音量を変更する

「iMovie」でクリップの音量を調整すると、操作に合わせてオーディオ波形の形と色が変化します。波形のピーク部分が歪みを示す黄色やクリッピング(極度な歪み)を示す赤色にならないように注意してください。オーディオ波形に赤色または黄色が表示される場合は、波形全体が緑色になるまで音量を下げます。波形の一部だけが赤色または黄色で残りは緑色の場合、波形の該当部分の音量を調整できます。

音量コントロール、および歪みとクリッピングを示す黄色と赤のピークが表示されたオーディオ波形

タイムラインに波形が表示されていない場合は、タイムラインの右上隅にある「サムネールのアピアランス」ボタン をクリックし、「波形を表示」チェックボックスを選択します。

タイムラインのクリップの音量を変更する

  1. タイムラインで、オーディオクリップまたはオーディオが含まれているビデオクリップを選択します。

  2. 音量コントロール(オーディオ波形を横切る線)を上下にドラッグします。

    ドラッグ中は、レベルがパーセント値で表示され、操作に合わせて波形の形が変わります。

クリップの一部の音量を変更する

クリップ内の範囲を選択して、その部分だけ音量を変更することができます。オーディオ波形を横切る黒い線は、オーディオクリップの音量を示します。

  1. タイムラインで範囲を選択するには、クリップの下半分にポインタを置き、ポインタが範囲選択ポインタ に変わったら、ドラッグしてクリップの一部を囲みます。

  2. 選択した範囲内で、音量コントロール(オーディオ波形を横切る線)を上下にドラッグします。

    選択した範囲の波形で音量コントロールをドラッグしているところ

    選択範囲内の音量のみが変更され、選択範囲の各端に自動的にフェードが追加されます。

消音する

  1. タイムラインで、1 つ以上のオーディオクリップまたはオーディオが含まれているビデオクリップを選択します。

  2. 「音量」ボタンをクリックして音量コントロールを表示します。

    調整バーの「音量」ボタン
  3. 「ミュート」ボタン をクリックします。

    消音解除するには、再度「ミュート」ボタンをクリックします。

キーフレームを使って時間の経過に合わせてオーディオを調整する

キーフレームを使用して、クリップの一部の音量を下げ、時間の経過に合わせて音量を上げることができます。キーフレームは、クリップ内の特定のポイントに追加して、各ポイントの音量を変更できるマーカーです。オーディオ波形を横切る黒い線は、オーディオクリップの相対音量を示します。

  1. タイムラインで、時間の経過に合わせて調整したいオーディオが含まれているクリップを選択します。

  2. クリップのその部分の波形で、キーフレームを追加したいポイントの音量コントロール(横線)にポインタを動かします。

  3. キーフレームを追加するには、Option キーを押したまま音量コントロールをクリックします。

    Option キーを押しているときにポインタが音量コントロールの近くにあると、ポインタがキーフレーム追加ポインタに変わります。クリックして、キーフレームをいくつでも追加できます。

    タイムライン内のクリップのオーディオ部分に表示されたオーディオキーフレーム

    参考: 音量調整は 2 つのキーフレームので行われるため、時間の経過に合わせてオーディオを調整するには、2 つ以上のキーフレームを追加する必要があります。

  4. 2 つ以上のキーフレームを追加した後、以下のいずれかまたは両方の操作を行います:

    • キーフレーム位置のクリップ音量を設定する:キーフレームを上または下にドラッグします。

    • 2 つのキーフレーム間のクリップ音量を設定する:キーフレーム間の音量コントロールを上または下にドラッグします。

キーフレームを削除するには、タイムラインで、Control キーを押したままクリップ内のキーフレームをクリックし、ショートカットメニューから「キーフレームを削除」を選択します。

タイムラインでオーディオキーフレームを削除しているところ