QuickTime 出力ファイルを作成する

QuickTime は、多くのコーデックを内蔵したオープンスタンダードで、マルチメディアおよびストリーミングの両方に対応したメディア・アーキテクチャです。オーサリングと配信の両方に幅広く使用されています。たとえば、多くのビデオ編集および合成用アプリケーションで QuickTime が基本フォーマットとして使用されています。QuickTime には、ストリーミングビデオから DVD まで、あらゆるメディアに対応したビデオコーデックとオーディオコーデックが幅広く含まれています。QuickTime アーキテクチャでは、AVI ファイルや 3G ストリームなど、QuickTime ムービー以外のファイルフォーマットも処理できます。こうした各種フォーマットの作成方法の詳細については、QuickTime 書き出しコンポーネントファイルを作成するを参照してください。

Web 用の QuickTime メディアファイル

QuickTime を使えば、メディアファイルを Web 上で再生することができます。そのためには、ユーザが使っていると思われる帯域幅に合わせて、メディアファイル圧縮のデータレートを設定します。この処理を実行するには、出力メディアファイルを QuickTime ファストスタートムービー(所定の量をバッファした後は再生しながらダウンロードするタイプ)または QuickTime ストリーミングムービーに設定してください。

「Compressor」では、
QuickTime ムービーの「エンコーダ」パネルの「ストリーミング」ポップアップメニューで、さまざまなストリーミングオプションを選択することができます。Web での QuickTime メディアファイルのストリーミングの詳細については、「ストリーミング」ポップアップメニュー項目を参照してください。