MPEG-1 の「ビデオ」タブについて

「ビデオ」タブでは、ビデオフォーマットに関する設定を行います。

Figure. Video tab of the MPEG-1 Encoder pane of the Inspector window.
  • 「有効」チェックボックス: MPEG-1 出力フォーマットに「ビデオ」タブの設定が含まれるようにするには、このチェックボックスを選択します。
  • 自動ボタン: 自動ボタンをクリックすると、ソースのフレームレートに最も近い、正しいフレームレートがエンコーダにより選択されます。

    メモ: ソースのフレームレートが標準的な値でない場合、「自動」を選択すると、出力フレームレートが想定したビデオフレームレートと一致しなくなることがあります。たとえば、ソースフレームレートが 15 fps で「用途」が「DVD」に設定されている場合、25(PAL)が自動選択されます。NTSC DVD 用に出力する場合は、フレームレートに 29.97 を選択する必要があります。

  • 「用途」ボタン: 出力ファイルの想定用途を選択します。
    • Web: 「フレームレート」の選択内容に関係なく、解像度を強制的に 320×240 にします。
    • DVD: 「フレームレート」の選択内容により解像度が設定されます。フレームレートが 29.97 の場合は、解像度は 352×240 です。フレームレートが 25 の場合は、解像度は 352×288 です。
  • ビットレート: このスライダを使って、出力ビデオに使用するビットレートを選択するか、テキストフィールドに数値を直接入力します。使用できる範囲は 0.5 Mbps ~ 2.0 Mbps ですが、実際に使用すべき設定値は、出力の用途により決まります。ビットレートが高いと画質は向上しますが、出力ファイルのサイズは大きくなります。
    • Web プロジェクトの場合: ファイルサイズや予想ダウンロード所要時間とのバランスを考慮して最適なビットレートを選んでください。
    • VCD プロジェクトの場合: ビデオのビットレートを 1.15 Mbps とし、システムストリーム(ビデオとオーディオが同一のファイルに多重化処理されたもの)のビットレートを 1.3944 Mbps より低くすることをお勧めします。
    • DVD プロジェクトの場合: ビデオのビットレートは通常 1.15 Mbps、上限 1.856 Mbps です。