「Final Cut Pro」と「Motion」の「共有」メニューには、よく使用される設定済みの多数のトランスコードオプションがあります。必要なトランスコードオプションが設定済みの共有項目にない場合、またはいずれかのオプションをカスタマイズする必要がある場合は、「Compressor へ送信」オプションを使用して「Compressor」でプロジェクトを開き、そこで必要に応じて設定できます。
重要: これらのオプションを利用するには、「Compressor 4」を「Final Cut Pro X」、「Motion 5」と同じコンピュータにインストールする必要があります。
「Final Cut Pro」または「Motion」のプロジェクトを、あらかじめ指定した設定で、または適用する設定なしで「Compressor」に送信することができます。いずれの場合も、プロジェクトはバッチに組み込まれ、そこで他のバッチと同じように設定を行えます。
「Final Cut Pro」または「Motion」で、トランスコードするプロジェクトを開いて選択します。
「Final Cut Pro」または「Motion」の「共有」メニューで、出力オプションを選択し、設定します。
使用できるオプションとその設定については、「Final Cut Pro」のヘルプまたは「Motion」のヘルプを参照してください。
以下のいずれかの操作を行います:
「共有」メニューで「Compressor へ送信」オプションを選択した場合は、「Compressor」が開き、設定未適用の新規バッチ内のジョブとしてプロジェクトが表示されます。
その他のオプションを選択した場合は、「詳細」をクリックし、「Compressor へ送信」を選択します。「Compressor」が開き、選択した「共有」メニューオプションの設定が適用された新規バッチ内のジョブとしてプロジェクトが表示されます。
必要に応じて、ジョブに設定や書き出し先を割り当てます。
詳細については、以下のセクションを参照してください。
「バッチ」ウインドウの「実行」ボタンをクリックします。
「Compressor」で Final Cut Pro プロジェクトのトランスコードが開始されます。
メモ: 「Compressor」で「Final Cut Pro」または「Motion」のプロジェクトが開かれたら、「Final Cut Pro」または「Motion」でそのプロジェクトまたはほかのプロジェクトの作業を続けることができます。
ほかの種類のバッチと同様に、「履歴」ウインドウを使って「Final Cut Pro」または「Motion」のプロジェクトを再実行することができます。「Compressor」は最初に実行したときの状態でプロジェクトを再実行します。最初の実行時以降のプロジェクトの変更内容は無視されます。
この方法の詳細については、バッチを再実行するを参照してください。
「Final Cut Pro」や「Motion」のメディアが分散処理される方法に影響する一般的な状況は以下の 2 つです:
Final Cut Pro プロジェクトで使用するすべてのイベントが、ファイル共有を設定したマウント可能なディスクに格納されていることを確認します。「Final Cut Pro」や「Motion」のメディアの非デフォルトディスクへの格納について詳しくは、「 Final Cut Pro ヘルプ 」と「 Motion ヘルプ」を参照してください。
Apple Qmaster クラスタの各コンピュータに、Final Cut Pro イベント、その他のメディアファイルが格納されたハードディスクをマウントします。
「Compressor」の環境設定で、「クラスタオプション」ポップアップメニューから「ソースをクラスタにコピーしない」を選択します。
Apple Qmaster クラスタを直接使用するか、「Compressor へ送信」で使用可能なクラスタを選択する「Final Cut Pro」や「Motion」のプロジェクトでは、ソースファイルをクラスタのコンピュータにコピーする時間が必要なくなるので、トランスコード処理の効率が高まります。