MPEG-1 トランスコードのワークフロー

ここでは、「Compressor」を使って MPEG-1 出力ファイルを作成するための準備として MPEG-1 属性の設定方法を段階的に説明します。MPEG-1 を設定するには、MPEG1 の「エンコーダ」パネルで既存の設定を変更するか、プリセットテーブルで新しい設定を作成します。MPEG-1 出力ファイルフォーマットの共通設定について、以下に説明します。

Web 用にエンコードする

MPEG-1 システムストリームを Web 用にエンコードする場合は以下の設定を使用します。

「ビデオ」タブ:

  • フレームレート: 自動
  • 用途: Web
  • ビットレート: 満足な画質が得られる値を設定します。

「オーディオ」タブ:

  • サンプルレート: 44.1kHz
  • チャンネル: ソースが 2 チャンネルの場合はステレオ、1 チャンネルの場合はモノラル。
  • ビットレート: 許容可能なオーディオ品質の範囲内で、できるだけ低い値にビットレートを設定します。ステレオ・オーディオをエンコードするときは、もっと高いビットレートを使用してください。

DVD 用にエンコードする

MPEG-1 エレメンタリーストリームを DVD オーサリング用にエンコードする場合は、以下の設定を使用して 2 つの設定を設定します。

ビデオエレメンタリーストリーム設定(「ビデオ」タブ):

  • フレームレート: 29.97(NTSC)、25(PAL)
  • 用途: DVD
  • ビットレート: 1.15 Mbps

ビデオエレメンタリーストリーム設定(「オーディオ」タブ):

  • 「有効」チェックボックス: 未選択

オーディオエレメンタリーストリーム設定(「ビデオ」タブ):

  • 「有効」チェックボックス: 未選択

オーディオエレメンタリーストリーム設定(「オーディオ」タブ):

  • サンプルレート: 48 kHz
  • チャンネル: ソースが 2 チャンネルの場合はステレオ、1 チャンネルの場合はモノラル。
  • ビットレート: 192 kbps または 224 kbps