します。すべてのタイプのブックに当てはまる推奨事項については、デジタルブックの要件を参照してください。固定レイアウト型ブックはインタラクティブなコンテンツに対応するため、第 2 章の JavaScript インタラクティビティを含むブックの要件を満たしていることを確認する必要があります。読み順が関係ない非線形ドキュメントは固定レイアウト型ブックとしてサポートされないことに注意してください。

固定レイアウト型ブックは、子供向けの絵本、料理本、アートブックなど、高度なデザインを含むブックの制作に使用されます。固定レイアウト型ブックでは、テキストをオーバーラップさせたイメージとフルブリードイメージを使用できます。これらはリフロー型ブックでは不可能な機能です。固定レイアウト型ブックでこれらの機能が使用できるのは、CSS の配置指定に対応しているためです。この章では、固定レイアウト型ブックの制作時に従う必要があるガイドラインについて説明しています。これらのガイドラインに従わないと、ブックの表示で問題が発生する場合があります。

また、リソースとヘルプの「ブックの準備」セクションにも、Apple Books 固定レイアウト(フィックス型)EPUB の例があるので参考にしてください。

注記:固定レイアウトは、ブック全体に影響する包括的な定義です。固定レイアウトをページ単位で使用することはできません。

ドキュメントの設定

固定レイアウト型ブックはリフロー型ブックに似ていますが、さらに次の機能が加わります。

  • iBooks 3.0 以降では、EPUB 3 の固定レイアウト型ブックを使用できます。EPUB 3 を使用すると、1 つの見開きページにドキュメントを 1 つ使用するか、 2 つ使用するかを選択できます。見開きページごとに 2 つのドキュメントを使用するブックの場合は、デフォルトで背表紙、ページ、ページのめくりを備えた書籍らしい外観を保持できます。見開きページごとに 1 つのドキュメントを使用する場合は、デフォルトでは書籍らしい外観にはならず、PDF のように境目のない一枚の見開きになります。

  • 見開きページごとに 2 つの ドキュメントを使用する固定レイアウト型ブックでは、左から右にページ番号が振られるブック(例:英語)の最初のページが見開きの右側になります。右から左にページ番号が振られるブック(例:日本語)では、コンテンツの最初のページが見開きの左ページになります。通常、この最初のページが表紙になります。

  • 固定レイアウト型ブックでは、各 XHTML ドキュメントの先頭にある <meta> タグでブックの高さと幅を定義する必要があります。たとえば、<meta name="viewport" content="width=600, height=1000" /> のように記述します。Apple Books はこれらの寸法を使用してブックのアスペクト比を決定します。これらの寸法は、統一が取れており、<body> タグの寸法と一致している必要があります

EPUB 3 固定レイアウト型

固定レイアウト型ブックのガイドラインには、EPUB バージョン 3 の構造EPUB 3 の機能の概要にある EPUB 3 の要件に加え、次の固有のガイドラインがあります。

  • 固定レイアウト型ブックでは、OPF ファイル内で <metadata> 要素の <meta property="rendition:layout"> タグに pre-paginated を記述する必要があります。詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

  • カスタムサンプルを提供しない場合に限り、固定レイアウト型ブックにランドマークナビゲーション構造が必要になります。Apple Books はブックのサンプルを切り出すときにこのランドマークを参照することで、ブックの本文の開始位置を特定します(ランドマークを参照)。

ブックレイアウトのメタデータの定義

EPUB 3 固定レイアウト型ブックでは、<metadata> 構造を使用してブックのレイアウトを定義します。EPUB 2 では、このメタデータを Apple Display Options ファイルに定義していましたが、EPUB 3 では、OPF ファイル内の <metadata> 要素に定義します。例:

<metadata xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" > <dc:title>Fixed Layout Book</dc:title> <dc:identifier id="bookid">0123456789</dc:identifier> <dc:language>en</dc:language> <meta property="dcterms:modified">2012-08-15T00:00:00Z</meta> <meta property="rendition:layout">pre-paginated</meta> <meta property="rendition:spread">none</meta> </metadata>

以下に、使用可能なレイアウトプロパティの属性を示します。

rendition:layout

例:

<meta property="rendition:layout">pre-paginated</meta>

ブックがリフロー型ブックか固定レイアウト型ブックかを定義します。指定可能な値は、reflowable(標準のリフロー型ブック)および pre-paginated(固定レイアウト型ブック)です。これは、EPUB 2 の fixed-layout : true|false と同じです。

rendition:spread

下記は、見開きページごとに 2 つのコンテンツドキュメントを指定する例です。

<meta property="rendition:spread">auto</meta> または <meta property="rendition:spread">both</meta>

下記は、見開きページごとに 1 つのコンテンツドキュメントを指定する例です。

<meta property="rendition:spread">none</meta>

見開きページごとに 1 つのコンテンツドキュメントを使用するか、2 つのコンテンツドキュメントを使用するかを定義します。指定可能な値は、autobothnone です。

ibooks:specified-fonts

例:

<meta property="ibooks:specified-fonts">true</meta>

ブックに埋め込みフォントがある場合に定義する必要があります。これは、EPUB 2 の specified-fonts : true|false と同じです。

ヒント:specified-fonts 属性を使うと、ユーザが選択した行端揃えの設定が上書きされます。この場合、埋め込みフォントを使用する必要はありません。Apple Books には、ユーザがテキストを両端揃えで表示できるオプションがあります。このオプションが選択されると、指定したテキストの行揃え設定がすべて上書きされ、見出しも含め、ブック内のすべての段落が両端揃えになります。テキストの行揃えを指定したとおりに維持したい場合は、specified-fontstrue に設定します。この属性を設定しておけば、ユーザがブックを読むときに別のフォントを選択しない限り、CSS スタイルシートに指定されているフォント設定が維持されます。万が一ユーザが別のフォントを選択した場合でも、段落の行揃えはユーザの設定に戻りますが、見出しのテキストの行揃えは維持されます。ユーザが後で「元の」フォントに戻すと、テキストに指定されている行揃えの設定になります。

注記:EPUB 3 で固定レイアウト型ブックを制作する際に、OPF ファイルの <package> 要素に次の prefix 属性を含める必要があります。

<package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" unique-identifier="bookid" version="3.0"

   prefix="rendition: http://www.idpf.org/vocab/rendition/#">

目次

固定レイアウト型ブックには、ビジュアルナビゲーションを容易にするサムネールの目次が含まれています。このビジュアルな目次が固定レイアウト型ブックのデフォルトです。EPUB 3 のブックでは、HTML5 の <nav> 要素を使用することで、従来のリスト型目次も作成できます。リスト型の目次は、料理本など、章やセクションに分かれた大きなブックを使用する場合に非常に便利です。小さな絵本などの場合は、リスト型の目次はあまり効果的ではないため、使用しないほうがいいかもしれません。 EPUB 3 ブックでリスト型の目次を使用しないようにするには、ナビゲーションドキュメントの <nav epub:type="toc"> ブロックに項目を 1 つだけ含めます。サムネールの目次はその状態でも使用可能です。下の図は、サムネールの目次の例です。

固定レイアウト型ブックの目次の例

固定レイアウト型ブックでは、EPUB 3 の epub:type="page-list" を使用して、Apple Books が各ページに割り当てるページ番号を定義できます。たとえば、ブックの最初のページはデフォルトで 1 ページ目になりますが、最初のページが表紙の場合は、そこに番号を付けるべきではありません。番号を付けないページには、pageList または epub:type="page-list" を使用して空の文字列を定義します。同様に、最初のページには i、ii、iii または a、b、c を定義し、本文のページ番号には 1、2、3 を定義することもできます。固定レイアウト型ブックに <pageList> または epub:type="page-list" を使用する場合は、iBooks 2.0 以降が必要です。

次に、<nav> ブロック内に epub:type="page-list" を定義した EPUB 3 の例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops" epub:prefix="ibooks: http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0">. . . <nav epub:type="page-list"> <ol> <li><a href="page001.xhtml"> </a></li> <li><a href="page002.xhtml">i</a></li> <li><a href="page003.xhtml">ii</a></li> <li><a href="page004.xhtml">iii</a></li> <li><a href="page005.xhtml">iv</a></li> <li><a href="page006.xhtml">v</a></li> <li><a href="page007.xhtml">vi</a></li> <li><a href="page008.xhtml">vii</a></li> </ol> </nav>. . . </body></html>

注記:上に示す prefix の例では、ibooks:http:// の間にスペースを 1 つ入れることが重要です。このスペースには通常の半角の空白文字を使用してください。改行やノーブレークスペースなど、他の種類の空白文字を使用することはできません。

固定レイアウト型ブックでのフォントの使用方法

フォントは、リフロー型ブックと同様に、opf および CSS で定義します。固定レイアウト型ブックで使用するフォントについては、フォントにあるフォントの推奨事項に加え、次のガイドラインに従う必要があります。

  • フォントサイズには em ではなくピクセルを使用します。

  • テキストの配置はピクセル単位で指定する必要があります。

  • 文字間隔、フォントサイズ、テキスト配置に小数を使用しないでください。小数の値とは、たとえば、5.255 ピクセルなどです。

  • 理想的な font-size(ピクセル単位)は、viewportheight の ~3% です。たとえば、<meta name="viewport" content="width=600, height=1000” /> の場合は、font-size を 30px(1000 x .03)にすることをお勧めします。

固定レイアウト型ブック内のイメージの最適化

固定レイアウト型ブックで使用するイメージについては、ブック内部のイメージの要件にあるイメージの推奨事項に加え、次のガイドラインに従う必要があります。

  • 固定レイアウト型ブック内のイメージは、JPEG または PNG フォーマットにする必要があります。ファイルサイズを縮小する場合は、透明度を必要としないすべてのイメージで JPEG を使用してください。JPEG を使用すると、ファイルサイズが縮小され、パフォーマンスが向上します。JPEG には品質 85 を使用することをお勧めします。

  • 固定レイアウト型ブック内のイメージは、400 万ピクセル以内にする必要があります。ブック内のイメージが 400 万ピクセル以内に収まるかどうかは、イメージの高さと幅を掛け合わせることで計算できます。

レイアウト

  • Apple Books はビューポートに収まるようにブックのサイズを調整するため、横方向に適したブックと縦方向に適したブックの両方とも、デバイスの向きが変わった場合でもその意図した方向でのレイアウトが維持されます。

  • 読者は自分が最も読みやすい拡大/縮小レベルでブックを読むことを選択できます。

  • 固定レイアウト型ブックの制作時に、ブックを削除したり、アップデートしたバージョンに差し替えた後であっても、Apple Books にブックの外観が記憶されていることがあります。これはキャッシュ機能によるものです。ブックの編集中に多数の変更を加える場合は、OS X Yosemite 以降の Apple Books でブックの校正ツールを使用することをお勧めします。パッケージドキュメント(.opf ファイル)のメタデータを編集して、日付が更新されているメタデータを順番に処理する方法もあります。次に例を示します。

    <metadata xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> <dc:title>Fixed Layout Example 3.2</dc:title> <dc:identifier id="bookid">0123456789</dc:identifier> <dc:language>en</dc:language> <meta property="dcterms:modified">2012-08-15T00:00:00Z</meta> </metadata>

テキスト

固定レイアウト型ブックのテキストについては、次のガイドラインに従う必要があります。

  • 「波形」のテキストや厳密に書式設定されたテキストは、SVG のテキストパスを使用して作成できます。SVG の使用は控えめにすることをお勧めします。

    波形のテキスト

注記:SVG を使用する場合は、個々の文字をそれぞれ <tspan> で囲むとテキストが選択しやすくなります。

  • 絶対配置を使用して固定レイアウト型ブック内にテキストを配置する場合は、単語単位ではなく、文節または段落単位でテキストを配置することをお勧めします。単語単位で配置すると、テキストを選択したり、検索する際に操作しづらくなります。

音読ブック

概要

音読ブックでは、ナレーターの音声を使用したオーディオファイルでページ上のテキストを音読し、音読している語句をハイライトすることができます。読者は、セッションが途切れないように自動でページをめくるように選択することも、手動でページをめくるように設定することもできます。画面をタップすると、ブックの右上隅にコントロールが表示され、朗読の設定をカスタマイズできます。朗読コンテンツを使用できるのは、固定レイアウト型ブックのみです。Apple Books はメディアオーバーレイという、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)の EPUB 固有のサブセットを使用して、テキストとオーディオを同期します。このセクションでは、メディアオーバーレイ、SMIL ファイルに関する情報と、メディアオーバーレイを使用して Apple Books の朗読コンテンツを制作する場合のヒントについて説明します。

朗読ブックには、カスタムプレビューが必要です。詳細については、朗読音声付きブックのサンプルを参照してください。

朗読機能のユーザインターフェイスについて

朗読機能を持つブックには、上部のツールバーにオーディオボタンが表示されます。オーディオボタンをタップすると、音量スライダー、「ページ移動」オプションメニュー、「朗読を開始」/「朗読を停止」ボタンが付いたポップオーバーが開きます。表示しているページから朗読が始まり、朗読されている箇所のテキストがハイライトされます。自動でページをめくる設定にしている場合は、ページのオーディオコンテンツの再生が終わると次のページへ進みます。

朗読インターフェイス

Apple Books 向けの朗読コンテンツを制作するツール

Apple Books 向けの朗読コンテンツを制作するには、以下のものが必要です。

  • 固定レイアウト型ブック

  • ナレーションのオーディオファイル

  • オーディオファイル内に時間を指定するオーディオ編集ツール

注記:このガイドには、無料のクロスプラットフォーム対応オーディオ編集ツールである Audacity を使用して、オーディオファイル内に開始時間と終了時間を指定する方法の説明があります。オーディオファイル内での開始時間と終了時間の指定には他のオーディオ編集ツールを使用することもできますが、手順は使用するツールによって異なります。

メディアオーバーレイの構造

朗読のナレーション中に、朗読しているテキストを、単語単位もしくは文節単位でハイライトするか、まったくハイライトしないかを選択することができます。朗読中に単語がハイライトされるようにするには、メディアオーバーレイを使用します。メディアオーバーレイは、オーディオファイルのある部分を対応するテキストの語句と同期させる EPUB3 の方式です。テキストの語句は、標準の HTML の id 属性を使用して特定されます。対応するオーディオは、開始時間と終了時間で参照されます。特定されたテキストとオーディオは、SMIL XML ファイルによってペアになります。SMIL ファイルには一連の <par> 要素が含まれており、それぞれに <audio> 要素と <text> 要素が含まれています。<text> 要素と <audio> 要素にはどちらも必要な src 属性が含まれています。<text> 要素で使用する src 属性は、フラグメント識別子(src 属性の末尾に付随する #(ハッシュ)で始まるセグメント)付きの URL を使用して、特定された単語や、語句、文節を識別します。<audio> 要素で使用する src 属性は、EPUB バンドル内のオーディオファイルの場所を示す URL です。<text> 要素内のハイライトする単語や文節はフラグメント識別子で定義し、それに対応する <audio> 要素内の朗読する単語や文節は clipBeginclipEnd で定義します。

注記:オーディオは、タイトルページから開始し、タイトルと著者がそのオーディオの一部として朗読されるように設定することをお勧めします。

SMIL ファイルの例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><smil xmlns="http://www.w3.org/ns/SMIL" version="3.0" profile="http://www.idpf.org/epub/30/profile/content/"> <body> <par id="par1"> <text src="page1.xhtml#word0"/> <audio src="audio/page1.m4a" clipBegin="5s" clipEnd="15s"/> </par> <par id="par2"> <text src="page1.xhtml#word2"/> <audio src="audio/page1.m4a" clipBegin="15s" clipEnd="25s"/> </par> </body></smil>

HTML ファイルの例

<p> <span id="word0">Shall</span> <span id="word1">I</span> <span id="word2">compare</span> <span id="word3">thee</span> <span id="word4">to</span> <span id="word5">a</span> <span id="word6">summer's</span> <span id="word7">day?</span></p>

メモ

  • すべての <par> 要素が、ブックのナレーション順に従っている必要があります(たとえば、<par id=”par2”><par id=”par1”> の次に来る必要があります)。

  • 朗読中のハイライトの単位は、コンテンツ作成者の定義に応じて細かくまたは広く設定できます。子供向けのブックでは、単語単位でハイライトすることを強くお勧めします。テキスト ID 属性は文節単位でも定義できます。

  • ハイライトの書式は、CSS を使用して定義します。ハイライトの色を設定したり、ハイライトの色をテキストと同じ色にしてハイライトが見えないようにすることもできます。詳細については、メディアオーバーレイの CSS スタイルを参照してください。

  • XHTML ドキュメント 1 つにつき、1 つの SMIL ドキュメントを作成します。

オーディオなしのページ

オーディオなしのページでは、ページをめくるタイミングを設定できます。Apple Books には、方向ごとに、単ページと見開きページの 2 つのデフォルトの拡大/縮小レベルがあります。読者がページを拡大すると、ナビゲーション中に各ページが単独でフォーカスされます。読者が見開き表示にすると、表示中の見開きページ全体がナビゲーションの対象とみなされます。

  • ページ移動」が「自動」に設定されている場合、Apple Books はオーディオが関連付けられていないページまたは見開きページが表示されたときに朗読を 3 秒間一時停止します。3 秒経過すると、朗読が再開され、次のページまたは見開きページに進みます。

  • ページ移動」が「手動」に設定されている場合、Apple Books はオーディオのないページまたは見開きページを開き、すぐにページの隅を折り返して、ページをめくるように読者に促します。

  • 一時停止を無効にして見開きページを完全にスキップするには、スキップする見開きページに対応する <par> を指定し、一時停止時間を 0 秒に設定します。一時停止時間を 3 秒より長くしたい場合は、オーディオファイルにその時間を組み込みます。

メディアオーバーレイ用のオーディオの処理

このセクションでは、開始時間と終了時間の指定など、オーディオ付きページの設定方法について説明します。

オーディオファイルに開始時間と終了時間を指定する

ナレーション付きのオーディオは、1 つの長いオーディオファイルの場合もあれば、一連のクリップで構成されている場合もあります。オーディオ編集ツールを使用すると、オーディオファイル内に単語や語句の開始時間と終了時間を指定できるため、SMIL ファイルでの定義が簡単になります。

注記:次の手順では、無料のクロスプラットフォーム対応オーディオ編集ツールである Audacity を使用して、オーディオファイル内に開始時間と終了時間を指定する方法を説明します。オーディオファイル内での開始時間と終了時間の指定には他のオーディオ編集ツールを使用することもできますが、手順は使用するオーディオ編集ツールによって異なります。

Audacity を使用してオーディオファイルに開始時間と終了時間を指定するには

  1. オーディオファイルをインポートします。

  2. カーソルを目的の開始時間に移動します。

  3. Command+B キーを押して、カーソルの位置にラベルを追加します。

  4. 空白なしの命名規則を使用してラベルに名前を付けます。

  5. ラベルトラックで、新しく追加したマーカーの右側のハンドルを終了時間までドラッグします。これで、ラベルが語句の表示時間の長さを表すものに変わり、開始時間と終了時間の両方が指定されます。

  6. 個々のラベルまたは複数のラベルを書き出すには、「ファイル」>「ラベルの書き出し」を選択して、テキストドキュメントとしてラベルを保存します。

最終的なオーディオファイルは、Apple Books の標準オーディオエンコーディングのガイドラインに従ってエンコードする必要があります。オーディオトラックはステレオにする必要があります。iTunes を使用して、オーディオファイルをファイル拡張子 .m4a が付いた 256 kbps の AAC としてエンコードします。

Audacity の例

メディアオーバーレイの CSS スタイル

朗読ブックでは、朗読中のコンテンツがハイライトされます。Apple Books のデフォルトのハイライトは青色ですが、メディアオーバーレイのアクティブクラス用に独自の CSS スタイルを定義することで別のスタイルを指定できます。このクラスでは、コンテンツがアクティブであることを示す標準 CSS スタイル(色、テキストシャドウなど)を使用できます。ブックのテキストに定義済みの色がある場合(デフォルトの黒以外)は、ブックに定義済みの -epub-media-overlay-active 色を含める必要があります。これによって、そのテキストの色が、朗読中の単語に使用される Apple Books のデフォルトの色を上書きします。

独自のメディアオーバーレイのアクティブクラスを定義するには、パッケージドキュメント(.opf)のメタデータに、メタプロパティの active-class を使用してクラス名を定義する必要があります。次に例を示します。

<meta property="media:active-class">-epub-media-overlay-active</meta>

次に、そのクラス名をスタイルシートに記述します。下記は、CCS の例です。

.-epub-media-overlay-active {    color: red;}

メディアオーバーレイのスタイルを設定する際には、次の推奨事項に従ってください。

  • 全体で同じ色を使用します。擬音語などの特殊な音に対応するテキストを目立たせたいなど、特定の目的がある場合を除き、ハイライトの色は変更しないでください。

  • フォントの色と背景色の両方を引き立たせる色を使用します。理想的な色は、各ブックのデザインや背景によって異なります。

  • 高彩度色を強調するパステルカラーや淡い色は使用しないでください。

アンビエントサウンドトラック

ブックにアンビエントサウンドトラックを追加するには、オーディオ要素に epub:type="ibooks:soundtrack" 属性を記述し、xmlns:epub 名前空間と epub:prefix="ibooks:" 名前空間の両方を記述します(下記のコード例を参照)。

注記:ブック全体で 1 つのサウンドトラックを使用することをお勧めします。見開きページごとに新しいサウンドトラックを定義する場合は、前のサウンドトラックが終了して新しいサウンドトラックが開始するまでに遅れが生じることに注意してください。

アンビエントサウンドトラックの例

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops"epub:prefix="ibooks: http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0/">... <audio epub:type="ibooks:soundtrack" src="audio/sonata14.m4a"/>...</html>

注記:上に示す prefix の例では、ibooks:http:// の間にスペースを 1 つ入れることが重要です。このスペースには通常の半角の空白文字を使用してください。改行やノーブレークスペースなど、それ以外の種類の空白文字を使用することはできません。

ブック全体で 1 つのサウンドトラックを使用する場合は、すべての XHTML ドキュメントに同じオーディオファイルを含めます。これにより、ドキュメント全体でこのサウンドトラックが切れ目なく再生されます。このオーディオファイルはループ再生されます。

理想的なパフォーマンスを実現するには、CSS を使用してページ境界の外にサウンドトラックオーディオを配置します。

audio { position: absolute; top: -30px;}

朗読コントロールの埋め込み

ブックにメディアオーバーレイが含まれている場合は、Apple Books のツールバーに自動的に朗読コントロールが表示されますが、ブックのコンテンツに開始、終了、切り替え用のコントロールを埋め込むこともできます。その場合は、readaloud 属性を使います。この属性を記述する場合は、<html>ibooks 名前空間と接頭辞も含める必要があります。

接頭辞の例

epub:prefix="ibooks: http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0"

注記:上に示す prefix の例では、ibooks:http:// の間にスペースを 1 つ入れることが重要です。このスペースには通常の半角の空白文字を使用してください。改行やノーブレークスペースなど、それ以外の種類の空白文字を使用することはできません。

埋め込みコントロールの例

<p ibooks:readaloud="startstop">Read Aloud</p>

次の属性を使用できます。

"start"readaloud(朗読)を開始します。

"stop"readaloud(朗読)を停止します。

"startstop":停止している readaloud(朗読)を再生するか、再生中の readaloud(朗読)を停止します。

ページめくりのスタイルの定義

朗読コントロールが埋め込まれているコンテンツのページめくりのスタイルを定義できます。ページめくりのスタイルには、Automatic と Manual があります。これら 2 つの値は、読者がページめくりの方法として「朗読」メニューから直接「自動」または「手動」を選択した場合と同様に機能します。

例:

<p ibooks:readaloud="startstop" ibooks:readaloud-turn-style="automatic">Automatic</p><p ibooks:readaloud="startstop" ibooks:readaloud-turn-style="manual">Manual</p>

朗読ブックのナレーションの制御

朗読ブックに、ナレーションに加えオーディオファイルやビデオファイルが含まれている場合は、デフォルトで、それらのメディアが朗読と同時に再生されます。朗読の動作は、シンプルな変更を加えることで制御できます。

朗読の動作を制御するには、名前空間を http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0/" に設定します。この設定は通常、ドキュメントの HTML タグで行います。

  • Apple Books JS ライブラリを使用している場合は、data-pause-readaloud 属性をトリガー要素に追加し、値を "true" に設定します。

  • <audio> または <video> 要素を使用している場合は、pause-readaloud 属性をメディア要素に追加し、値を "true" に設定します。

ユーザがメディア要素を操作するときは、メディアが再生中の間はナレーションが一時停止し、メディアの再生が終了するとナレーションが再開します。

次の例は、静的メディア要素で pause-readaloud 属性を使用する場合の記述です。

<video src="video/H264-640x480.m4v" ibooks:pause-readaloud="true" controls="controls" poster="images/posterimage.jpg"/>
<audio src="audio/loop.m4a" ibooks:pause-readaloud="true" controls="controls"/>

次の例は、Apple Books JS ライブラリで pause-readaloud 属性を使用する場合の記述です。

<div class="ibooks-media-audio" data-ibooks-audio-src="audio/loop.m4a" data-ibooks-pause-readaloud="true">Audio</div>

data-ibooks-audio-reset-on-play を含む Apple Books JS を使用する場合は、その値を "true" に設定すると、ユーザがメディア要素をトリガーするたびにメディア要素が最初から再生されるように制御できます。

この属性を使用するには、iBooks 1.5 以降が必要です。

朗読コントロールのスタイル設定

状況に応じて "startstop" 要素のスタイルが設定されるようにするには、.-ibooks-media-overlay-enabled を使用します。

html #mybutton {    /* style when readaloud is stopped */ color: green;}
html.-ibooks-media-overlay-enabled #mybutton {    /* style when readaloud is playing */ color: red;}

SMIL ファイルとオーディオファイルを EPUB に追加する

SMIL ドキュメントとオーディオファイルは、OPF のマニフェストに含める必要があります。SMIL ファイルとナレーション付きオーディオファイルのリストを記述するだけでなく、XHTML ドキュメントに media-overlay 属性を記述して、SMIL ドキュメントが対応する XHTML ドキュメントと相互に参照されるようにする必要があります。media-overlay 属性には、対応する SMIL ドキュメントの id 名に等しい値が含まれています。

重要:OPF のオーディオファイルに正しい media-type が指定されていることを確認してください (m4a ファイルに適した media-type は "audio/m4a" です)。media-type が正しくないと、カスタマーがブックを購入した後にオーディオが再生されません。この問題は、Apple Books へのデリバリ前に行うローカルテストでは発見されません。

マニフェストの例

<manifest> ... <item id="page1" href="page1.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" media-overlay="mo-page1"/> <item id="audio1" href="page1.smil" media-type="application/smil+xml"/> <item id="narrat" href="audio/page1.m4a" media-type="audio/m4a"/> ...</manifest>

メディアの継続時間

パッケージドキュメントには、各メディアオーバーレイの継続時間とブック全体の継続時間を含める必要があります。refines 属性は、対応する SMIL ドキュメントの ID を参照します。

例:

<package> <metadata xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" > . . . <meta property="media:active-class">-epub-media-overlay-active</meta> <meta property="media:duration">0:00:48</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage001">0:00:03</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage002">0:00:06</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage003">0:00:06</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage004">0:00:05</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage005">0:00:15</meta> <meta property="media:duration" refines="#moPage007">0:00:12</meta> . . . </metadata>

Multi-Touch ブックのガイドライン

iBooks Author を使うと、魅力的な Multi-Touch ブックを制作して公開することができます。Multi-Touch ブックでは、ギャラリー、ビデオ、インタラクティブな図、3D オブジェクト、数式など、紙の本では不可能なコンテンツの提供が可能になります。Multi-Touch ブックにはインタラクティブな要素をさまざま含めることができるため、特に教科書、料理本、歴史本、絵本などの制作に適しています。Apple Books で使用できる Multi-Touch ブックは、最新バージョンの iBooks Author で制作されたもののみです。

iBooks Author のサポートサイトには、オーディオ、ビデオ、フォント、3D オブジェクト、アクセシビリティなどに関する推奨事項が掲載されています。

https://support.apple.com/HT202374 – ブックにビデオまたはオーディオを追加する

https://support.apple.com/kb/PH2791 – ムービーまたはオーディオファイルを追加する

https://support.apple.com/HT204133 – Keynote ウィジェットについて

https://support.apple.com/HT204433 – AHTML5 ウィジェットの作成について

https://support.apple.com/HT202929 – リンクの作成について

注記:Multi-Touch ブックには、プレビュー用のカスタムサンプルが必要です。詳細については、iBooks Author で制作したブックのサンプルを参照してください。

改訂履歴

ガイド変更履歴

次の表に、これまでの仕様と改訂事項を示します。

日付/バージョン

概要

2018 年 10 月 8 日 - バージョン 5.2.9

フォントとオーディオに関する推奨事項を追加しました。ブランド表記を適宜 iBooks から Apple Books に変更しました。

2017 年 4 月 12 日 - バージョン 5.2.8

余分な文字が含まれているコード例を修正しました。

2016 年 11 月 16 日 - バージョン 5.2.7

SMIL ファイルの media-type(メディアタイプ)フォーマットについて明確にしました。固定レイアウト型ブックについて明確にしました。iPad Pro のスクリーンショットのサイズを追加しました。

2016 年 7 月 21 日 - バージョン 5.2.6

フォントのサイズ設定を訂正しました。マイナーな変更を加えました。

2016 年 5 月 17 日 - バージョン 5.2.5

フォントのガイドラインを追加しました。テキストの行揃えと脚注について明確にしました。フォントのサイズ設定とブック内部のイメージの説明を訂正しました。

2016 年 2 月 16 日 - バージョン 5.2.4

固定レイアウト型ブックの方向設定および綴じに関するタグが非推奨になりました。外字イメージおよび埋め込みオーディオのガイドラインを追加しました。

2015 年 7 月 9 日 - バージョン 5.2.3

ブック内部のイメージの要件を変更しました。

2014 年 10 月 22 日 - バージョン 5.2.2

iBooks のリンク形式を追加しました。新しいブック校正ツールについて説明しました。MathML について明確にしました。

2014 年 9 月 18 日 - バージョン 5.2.1

EPUB のリフロー型ブックのイメージサイズ設定を変更しました。ビデオのポスターフレームアートについて明確にしました。リンクについて明確にしました。中国語コードのデリバリについて明確にしました。固定レイアウト型ブックの例の名前を FixedLayout_3-2.epub に、リフロー型ブックの例の名前を FlowingExample3-1.epub に変更しました。

2014 年 4 月 9 日 - バージョン 5.2

イメージの要件と推奨事項を変更しました。使用可能な EPUB 校正ツールを追加、変更しました。オーディオとビデオの埋め込み方法を変更しました。ブックのバージョン設定を変更しました。新しいスキーマバージョンに合わせて、本仕様書のバージョン番号を 5.1 改訂 2 から 5.2 に変更しました。

2013 年 8 月 13 日 - バージョン 5.1.2

JavaScript インタラクティビティを含むブックの設計上の留意事項を追加しました。iBooks で使用可能な日本語フォントを明記しました。ブックの新しいバージョンを制作するときは、OPF のidrefs を旧バージョンと同じに保つ必要があります。リフロー型ブックのスクロール動作について明確にしました。ブックのカバーアートについて明確にしました。ブック内部のイメージのピクセル制限を拡張しました。新型 iPad のスクリーンショットサイズを訂正しました。サンプルの切り出しについて明確にしました。誤字脱字を訂正しました。iBookstore のブランド名を iBooks に変更しました。

2013 年 2 月 21 日 - バージョン 5.1.1

イメージサイズ、テキスト方向、バージョン設定について明確にしました。縦中横のサポートを追加しました。固定レイアウト型ブックのブック綴じを非表示にするレイアウトプロパティを追加しました。iBooks のフォントが UTR 50 draft 6 のフォント方向設定ガイドラインに準拠しました。非線形ドキュメントが固定レイアウト型ブックではサポートされないことについて明確にしました。

2012 年 10 月 31 日 - バージョン 5.1

EPUB 3 のサポートに関する情報を追加しました。バージョン設定を追加しました。外字のサポートを追加しました。新しい EPUB 3 のサポートに基づき、朗読ブックを変更しました。リンク方法を変更しました。iBooks の名前の更新に伴い、ibook.js を ibooks.js に(iBook JS は iBooks JS に)に変更しました。全体で名前空間を更新しました。EPUB 2 関連のすべてのセクションを削除しました。EPUB 2 については、「Apple Books アセットガイド 5.0」を参照してください。

2012 年 5 月 30 日 - バージョン 5.0

ブックのマーケティングイメージ要件を変更しました。推奨イメージフォーマットのリストから TIFF を削除しました。

2012 年 4 月 3 日 - バージョン 4.9

リフロー型ブックと固定レイアウト型ブックの両方でカスタムページ番号を設定できます。Multi-Touch ブックについての新しい章を追加しました。イメージおよびリフロー型ブックの推奨事項を追加しました。スクリーンショットのアセット要件を追加しました。朗読ブックにはカスタムプレビューが必須であることについて明確にしました。

2011 年 12 月 8 日 - バージョン 4.8

本ガイドの構成を整理および簡潔にし、余分なセクションを削除しました。本ガイドに含まれている「標準 EPUBS」という表現をすべて「リフロー型ブック」に変更しました。表の処理について明確にしました。フォントおよび固定レイアウト型ブックの推奨事項を追加しました。インタラクティブなコンテンツを含むブックに関する新しいセクションを追加しました。HTML コメント内のインライン CSS は無視されます。<spine>で参照される PDF は linear=no に設定する必要があります。

2011 年 7 月 13 日 - バージョン 4.7.4

朗読コンテンツのデリバリ方法に関する章を追加しました。

本ガイド全体にいくつかの訂正を加えました。

2011 年 6 月 16 日 - バージョン 4.7.3

iBooks 1.3 でサポートされない機能の説明を削除しました。

2011 年 6 月 1 日 - バージョン 4.7.2

マルチメディアアセットのデリバリ要件について明確にしました。

2011 年 3 月 1 日 - バージョン 4.7

linear="no" の使用例へのリンクを追加しました。HD ソースのカラースペース要件を追加しました。

2011 年 2 月 9 日 - バージョン 4.6

フルブリードイメージのサイズに関する推奨事項を削除しました。イメージにテキストを埋め込むことはできません。

2010 年 12 月 21 日 - バージョン 4.5.1

固定レイアウト型ブック(絵本、料理本、アートブックなど)のサポートを追加しました。埋め込みフォントおよび linear="no" のサポートを追加しました。標準(リフロー型)EPUB で改ページがサポートされるようになりました。

2010 年 12 月 1 日 - バージョン 4.5

ブックの単体アセット仕様の初リリース。本ガイドは、ブックのビデオソースおよびオーディオソースのフォーマットについてのみ説明しています。ミュージック、映画、テレビ番組に関するフォーマットについての説明はありません。iBooks 向けブックコンテンツの準備に関する推奨事項を説明する章を追加しました。

iBooks アセットガイド 5.2.9 の変更点

フォント:推奨事項

ブックで太字系のフォントを使用する予定がある場合は、埋め込みフォントの宣言時に太字の書体を含めます。これにより、iOS は通常のウエイトの書体から太字フォントを合成する必要がなくなります。

オーディオ:推奨事項

オーディオを埋め込む際に、OPF のオーディオファイルに正しい media-type が指定されていることを確認してください (m4a ファイルに適した media-type は "audio/m4a" です)。media-type が正しくないと、カスタマーがブックを購入した後にオーディオが再生されません。この問題は、Apple Books へのデリバリ前に行うローカルテストでは発見されません。

オーディオのエンコーディング

本ガイドの以前のバージョンでは、オーディオをステレオとしてエンコードする必要があるとしていましたが、ステレオが使用できない場合は、モノラル録音を使用することもできます。

ストアのブランド名

ブランド名の iBooks と iBooks Store をすべて Apple Books に変更しました。ただし、本ガイドの改訂履歴に記載されている旧バージョンの名前と、iBooks アプリケーションの旧バージョンの名前は除きます。XML の ibooks で使用されているタグ、属性名、属性値、ファイル名は変更していません。iBooks Author の名称と拡張子の .ibooks についても変更はありません。

iBooks アセットガイド 5.2.8 の変更点

訂正

以前に掲載したイメージ関連のコード例に一部、不要な文字(en.lproj/)が含まれていましたが、本ガイドの改訂版から削除しました。

iBooks アセットガイド 5.2.7 の変更点

朗読ブック:SMIL ファイルの説明の明確化

朗読ブックに SMIL ファイルを追加する際に、OPF のオーディオファイルに正しい media-type が指定されていることを確認してください (m4a ファイルに適した media-type は "audio/m4a" です)。media-type が正しくないと、カスタマーがブックを購入した後にオーディオが再生されません。この問題は、iBooks へのデリバリ前に行うローカルテストでは発見されません。詳細については、SMIL ファイルとオーディオファイルを EPUB に追加するを参照してください。

固定レイアウト型ブック:レイアウトの説明の明確化

EPUB 3 で固定レイアウト型ブックを制作する際に、OPF ファイルの <package> 要素に次の prefix 属性を含める必要があります。

<package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" unique-identifier="bookid" version="3.0"   prefix="rendition: http://www.idpf.org/vocab/rendition/#">

詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

固定レイアウト型ブック:テキストの配置

絶対配置を使用して固定レイアウト型ブック内にテキストを配置する場合は、単語単位ではなく、文節または段落単位でテキストを配置することをお勧めします。単語単位で配置すると、テキストを選択したり、検索する際に操作しづらくなります。詳細については、テキストを参照してください。

マーケティングのスクリーンショット

iPad Pro 12.9 インチ Retina ディスプレイ用のスクリーンショットをデリバリできます。以下に、ピクセル単位のサイズ(幅 x 高さ)を示します。詳細については、スクリーンショットを参照してください。

  • 2048 x 2732(iPad Pro 縦向き)

  • 2732 x 2048(iPad Pro 横向き)

iBooks アセットガイド 5.2.6 の変更点

リフロー型ブック:フォントのガイドラインの訂正

本ガイドの前のバージョンでは、フォントのガイドラインの例で、line-height パラメータとするべきところを誤って font-size パラメータと記載していました。正しくは、「line-height を指定する場合は、font-size の倍数の値を単位なしで設定します(例:line-height: 1.2;)」です。

マイナーな変更

他のドキュメントへの相互参照を、参照先のドキュメントの該当するセクションに直接リンクするように更新しました。サンプルファイルへの参照が、「リソースとヘルプ」にある「ブックの準備」セクションに直接リンクされるようになりました。

iBooks アセットガイド 5.2.5 の変更点

リフロー型ブック:フォントのガイドライン

line-height を指定する場合は、font-size の倍数の値を単位なしで設定します(例:line-height: 1.2;)。em% などの単位を含めると、line-height で宣言された要素よりも大きい font-size が指定されている要素でカスケードを許可した場合に、テキストの行が重なって表示される場合があります。

テキストの行揃え:説明の明確化

iBooks には、ユーザがテキストを両端揃えで表示できるオプションがあります。このオプションが選択されると、指定したテキストの行揃え設定がすべて上書きされ、ブック内のすべての段落が両端揃えになります。テキストの行揃えを指定したとおりに維持したい場合は、specified-fontstrue に設定します。この属性を設定しておけば、ユーザがブックを読むときに別のフォントを選択しない限り、CSS スタイルシートに指定されているフォント設定が維持されます。フォントの詳細についてはフォントの概要を参照してください。specified-fonts の使用の詳細についてはブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

ポップアップ形式の脚注:説明の明確化

EPUB 3 ブックにポップアップ形式の脚注を追加する場合は、ポップアップ形式の脚注の説明にあるとおり、<aside> 要素を使用することも、<div> または <p> 要素を使用することもできます。<aside> 要素の代わりに、<div> または <p> 要素を使用することができます。脚注を非表示にする場合は <aside> 要素を使用し、通常の読書ビューに脚注を表示する場合は、<div> または <p> 要素を使用します。 <div> または <p> を使用した場合は、ユーザが脚注のリンクをクリックするとコンテンツがポップアップ形式で表示されるだけでなく、脚注がページのテキストの一部としても表示されます。

リフロー型ブック:フォントのサイズ設定の訂正

本ガイドの前バージョンでは、リフロー型ブックでフォントのサイズ設定を行う際に、em またはピクセル(px)単位を使用することが推奨されていました。しかし、ピクセル単位を使用するとユーザはフォントサイズを調整できなくなります。フォントサイズは em または比率(%)で定義する必要があります。

ブック内部のイメージ:訂正

イメージのガイドラインで、svg:imgsvg:image に変更されました。コンテンツでイメージを適切に表示させるには、svg:image でイメージを囲む代わりに HTML の img タグを使用します。

iBooks アセットガイド 5.2.4 の変更点

固定レイアウト型ブック:方向設定のロック

iOS に画面分割機能が追加されたことにより、ブックの方向設定をロックできなくなりました。したがって、方向設定のロックに関する文章と例、および以下のプロパティを本ガイドから削除しました。

rendition:orientation

ibooks:ipad-orientation-lock

ibooks:iphone-orientation-lock

固定レイアウト型ブック:ブック綴じ

これまで、個々の見開きページが 2 つのドキュメントで構成される固定レイアウト型ブックでは、背表紙、ページ、ページカールなど、本のような外観を持たせることができました。この本のような外観の設定を上書きするときは、ibooks:binding プロパティを使用していました。今後は、固定レイアウト型ブックで本のような外観を保つことができなくなったため、ブック綴じ用のプロパティに関する文章と例を本ガイドから削除しました。

外字イメージ

外字イメージがすべてのテーマ(「セピア」、「夜間」など)で適切に表示されるようにするために、イメージの背景を透明に設定してください。透明に設定しないと、テーマによっては背景色が浮き上がって見える場合があります。

埋め込みオーディオ

標準のビデオ枠の寸法は 1:2 の比率であり、iPad では幅 300 ピクセル x 高さ 150 ピクセルで表示されます。ただし、この幅は CSS で定義することもでき、その場合は画面の幅に対する比率で指定します。iBooks では、スクリーンサイズに関係なく、ビデオとオーディオがページに収まるように調整されます。レイアウト上の問題を回避するためにも、ビデオ要素に特定の高さを設定しないでください。

訂正

SMIL 文書のマニフェスト例の media-type 設定の記述に間違いがありました。 media-type(メディアタイプ)の値は、次のように audio/mpeg から audio/m4aに変更されています。

<manifest> ... <item id="narrat" href="audio/page1.m4a" media-type="audio/m4a"/> ...</manifest>

非推奨

rendition:orientation

ibooks:ipad-orientation-lock

ibooks:iphone-orientation-lock

ibooks:binding

iBooks アセットガイド 5.2.3 の変更点

ブック内部のイメージ:ピクセル制限

内部カバーのピクセル制限は、ブック内部のすべてのイメージ同様、320 万ピクセルから 400 万ピクセルに拡張されています。

iBooks アセットガイド 5.2.2 の変更点

iBooks のリンク形式

iBooks Author を使用して作成されたブックでは、HTML ウィジェットから同じブックの別の場所へのリンクを設定する、あるいは EPUB(.epub)ブックまたは他の Multi-Touch(.ibooks)ブックへのリンクを設定することができます。Multi-Touch ブックへのリンクを設定する場合は、図、章、節、ページ番号など、特定の位置へのリンクを設定できます。詳細については、リンクの概要を参照してください。

ブックの校正

OS X Yosemite 以降の iBooks にはブック校正機能があり、読者の iBooks で EPUB がどのように表示されるかを確認することができます。Mac および iOS デバイスに校正機能を設定しておくと、EPUB に加えた変更が、同期した Mac や iOS デバイス上の iBooks に自動的に反映されます。そのため、ブックをデリバリする前や、販売用に送信する前に、表示や機能が意図したとおりに動作するかどうかを確認できます。詳細については、ブック校正ツールを使用するを参照してください。

MathML の説明の明確化

「上記の機能に加え、MathML もサポートされています。」という文章を、「これらの機能に加え、プレゼンテーション MathML もサポートされます。」に変更しました。

iBooks アセットガイド 5.2.1 の変更点

イメージ

EPUB リフロー型ブック内のイメージのサイズを設定する際に、コンテナ <div> 要素を指定する必要がなくなりました。イメージサイズを設定する場合は、さまざまな画面サイズに適応できるようにするために、ビューポート単位を使用します。例については、ブック内部のイメージの要件を参照してください。

イメージは HTML 内で img タグを使用して定義する必要があります。寸法、配置などのスタイルは CSS で定義する必要があります。

リンク

EPUB ではリンクがデフォルトで下線付きの青字で表示されるとする説明を削除しました。

ビデオポスターフレームアート

ポスターフレームとは、ブックにインライン表示されるイメージのことです。通常はビデオから取った短いクリップ(または 1 フレーム)になります。ポスターフレームのサイズとアスペクト比は、ビデオと同じにする必要があります。

中国語のブック:説明の明確化

中国語のブックでは、言語コードの言語(zh)と字体(Hans または Hant)の両方を指定する必要があります。簡体字中国語の言語コードは zh-Hans、繁体字中国語のコードは zh-Hant です。このコードは、ブックの OPF ファイルとメタデータの両方に <language> タグを使用して指定します。<language> タグの詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様Apple Books の注釈付きのメタデータ XML ファイルを参照してください。

iTunes Connect のセクション名

iTunes Connect のモジュール名の変更に伴い、本ガイドに記載されているそれらの名称を変更しました(「コンテンツのデリバリ」を「リソースとヘルプ」に変更など)。

iBooks アセットガイド 5.2 の変更点

イメージ

EPUB ブック内のイメージのサイズを設定するときは、さまざまな画面サイズに適応できるようにするために、ビューポート単位を使用することをお勧めします。本ガイドの前のバージョンでは、パーセント単位の使用を推奨していました。例については、ブック内部のイメージの要件を参照してください。

ブックのイメージ(EPUB ブックと Multi-Touch ブックの両方)のカラースペースを sRGB に設定することをお勧めします。このカラースペースはハードウェアで最高の機能を発揮します。iBooks Author ではこのカラースペースを使用するイメージを最適化することができます。

オーディオとビデオの埋め込み

EPUB に埋め込むオーディオやビデオの高さ属性と幅属性は、HTML または CSS のいずれかで定義できます。高さ属性と幅属性は、HTML の例からは削除されています。詳細については、オーディオとビデオの埋め込みを参照してください。

EPUB の校正

Web インスペクタは、OS X 上のコンテンツの校正を簡単に行えるオープンソースのウェブ開発ツールで、Safari に組み込まれています。Web インスペクタは OS X 10.9(以降)上の iBooks で有効にできます。ブックの制作中に、このツールを使用してブックの修正、デバッグ、最適化を簡単に行うことができます。詳細については、Safari の Web インスペクタを使用するを参照してください。

ブックのバージョン設定

ブックは、「バージョン指定あり」または「バージョン指定なし」のいずれかに設定できます。「バージョン指定ブック」とは、バージョン番号を付けて改訂されたブックアセットのことです。バージョンを設定できるのは、EPUB 3 ブックと Multi-Touch ブックのみです。「バージョン指定なし」ブックは、バージョン番号が割り当てられていないブックのことで、EPUB 2 と EPUB 3 のブックで設定できます。

「バージョン指定なし」ブック(EPUB 2 または EPUB 3)の新しいブックアセットをデリバリする際には、<version_whats_new> タグに新しいバージョンでの変更点を説明するテキストを入力できます。元々バージョン番号が割り当てられていないアセットの場合は、バージョン番号を入力する必要はありません。詳細については、Apple Books ブックパッケージ仕様を参照してください。

サンプルアセットは「バージョン指定あり」にしないでください。サンプルファイルにバージョン番号を設定しても、バージョン番号は無視されます。サンプルは、ブックアセットのバージョン番号を継承します。

スキーマバージョン

新しいスキーマバージョンと番号をそろえるために、本ガイドのバージョン番号を 5.1 から 5.2 に変更しました。

iBooks アセットガイド 5.1.2 の変更点

JavaScript インタラクティビティ

JavaScript インタラクティビティを含むブックのデザイン方法について解説したセクションに、macOS と iOS の両方で必要となる技術上の考慮事項を追加しました。詳細については、JavaScript インタラクティビティを含むブックセクションを参照してください。

日本語フォント:説明の明確化

縦書きモードでは、文字は iBooks で使用可能なフォントセットや絵文字に応じて自動的に回転します。以下に、日本語テキストに使用する必要のあるシステムフォントを示します。

  • ヒラギノ角ゴ ProN

  • ヒラギノ明朝 ProN

  • ヒラギノ丸ゴ ProN

  • 游ゴシック体

  • 游明朝体

重要:macOS または iOS で提供される日本語フォントを使用したい場合は、読者の環境に事前にインストールされていることが前提となるため、ヒラギノ角ゴ ProN およびヒラギノ明朝 ProN を使用することを強くお勧めします。游ゴシック体、游明朝体、ヒラギノ丸ゴ ProN を使用する場合は、読者が iBooks のフォントメニューからフォントをダウンロードして、これらのフォントを使用可能な状態にする必要があります。

ブックのバージョン設定

ブックの新しいバージョンを制作する場合は、ブックのさまざまなバージョン間で OPF の idrefs が常に同じコンテンツを参照する必要があることに注意してください。たとえば、HTML ファイルの実際の名前やスパインでの要素の順序を変更した場合でも、ブックの両方のバージョンで ID "html9" が同じ章を参照する必要があります。idrefs を同じに保つことにより、カスタマーがあるバージョンのブック内の章に付けた注釈が、新しいバージョンと同期された後も正しい章に表示されます。idrefs を同じに保たないと、新しいバージョンで注釈が異なる章に表示されることになります。

リフロー型ブック:スクロールの説明の明確化

デフォルトでは、日本語と中国語のブックは横方向にスクロールし、他のすべての言語のブックは縦方向にスクロールします。スクロール方向の定義を変更する場合は、OPF ファイル(.opf)で "ibooks:scroll-axis" プロパティを使用します。例については、リフロー型ブックのスクロールを参照してください。

外部ブックカバーアート:説明の明確化

ストアに表示されるブックのカバーアート(マーケティングイメージとも呼ばれます)は、ブックアセットに付随して配信されるイメージであり、ブックアセットに含まれるカバーイメージとは異なります。

ブックのカバーアートには RGB カラーモードを使用し、短辺を 1400 ピクセル以上にする必要があります。最適な画質を得るためには、最低でも 300 dpi のイメージを使用する必要があります。

ブック内部のイメージ:ピクセル制限

内部カバーのピクセル制限は、すべての内部ブックイメージ同様、200 万ピクセルから 320 万ピクセルに拡張されています。

スクリーンショット:説明の明確化

ステータスバーを含まない新型 iPad のスクリーンショットのサイズを訂正しました。以下に、すべてのスクリーンショットの幅と高さのサイズを示します。ステータスバーを取り除くためにスクリーンショットをクロップする場合は、高さからその分のピクセルを差し引いてください。

  • 1024 x 768(iPad 1/iPad 2 横向き)

  • 1024 x 748(iPad 1/iPad 2 横向き、ステータスバーなし)

  • 768 x 1024(iPad 1/iPad 2 縦向き)

  • 768 x 1004(iPad 1/iPad 2 縦向き、ステータスバーなし)

  • 2048 x 1536(新型 iPad 横向き)

  • 2048 x 1496(新型 iPad 横向き、ステータスバーなし)

  • 1536 x 2048(新型 iPad 縦向き)

  • 1536 x 2008(新型 iPad 縦向き、ステータスバーなし)

サンプルの切り出し:説明の明確化

本ガイドの前バージョンでは、iBooks がブックの単語数に対する割合に基づいてプレビュー用のサンプルを切り出す仕組みの説明で、「ブックの先頭」の意味を明確にしていませんでした。サンプルの切り出し開始位置は、ブックの構造によって異なります。決められた割合に相当する単語数は、ブックの先頭からカウントして計算されます。リフロー型ブックの場合は、epub:type 属性に"bodymatter" が指定されている最初のランドマークがブックの先頭とみなされます。その属性が指定されている場合、iBooks はそのランドマーク内の href 属性が参照する spine 項目に指定されているブック構成要素からサンプルの切り出しを開始します。"bodymatter" 属性が指定されていない場合、iBooks は epub:type 属性が "cover""frontmatter""toc""foreword""introduction""dedication" のいずれでもない最初のランドマークを見つけ、 先の "cover""frontmatter""toc""foreword""introduction"、または "dedication" ランドマークで参照されているブック構成要素のすぐ後の spine 項目から切り出しを開始します。

たとえば、ランドマーク構造に "cover""frontmatter""page1""bibliography"epub:type 属性が含まれている場合、iBooks は "frontmatter" ランドマークで参照されているブック構成要素の spine を見つけ、そのすぐ後の spine 項目からサンプルの切り出しを開始します。

注記:ランドマーク内の属性が参照するブック構成要素は、項目リストの最後の項目の近くに記述しないようにしてください。単語数の割合に基づいてサンプルを切り出す場合は、iBooks が参照されている spine 項目の前にあるブック構成要素をサンプルに含める可能性があり、結果としてブック全体がサンプルに切り出される場合があります。

訂正

「ブックのバージョン設定」セクション、固定レイアウト型ブックの章の「目次」および「アンビエントサウンドトラック」セクションにあった誤字脱字を訂正しました。これらのセクションでは、prefix の例に記載されている ibooks:http:// の間にスペースがありませんでした。ibooks:http:// の間にはスペースを 1 つ入れることが重要です。このスペースには通常の半角の空白文字を使用してください。改行やノーブレークスペースなど、他の種類の空白文字を使用することはできません。

iBooks アセットガイド 5.1.1 の変更点

テキスト方向:縦中横

縦書きテキストでは、桁の少ない数字やラテン語系のテキストを横書きに配置することが望ましい場合があり、これを縦中横と呼びます。縦中横を作成するには、CSS プロパティの -webkit-text-combine を使用する必要があります。詳細については、テキスト方向を参照してください。

テキスト方向:説明の明確化

1 つのコンテンツドキュメントで使用できる writing-mode の値は 1 つのみです。ブックの中に横書きと縦書きの両方のテキストを含めたい場合は、コンテンツドキュメントごとに適切なテキスト方向を指定する必要があります。縦中横は、CSS の writing-mode プロパティを使って作成する必要があります。

外字イメージ

VoiceOver を利用する読み手に、外字イメージにアクセスできるようにするには、外字イメージ用に alt 属性を含める必要があります。詳細については、ブック内部のイメージの要件を参照してください。

ブックカバー/マーケティングイメージ

イメージサイズに適用される 400 万ピクセルの制限は、ブックアセットと一緒に送信する外部カバー/マーケティングイメージには適用されません。これは、ブックアセット内のイメージにのみ適用されます。

ブックのバージョン設定

Apple では、iBooks にデリバリする最初のアセットをバージョン 1.0 に指定することを推奨しています。バージョン番号は消費者に表示され、消費者へのアップデートのデリバリを管理する目的で使用されます。以降のバージョンは、必要に応じて番号を上げていきます。

「プレビュー」という言葉を「サンプル」に変更しました。最新情報についての説明文が表示される箇所の説明を追加しました。

フォント

iBooks のフォントは、UTR(Unicode Technical Report)50 draft 6 のフォントの方向に関するガイドラインに従っています。

リフロー型ブック:縦書きテキストのスクロール

iBooks には、読者がリフロー型ブックで選択できる表示テーマがあります。「スクロール」テーマでは、横書きテキストの場合は縦にスクロールし、縦書きテキストの場合は横にスクロールします。これは、テキストが横書きの日本語または中国語のブックに便利です。iBooks の「スクロール」テーマで縦書きテキストを表示しているときは、横の軸に沿って右から左にスクロールすると最も読みやすくなります。スクロール動作の詳細とブックのスクロール方向の定義に必要なメタデータについては、リフロー型ブックのスクロールを参照してください。

固定レイアウト型ブック:ブック綴じを非表示にする

見開きページごとに 2 つのドキュメントを使用する固定レイアウト型ブックを制作する際に、本のような外観にしたくない場合は、binding レイアウトプロパティを挿入し、false の値を設定することで、ブック綴じを非表示にすることができます。詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

固定レイアウト型ブック:説明の明確化

非線形ドキュメントは固定レイアウト型ブックでは使用できません。リフロー型ブックでのみ使用できます。

朗読ブック:説明の明確化

 readaloud 属性を記述する場合は、<html> に iBooks の名前空間と接頭辞も含める必要があります。例については、朗読コントロールの埋め込みを参照してください。

iBooks アセットガイド 5.1 の変更点

EPUB 3 のサポート

iBooks 3.0 は、リフロー型ブックと固定レイアウトブックの両方で EPUB 3 をサポートしており、ポップアップ形式の脚注、ページ送り方向、テキスト方向、インタラクティビティ、プレゼンテーション MathML などの機能を使用できます。詳細については、EPUB 3 の機能の概要を参照してください。

EPUB バージョン 3 の構造は、EPUB バージョン 2 とは異なります。EPUB バージョン 3 には、パッケージドキュメント(.opf)とナビゲーションドキュメント(toc.xhtml)が含まれています。パッケージドキュメントには、メタデータ、マニフェスト、スパインなど、ブックに関するすべての情報が含まれています。ナビゲーションドキュメントには、ブックのナビゲーション方法や、目次、ランドマーク、ページリストなどの情報が含まれています。Apple Display Options ファイルに定義されていたレイアウトのメタデータは、EPUB 3 ではパッケージドキュメントに定義されています。詳細については、EPUB バージョン 3 の構造を参照してください。

ブックのバージョン設定

EPUB 3 ブックと Multi-Touch ブックでは、iBooks で以前公開したことのあるブックの新しいバージョンを公開するときに、ブックにバージョンを付けることができます。ブックをアップデートすると、iBooks 上の旧バージョンのブックがそのブックに差し替えられ、公開されます。旧バージョンのブックをすでにダウンロードしているカスタマーには、新しいバージョンがダウンロード可能であることが通知されます。カスタマーが新しいバージョンのダウンロードを選択すると、カスタマーのデバイス上の旧バージョンのブックが新しいバージョンに差し替えられます。Multi-Touch ブックの場合は、iBooks Author バージョン 2 でブックのバージョン設定を行います。iBooks Author で公開済みのブックの新しいバージョンを公開する際に、公開過程でバージョン情報を付けるかどうかを選択できます。EPUB の詳細については、EPUB でのブックのバージョン設定を参照してください。

朗読ブック

朗読ブックでは、朗読中のテキストがハイライトされます。iBooks を使うと、ブックのページに朗読コントロールを埋め込むことができます。iBooks 3.0 では、埋め込んだ朗読コントロールにページめくりのスタイル(自動または手動)を定義できます。詳細については、メディアオーバーレイの CSS スタイルを参照してください。

EPUB 3 では、新しい要件として、パッケージドキュメントに各メディアオーバーレイの継続時間とブック全体のナレーションオーディの継続時間を含めることが必須になりました。詳細については、SMIL ファイルとオーディオファイルを EPUB に追加するを参照してください。

リンク

自分の Web サイト、オンライン広告、またはブック内から iBooks 上のブックに直接リンクさせることができます。リンク構造は、ISBN に準じたものにできます。詳細については、Apple Books のブックに直接リンクさせるを参照してください。

リンクのスタイルをカスタマイズするには、CSS を使用して、アンカー要素の色とスタイルを定義します。スタイルをカスタマイズする場合は、レイアウトメタデータの specified-fonts も含める必要があります。詳細については、ブックレイアウトのメタデータの定義を参照してください。

イメージ

ブックのカバーアートとブック内のイメージのイメージサイズについて明確にしました。外字のサポートを追加しました。詳細については、ブック内部のイメージの要件を参照してください。

スクリーンショット

ブックあたり最大 5 枚のスクリーンショットをデリバリできます。

その他の変更

iBooks の名前の更新に伴い、ibook.js を ibooks.js に(iBook JS は iBooks JS に)に変更しました。iBooks の名前空間は、xmlns:ibooks="http://vocabulary.itunes.apple.com/rdf/ibooks/vocabulary-extensions-1.0/" に変更されています。

iBooks アセットガイド 5.0 の変更点

ブックのカバーアート

iBooks に表示されるブックのカバーアート(マーケティングイメージとも呼ばれます)には、RGB カラーモードを使用し、短辺を 1400 ピクセル以上にする必要があります。ブックのカバーアートファイルは、.jpg の拡張子が付いた高品質の JPEG ファイルか .png の拡張子が付いた PNG ファイルにする必要があります。イメージサイズの最小基準を満たすために小さいイメージを拡大して使用しないでください。過度に不明瞭なイメージや、ドットが荒いイメージは却下されます。

iBooks アセットガイド 4.9 の変更点

リフロー型ブックと固定レイアウトブック:カスタムページ番号

リフロー型ブックと固定レイアウトブックでは、<pageList> を使用して、iBooks が各ページに割り当てるページ番号を定義できます。たとえば、ブックの最初のページはデフォルトで 1 ページ目になりますが、最初のページが表紙の場合は、そこに番号を付けるべきではありません。番号を付けないページには、pageList を使用して空の文字列を定義します。同様に、ページ番号にローマ数字(i、ii、iii)、英文字(a、b、c)、番号(1、2、3)を定義することもできます。数字や単一文字以外を使用する場合は、わかりやすく、極力短いものを選び、デバイス上で表示が欠けないようにしてください。<pageList> を使用するには、iBooks 2.1 以降が必要です。

iPad 向けの Multi-Touch ブック

推奨事項、アセット要件、iPad 向けMulti-Touch ブックのエンコーディングに関する新しい章を追加しました。Multi-Touch ブックには、iBooks 2.0 以降、iOS 5.0 以降、macOS X 10.7.3 Lion 以降、および iTunes 10.5.3 以降が必要です。

NCX ファイルの説明の明確化

適切なカスタマーエクスペリエンスを提供するには、NCX に navMap 要素を指定する必要があります。iBooks は NCX に指定されたデータを使用して、カスタマーに表示される目次を構成します。navMap 要素には、navPoint 要素を最低 1 つ含める必要があります。この navPoint ごとに目次の項目が作成されます。ただし、navMapnavPoint が 1 つしか含まれていない場合、iBooks はリスト形式の目次を非表示にします。これは、固定レイアウト型ブックの制作時に便利です。たとえば、絵本は章がないため、リスト形式の目次は不要です。固定レイアウト型ブックの場合、iBooks は常にサムネイル形式の目次を作成します。

イメージ:推奨事項

ブックのテスト時には、必ず夜間モード(「テーマ」の下の「夜間」オプション)でプレビューを行ってください。夜間テーマは、暗い環境でブックを読む際に目に優しい表示方法です。夜間モードでは、イメージの透明部分が黒く表示されます。イメージの透明部分に暗いテキストを使用している場合は、そのテキストが夜間モードでは読みにくくなる可能性があります。代わりに白い背景の JPEG を使用することをお勧めします。

意図する表示サイズの 1.5 倍以上で、最大 200 万ピクセルのイメージが推奨されます(イメージの高さ x 幅を 200 万ピクセル未満にする必要があります)。たとえば、単ページのフルブリードイメージは、 1200 x 1600 ピクセル程度に抑える必要があります。

リンク

iBooks で公開されているブックへのリンクを設定する場合は、URL の先頭に、http:// ではなく、itms-books:// を使用します。これにより、iBooks アプリケーションを離れることを知らせる最初のメッセージを表示することなく、読者を iBooks 上のブックに直接リンクさせることができます。詳細については、Apple Books のブックに直接リンクさせるを参照してください。

リフロー型ブック:フォントの推奨事項

フォントサイズは名前(small、large など)ではなく、ems(em)またはピクセル(px)で定義する必要があります。ブックの本文には、定義済みの font-size を含めないか、1emfont-size を含める必要があります。これにより、読みやすさとフォントサイズが最適な状態に調整されます。

朗読ブック

朗読ブックには、カスタムプレビューが必要です。詳細については、朗読音声付きブックのサンプルを参照してください。

スクリーンショットの要件

スクリーンショットは、PNG(.png)または JPEG(.jpg)フォーマットで、iPad 1 または iPad 2 のフルサイズイメージ(1024 x 768 または 768 x 1024)または新型 iPad のフルサイズイメージ(2048 x 1536 または 1536 x 2048)である必要があります。より見やすくするために、ステータスバーを削除してもかまいません(iPad 1 または iPad 2 用に 1004 x 768 または 748 x 1024 のイメージ、新型 iPad 用に 2028 x 1536 または 1536 x 2028 のイメージを作成します)。スクリーンショットはブックの最初のデリバリ時のみに提供するものであることに注意してください。

Adobe Creative Suite 5.5 のエラーの解決

InDesign でエクスポートした EPUB で発生する XHTML エラーの原因となる Adobe Creative Suite 5.5 のバグが解決されました。InDesign CS5.5 でこの問題が発生する合は、7.5.2 のアップデート版を適用してから、EPUB ファイルを再生成してください。アップデート版は http://www.adobe.com/downloads/ から入手できます。

iBooks アセットガイド 4.8 の変更点

リフロー型ブック:テキストの行揃え

行の高さを指定する場合は、テキストブロック間の余白を、指定した行の高さの倍数にする必要があります。これは、ブックの中心線の反対側のテキストと行が揃うようにするためです。詳細については、テキストの行揃えを参照してください。

リフロー型ブック:表

リフロー型ブックに大きな表が含まれている場合は、ページの幅に収まるように iBooks によってサイズが調整されます。読者が表をダブルタップすると、新しい Web ビューで表が開き、ブックの上に重なって表示されます。読者は このWeb ビューで表の拡大/縮小を行うことができます。

リフロー型ブック:スパイン項目

<spine> に PDF への参照を指定する場合は、linear 属性を no に設定する必要があります。 linear 属性を yes に設定すると、デリバリが失敗します。

CSS スタイル

XHTML ドキュメントで <style> タグを使用して CSS スタイルをインラインに定義する場合は、注意するべき変更点があります。iOS 5 では、XHTML ドキュメント内の HTML コメントは、CSS のインラインに表示される場合でも、常にコメントとして処理されます。この動作は XHTML 標準に準拠したものです。これまでは、スタイルタグ内の HTML コメントは無視されていたため、HTML コメント内にスタイルを適用していましたが、iOS 5 以降では、<!--> 内にネストされた <style> は無視されます。必要に応じてブックをチェックし、訂正してください。

イメージの alt 属性の説明の明確化

アクセシビリティのために、イメージに alt 属性を含める必要があります。alt 属性の使用に関する推奨事項については、ブック内部のイメージの要件を参照してください。

固定レイアウト型ブック:推奨事項

固定レイアウト型ブックの制作時に、ブックを削除したり、アップデートしたバージョンに差し替えた後であっても、iBooks にブックの外観が記憶されていることがあります。これはキャッシュ機能によるものです。ブックの編集中に多数の変更を加える場合は、ブック校正ツールを使用することをお勧めします(メモ:2014 年 10 月現在、ブック校正ツールは OS X Yosemite の iBooks に搭載されています)。OPF のメタデータに編集日を含める方法もあります。この日付を変更すると、iBooks のキャッシュ機能が回避されます。

固定レイアウト型ブックの .opf ファイルの <guide> ブロックには、type="text"<reference> を含める必要があります。

朗読ブック

朗読ブックに、ナレーションに加え、オーディオファイルやビデオファイルが含まれている場合は、<audio> または <video> 要素に pause-readaloud 属性(iBooks JSを使用している場合は data-pause-readaloud)を含めることができます。名前空間は http://apple.com/ibooks/html-extensions に設定し、pause-readaloud"true" に設定する必要があります。この属性を使用するには、iBooks 1.5 が必要です。詳細については、朗読コントロールの埋め込みを参照してください。

JavaScript インタラクティビティを含むブック

デリバリ要件とインタラクティブなコンテンツを含むブックの推奨事項に関する新しいセクションを追加しました。

Adobe Creative Suite 5.5 のエラー

Adobe Creative Suite 5.5 には、InDesign でエクスポートした EPUB で発生する XHTML エラーの原因となる可能性のあるバグがあります。詳細については、ブックの検証を参照してください。

iBooks アセットガイド 4.7.4 の変更点

朗読コンテンツ

固定レイアウト型ブックに、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)の EPUB 固有のサブセットであるメディアオーバーレイを使用して、朗読コンテンツを追加することができます。これらの SMIL ファイルによってオーディオがテキストと同期されるため、朗読されている語句を目で追うことができます。ブックによっては、朗読中の語句をハイライトさせることもできます。詳細については、概要を参照してください。

iBooks アセットガイド 4.7.3 の変更点

訂正

iBooks アセットガイドの前バージョンに、iBooks 1.3 の機能に関する誤った記載がありました。

iBooks アセットガイド 4.7.2 の変更点

マルチメディアのデリバリ要件

マルチメディア EPUB に埋め込むビデオには、H.264 ビデオコーデックを使用し、ファイルの末尾に MP4 または M4V 拡張子を付ける必要があります。マルチメディア EPUB に埋め込むオーディオには、AAC オーディオコーデックを使用し、ファイルの末尾に MP4 または M4A 拡張子を付ける必要があります。

iBooks アセットガイド 4.7 の変更点

<spine> 要素

<spine> には、属性が linear="yes"(デフォルトの設定)の項目を最低 1 つ含める必要があります。linear 属性の値のない spine 項目は、デフォルトで linear="yes" に設定されます。linear="no" 属性が設定された spine 項目は、別のウィンドウで開きます。詳細と例へのリンクについては、非線形コンテンツを参照してください。

サンプル

「iTunes Producer 経由でデリバリする場合、カスタムサンプルの作成はそのときにオプションになりません。」の文章を削除しました。iTunes Producer を使用してサンプルをデリバリできるようになりました。

アセット

HD ビデオソースは、709 カラースペースとしてタグ付けする必要があります。

iBooks アセットガイド 4.6 の変更点

イメージ:説明の明確化

「イメージ」セクションから、「200 万ピクセルを上限として、少なくとも 1476 x 1970 ピクセル(iPad 上の iBooks で単一ページのサイズの 2 倍)のフルブリード画像が推奨されます。」という文章を削除しました。これは、1476 x 1970 ピクセルにすると、イメージのサイズが 200 万ピクセルを超えてしまうためです。

イメージにテキストを埋め込むと、多くのカスタマーから苦情が出るような問題が発生します。たとえば、辞書機能が使えない、テキストを検索できない、障がいのある方がブックにアクセスできなくなるなどです。そのため、テキストが埋め込まれたイメージを使用するブックは、iBooks での販売が却下されます。

iBooks アセットガイド 4.5.1 の変更点

絵本のサポート

カスタマーが固定レイアウト型ブック(絵本)を開いたときの表示方法をサポートするため、新しい機能が追加されました。固定レイアウト型ブックには、EPUB が固定レイアウト型("fixed-layout"=true)であることを示す表示オプションを設定する必要があります。設定方法については、テキスト方向を参照してください。固定レイアウト型ブックには、この他にも、EPUB を 2 ページの見開きで開く表示オプションと、縦向きまたは縦向きに開く表示オプションを指定します。

表示オプションは、プラットフォーム(iPad、iPhone、または iPod touch)ごとに指定できます。

埋め込みフォントのサポート

EPUB で、すでにサポートされているシステムフォントに加え、埋め込みフォントを使用できるようになりました。埋め込みフォントを使用する場合は、EPUB にフォントが含まれていることを指定する必要があります。そうしないと、埋め込みフォントが認識されず、ユーザが指定するフォントが代わりに使用されます。

ナビゲーションのサポート

OPF の .opf ファイルでは、コンテンツの線形の読み順を示すために <spine> を使用します。ブックの読者が「次のページ」ナビゲーションを使用すると、ページは spine の順番に従って表示されます。spine 項目がブックのメインコンテンツの補足的な内容で(たとえば、教科書内の解答など)、メインコンテンツの読み順から外したい場合は、オプションの linear 属性に no を設定します。

改ページのサポート

標準のリフロー型 EPUB では、CSS プロパティの page-break-beforepage-break-after を使用して、要素の前後に改ページを追加することができます。詳細については、表現およびスタイル設定を参照してください。

iBooks アセットガイド 4.5 の変更点

ブックの単体アセット仕様の初リリース(現行のスキーマバージョンに合わせるために、バージョン番号 4.5 を使用しました)。本ガイドは、ブックのビデオソースおよびオーディオソースのフォーマットについてのみ説明しています。ミュージック、映画、テレビ番組に関するフォーマットについての説明はありません。iBooks 向けブックコンテンツの準備に関する推奨事項を説明する章を追加しました。